草刈りして日が暮れて、明日の用意であんこを丸めとかなきゃ、と思った定休日。
庭のシャラの木の下に、細身できれいなアゲハがいた。どうやら羽化したばかりのよう。飛び方も頼りない。
ここで育ったんだね。だって君らが三つ葉を食い尽くしているもん。
正木高志さんの新しい歌。
大好きでCDで聞いては口ずさむ。
その歌を思いだす。
♪ 静かなみどりの朝
小さな花の影に
生まれたばかりの蝶々
羽をふるわせている
悲しみの夢からさめて
よみがえる森のいのち
やわらかな風にゆれて
見あげてるempty sky
ー悲しみの夢からさめて、よみがえる森のいのちー
あたらしいもの、新しい生き方、あたらしいほんとうに大切にしあえるくらし。
森の、木々の、せせらぎの、静かなしっとりとした空気。
そこに帰りたい。
六ヶ所村の「明日の森」の木々の間から見あげた空。
人の欲で蹂躙された自然でありながら、なんて明るい空だったろう。
森の生命力のように、わたしも。
生まれたての羽をふるわせられるように
今をあきらめずに生きよう。
写真の成虫はアゲハ(ナミアゲハ)ですね。下のミツバを食べている幼虫はキアゲハです。
アゲハはミカン科のカラタチやサンショウを食べます。
このあたりにはどちらも普通にいます。
生まれたてのチョウ、本当にキレイですね。
キアゲハでなく、翅の模様に赤い点があるのとないのと見かけますが、どうちがうのでしょうか。もしかしたらキアゲハの黄色が薄く見えただけなのかもしれませんが。
それからうちの駐車場に大量繁茂しているスミレサイシンに、蝶の幼虫らしい黒地に赤い点々があるものが二匹いましたが、ツマグロヒョウモンという事は考えられますでしょうか。
昨日、今年初めてツマグロヒョウモンの雄を見ました。やはりきれいですねえ。