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カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

紀ノ川~高見川の道筋

2007-12-04 11:08:00 | その他・・かな
 ついに紀伊半島縦断に向けて半分が終わった。まああと分水嶺の高見山まで6kmほどあるがこれより上は水もないし漕ぐのも困難。そもそもこの紀ノ川(奈良吉野川)を漕ぎ出したのは平成5年4月7日、もう14年も前だ。まあここで今までのコースを思い出してみた。

 まず河口から。漕げるのは六十谷から。JRの駅から1kmほど、大きな堰堤がありここから下は問題ない。ファルトでもOK、漕いで上がるのも簡単。六十谷から打田は先日UPした通り。その上の粉河~打田はH13/3/13、ここはJRカヌースクールさんがスクールやってるところ。空が広くて好きなコース。 
 この上の橋本~粉河は全体的に浅い。ファルトでもいけるけど大きな堰堤がふたつ。九度山の堰堤はまだしも、粉河の上のはかなり担がなければならない。

 二見から橋本も前半は2級ぐらいの瀬が続く。ちょっと水がふえるとホールもできスポットもできる。ただ上がるところがなく、橋本までくだると最後は延々トロ場。
 栄山寺から二見はところどころ狭い瀬、本陣の下と二見の手前に小さな堰堤、ファルトには向かない。その上梁瀬橋(ボーリング場前)から栄山寺はいわゆるリバーカヤックの定番コース。私もはじめはここばかりいってた。
 梁瀬橋と下市口に間は一つ堰堤、その上の大和上市まではとにかく浅い。ここもワイルドで一気におりたっけ!
 上市の上の宮滝からは意外と面白いし景色もきれい。リバーカヤック向きでファルトはちょっと・・でも水がないとペタペタ。その上の奈良吉野川と高見川の合流の下に堰堤がひとつ、ブロックが一箇所。そこから吉野川はまだつながってないのだが、大迫ダムの下の柏木から北塩谷までは浅くてきれいとしか覚えてない。もう12年前で大滝ダムなんてなかった。
 高見川は上にダムもないのですぐ水がなくなる。しかしとってもきれい。最後は10/31いったばかりのクリークコース。
 ここまで河口からざっと130km、よくきたもんだなあ。さああとは櫛田川を60km弱漕いだら伊勢湾だ!・・・あっと、高見山も歩かないと。

※紀伊半島横断は私のミッションの中でもかなり苦労した方です。あの長い内陸部をいろんな艇を使いながらは本当に大変でした。この時点ではまだ半分、いい思い出です。

パドル修理話

2007-11-19 18:49:00 | その他・・かな

(シャフトから抜いたブレード部分)
 海用のパドルでベンディングブランチというメーカーのデイブリーズというパドルがある。結構気にいって使っていたのだがH16/4/15に友が島にいった時にシャフトの2分割の接合部にひびが入ってしまった。まあある意味これは仕方がない。私もそんなに丁寧というわけでもないし、スクールなどやって使ってると、上陸時で沈した人たすける時など海岸に放り投げたりしている。
 まあその時は予備パドル(海ではパドルがなくなると帰れないので予備は持っていきましょう!)で帰って、改めて接合部を固めて1ピースに造り替えてしまった。しかし再び割れてきてしばらくほってたのだが、今度はシャフトを変えて作り直すことにした!

(新しいシャフトにブレードを差し込む)
 パドルを作り直すときにまずシャフトとブレードを別ける。これがすぐできるときと無茶苦茶大変な時がある。今回は一緒に手伝ってくれた真ののんびりしたツアーを愛するYさんが丸型のカッターやらなんやら貸してくれて楽勝ではずれる。ブレードが赤なのでシャフトも赤を使用。艇もPFDもジャケットも赤で赤い彗星ごっこできるなぁと1人自分の世界に浸る。
 今回、長さは230cm、45度、2液混合のエポキシボンドつけてくみ上げる。この瞬間が結構楽しい。

(出来上がり、いい感じだ)
 乾いて使ってみた感じも悪くなかったです。やはり2ピースより1ピースの方がブレもないので使いやすい。いまリバーのパドルを1本組むか検討中。まあそのうちおいおいと・・・

PS;そしてこのパドルはこのBlogにもよくでてくるのんびりパドラーさんが使っている。うまくできたらやはり売りたい。嗚呼、商売人の性が辛い。

サンダーバード作戦!

2007-11-03 16:26:00 | その他・・かな
 カヌーに行くときにまず考えるのが艇の運搬と回送。ある意味一番楽なのがファルト、いけるところまでいってあげれるのでとっても楽。湖や海ならスタートしたところに漕いでもどってこれるので比較的やりやすい。問題は川だ!流れているので下ってしまうとちょっと考えてしまう。まあワイルドウォーターの練習のとき、下流から漕いで上がって降りてくることをしたがこれは例外(最高7kmほど上がりました!もちろん流水で・・)
 まあ車2台で上と下に置くのが一番、次にまずスタート地点にいってカヌーを置く。そしてゴールまで移動して電車かタクシー、あるいはジェット船などで上がる。この時間違っても先にあがっとかないとビショビショで嫌がられるので要注意!
http://m.taxisite.com/(S(ourwlff1tlqyzb55ufevlueq))/Default.aspx  
このURLはモバイル用にタクシーの案内サイト、地域で選べるので結構重宝している。珍しく会員制でないのも嬉しい。

(さすが軽ワンボックス、余裕でつめます)

(これがあれば積むのラクラク)
 さてそこで登場するこの秘密兵器。元々私はバイク乗り、そこでバイク積むための渡し板は実はもっていた。積むのは普通のスクーター・リード90。おおっまるでサンダーバード2号だ!昔あこがれたなあウンウン。これで行動半径がグッと広がった。今回も山道二人乗りで上ったが小型二輪は流石にパワーがある。
 ちなみにこの渡し板、ラダーというそうなのだが買値は9000円ぐらい。(ただし20年前)今はこのタイプでなく、もう少し幅が広く梯子状になったもので15000円ぐらいらしい。もしご希望なら入れときますよ!

※このリード80も1ヵ月後の2007/12に盗難、出てはきましたが乗れる状態でないので廃車でした。

大阪水上制覇への道(2007年版)

2007-10-28 17:08:00 | その他・・かな

(青○がいったところ、赤がまだ・・)
 元々は淀川を下ろうと思っただけだった。それに海岸線が入って海と川で大阪をつなげようと思った。それが段々広がってついに昨年、大阪府内の全行政区を漕いで見たいという野望が芽生えた。人はなんともの好きな、あんなにきたないところをというけれど・・・大阪で生まれ大阪で育った私にとって故郷はやっぱり大阪だし、自分の生まれ育ったところを漕ぐのは他の場所と違って特別なものがある。やはり何があっても故郷は故郷、場所場所に思い入れが詰まっている。しかしまだ終わってはいない。が、ようやく目処がついてきた。まあ全行政区をいってもまだまだ行きたいところは多い。でも区はともかく、市町村だけでも今年中に行きたいものだ!

(大阪市住之江区・・・)
 まず大阪をいく場合の基本ルール。まあ言ってしまえばこれは遊びだ。遊びなので自分のルールがある。このルールを守るのが面白い。
 基本ルールは川と海、人工物(堰、水門)でいけないところは仕方がないので横を歩く。車は駄目、いける限りは行くし、川と海はすべて繋げる。池、湖は繋げなくてもOK。川は一応両側の行政区を含む。まあこれが基本線。実際川はすべてどこかで繋がっている。大和川のように浅くて川の中を2kmほど歩いたところもある。

(貝塚市☆☆☆)
 今まで行った川は淀川、大和川、神崎川、左門殿川、中島川、西島川、猪名川、六軒家川、正連寺川、大川、土佐堀川、堂島川、安治川、木津川、尻無川、寝屋川、第2寝屋川、平野川、大津川、玉川
行政区でいうと島本町、高槻市、茨木市、摂津市、吹田市、豊中市、枚方市、寝屋川市、守口市、大東市、門真市、東大阪市、柏原市、八尾市、藤井寺市、松原市、泉大津市、堺市北区、堺区、大阪市はすべての区、
海でいってるのは高石市、泉大津市、忠岡町、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、田尻町、泉南市、阪南市、岬町、堺市西区、大阪市西淀川区、此花区、港区、住之江区、
池/湖は能勢町、豊能町、箕面市、四条畷市、太子町、河内長野市、和泉市、熊取町、泉佐野市、泉南市、阪南市、堺市南区

(なんと大阪府泉南郡岬町の沖合いに停泊していた海王丸)
 やはりあと抑えておきたいのは池田市の猪名川、茨木市の安威川、交野市の天の川、南河内の石川でしょう!他にも豊能町、箕面市の余野川、高槻、茨木の芥川、それに第2寝屋川や玉串川に恩地川といっぱいある。まあ近場だしお金もかからない。いつまでいけるかわからないけどゆっくり行こう!

(おまけ:さあ新しいカヌーを買ったぞ!これでいろんなところに出かけよう!)

奈良・秋篠川におもう!

2007-10-07 13:27:00 | その他・・かな

 先日、櫛田川にいったときの事。家(大阪府寝屋川市)から国号170号線~163号線、阪奈道路ときて、国道24号線が混んでいるので手前で曲がった。そして薬師寺の横を通りながら地図を見ていたらすぐ横を秋篠川が通っている。まあ当然、西大寺の向こうの秋篠寺の辺から流れてきているのかなあとおもいながらふと先を追っていくと、1.2km先の奈良口の辺で曲がってその先で佐保川に合流している。
 なんと佐保川!2年前に近鉄橿原線のファミリー公園前駅でおりて、佐保川と大和川の合流点の手前500mの地点の佐保川からスタートして松原の明治橋までくだっている。

(奈良口と杏町の間、秋篠川の上を通りながら・・)
 こういうおもってなかった川との出逢いがたまらなく嬉しい。なんとあと7kmほど漕げば薬師寺や唐招提寺までこれるのかあ!
 それまでまったく気にしたことのなかった秋篠川が自分の中の行こうか川リストに入ってくる。まあ単純に漕いで楽しい・・というわけではないが、この水が川や海を通して自分の中で琵琶湖や明石、鳴戸などにも繋がっているという事に喜びを感じる。たまにやるのだが目をつぶってずっと漕いだルートを頭の中で追っていくときがある。本当に水路ってどこにでもいけるんだなあ。秋篠川かあ・・どなたか一緒にいかれませんか?