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カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

H21/10/21 深日港~サザンビーチ!

2009-10-25 15:11:00 | シーカヤックでカヌー
(赤が今回、青と黒が今年いったコース)
 前回の笠置でも少し触れたが、私の主宰しているカヌークラブののんびりパドラーずというのがある。まあ必ずしものんびりでないのが玉に瑕だが基本はファルトでもいけるコースで大阪近辺を漕ぐというもの。スタートは京都の笠置でゴールは和歌山の加太、ただ途中の港湾施設はいける時にいければ・・という感じです。まあせっかく漕ぐのだから達成感を持ちたくてこういうルートをとっている。

 このコースは笠置から木津川(八幡経由)淀川河口まで。そして毛馬から旧淀川(大川)で大和川までの川のコース。そして大和川の河口から和歌山の加太までの海のコースにわかれる。実はこの中で大和川の河口から貝塚の二色の浜まではまだ漕いでいない。まあこおは堺のコンビナートの横なのでまた機会があれば行こう。
 そして貝塚から和歌山までは1/27に二色の浜から関西空港連絡橋、9/27にマーブルビーチ発でサザンビーチから関西空港連絡橋、9/9に深日港から加太を漕いで最後に残った深日港からサザンビーチを行くことにした。
 10/18は天気は快晴、60代4名、50代1名、40代3名に30代1人という年齢層の高いパーティー。さあ一気につなげよう!

(出艇場所は砂浜ではないけど十分艇を出せる。車はすぐ前におけます)
 まず電車組と車組に別れて集合する。電車組は直接南海電車深日港駅、車組はサザンビーチ(というより泉南イオンの北側の道の駅もどき)に集って乗り合わせて深日へ。今回はどちらも駐車無料なのがありがたい。
 深日港では駅から300mほど大阪側へ戻った公園から出艇。つい先月ここで悲惨な目にあった記憶も新しい。こうやって前に漕いだところからつなげるのはいろんな思い出もありいいもんだ。

(みさき公園の観覧車とイルカショーのプール)
 まず深日を出て岬を回る。この岬の裏側こそ大阪府内で最南端の遊園地のみさき公園。イルカショーをやってるので私もおチビと2回ほどきたことがある。ただ乗り物券がフリーパスないので高くつくんだよなあ・・・
 懐かしいイルカショーのプールや観覧車を見ながら進んでいくと次は大阪府立青少年海洋センターと淡輪のヨットハーバー。大阪府といってもこの辺は本当に独特の雰囲気、狭いようでも広いね。

(泉南さとうみ公園のトキメキビーチ、海水浴のシーズンはこの浜は上艇不可)
 そしてヨットハーバーと接している泉南さとうみ公園、1月の里海まつりや6月の障害者カヌーですっかりお馴染みの場所。
 ここで上がって昼食タイム。トイレもあるし便利なところ。公園も幅2.5kmもあるのでカヌーの練習にもいい。ただ真夏の海水浴や潮干狩りのシーズンは艇を出せない浜もあるので注意。

(公園内の謎のトンネル、ちょうどカヤックで通れる)
 昼食後は公園内を漕いで散策。海の中の謎の円柱や橋に一文字、そしてトンネル。けっこうギミックが一杯なので漕いでいて面白い。
 ここはフィッシングカヌーもやってる潮騒クラブの人がよく浮いてるところでもある。ほんとにいいところです。

(阪南市の住宅街、実物はけっこう凄い)
 公園を抜けると穏やかな街並みが広がる。高いビルがないので威圧感がなくほっとする風景。特に鳥取ノ荘の上の舞の住宅街は箱庭のようでいい感じでした。私もここに半年ほど住んでいたことがあるんですね。懐かしいもんです。

(ゴールの泉南イオン北側のサザンビーチ)
 休憩を挟んで一路ゴールへ。泉南市との境界線の男里川を通ると泉南イオンがみえてくる。沖合いには関西空港が広がり飛行機が次々と離発着している。晴れているので視界もよく空港はおろか明石大橋までがみえる。
 そしてゴール、約15kmの行程でした。つい先日笠置から2回目のスタートをきったばかりなのでよけいに遠くまできたなあと実感。途中の行程が次々と思い出す。うんっいいもんだ。さあ来年またここまでこよう。ずっとつながった水の道を通って!

泉州シーカヤックツアー 後編

2009-09-29 19:15:00 | シーカヤックでカヌー

 ロール大会も終わりさあ出発。みんなまだまだ余裕があるのでちょっと沖にでて空港に近づいてみた。関空は国際空港なので近づくと海上保安庁の巡視艇がやってきて注意される。とはいうもののかなり離れているのである程度は近づける。
 こういう時は性格が出ますね。万が一巡視艇がきたらすぐ帰れるように後ろの方を漕ぐ良識派白エルK氏にユーコンK氏、一方そんな事は無視して突き進む強硬派のH女史やK2ファミリー。

(多分1kmの境界線の黒旗、良い子なので引き返します。奥に見えるのは関西空港)
 この辺までくると飛行機の離発着の音が凄い。面白いのは飛行機が飛び立っても直には音が聞こえてこず、ちょっとたってから聞こえてくること。光の方が速くて雷見てるときとおなじだから当たり前といえば当たり前なんだがこういう海の上だとなんだか新鮮です!

(ちょうど関空連絡橋の真ん中あたり、いっぱい浮いてると目立つなあ)
 空港に近づいていくと黒い旗が浮いている。そろそろ立ち入り禁止区域、まだ巡視艇はきてないので強硬派はもっと行きたがったがここはそろそろ引き返しましょう!もう3kmぐらいは沖にきています。
 そこから今度は関空連絡橋に向かいます。とにかく海の橋はでかいので川で見慣れている私らには距離感が狂いやすい。すぐ目の前に見えるのに結構遠いんです。

(この大きさは川の橋にはない。何度見ても圧巻だ)
 そしていざ橋の下へ。やはりでかい。明石大橋や鳴門大橋は危なくて下を潜ってはいけないけど関空連絡橋は結構ゆっくり通る事ができる。
 そのうち上を電車がくると凄い騒音。ほとんど姿は見えないけれど南海ラピートはカラーリングでわかる。さすがに目立ちますね。
 りんくうパパラがつぶれて一時は観覧車もなくなったのだがシークルというショッピングモールで再び復活。やはり関空の橋の袂はタワーと観覧車がみえなくっちゃ!

 あとは一路スタート地点のマーブルビーチを目指す。ちょうど雲の切れ間から日がさしていい感じでした。そしてゴール、ここからなら高速もすぐだしかえるのは楽だ。やはり海もいいなあ。お疲れ様!

泉州シーカヤックツアー!前編

2009-09-28 19:11:00 | シーカヤックでカヌー

(りんくう公園のマーブルビーチ・・バックは関西空港連絡橋)
 9/27は久々のシーカヤックツアー(でもないか!この前深日港いったな)。前は貝塚にずっといてたからこのあたりはかなり詳しい。このあたりで出艇で便利なのはなんといってもナントカビーチだ。北から二色の浜(貝塚)、マーブルビーチ(泉佐野/田尻町)、サザンビーチ(泉南)、ピチピチビーチ(阪南)、ときめきビーチ(淡輪)となっています。このうち駐車場が無料なのはサザンビーチ、そして海水浴のシーズンでも年中出艇できるのがマーブルビーチなんですね。(二色の浜はジェットの発着場の近くは出せるがかなり怖い)
その中で景色が一番良くて目の前が関西空港、そしてすぐ横が関空連絡橋なのがマーブルビーチ・・・というわけで今回はマーブルビーチから出艇だ!

 臨海線を北から走ってきてくるとりんくうプレミアムアウトレットがある。そこの端の信号がりんくう公園の入り口だ。公園に入ると駐車場の目の前が白い石をひきつめた海岸と海、ここは駐車場からすぐ前だ。
 実はこのマーブルビーチだけが海水浴場ではないので夏場もカヌーなど禁止にならない。他は全て海上にオイルフェンスをはって封鎖してますね。さらに砂浜がないのでファルトを組み立てるときに組みやすいのもファルターにはうれしい限り。

(田尻スカイブリッジ、この先に泉南マリンブリッジがある)
 いよいよ艇を組み立て出艇。今回はシーカヤック3艇にシーショア、エルズミア480、アルピナ430、アルピナ460、アルピナ400そして私はパフィンスウィフトの総勢15名・13艇。まずはサザンビーチ目指して出発!
 でて直にめにつくのが臨海線と漁港との高架のスカイブリッジとマリンブリッジだ。このスカイブリッジの下は割りと波が立つところ。でもこの日はベタ凪だ。

(ササンビーチ、前は泉南のイオンモール)
 出艇してまずは海岸線をのんびり進む。実はマーブルビーチからササンビーチまでは4kmほど。普通に漕いでいても1時間かからない。あまり早いので男里川までいこうかとおもったがやはり休憩場所はトイレがあるほうがありがたいのでサザンビーチへ。目の前一杯に泉南イオンモールが広がる。うーん、この服装のまま買い物行こうかなあ(笑) でもスカートははずさないとなあ・・・(結局行きませんでした!)

(新婚のM夫婦のツインロール・・全然パドルがあってないし)
 お昼を食べて海岸でボーとしていて何故かロール大会になった。まあはじめはファルトでツインロールができるかからスタート。新婚のMさんご夫婦もチャレンジ、別々ならできるけど前の奥さんが落ちて失敗・・・とおもいきや一人になってから上げてました。これこれ、奥さんおとしたら駄目ですよ! そのあとアルピナ2でコーミングカバーもスカートもなしでロールは成功。エルズミア480は私もなんとか成功。Mくんエルズミアでハンドロールは・・・やっぱり駄目でした。

 しかし浜からみてたらただのおぼれてる人ですね(笑)  後半に続く

日生・・三度目の正直 後編

2009-07-11 18:50:00 | シーカヤックでカヌー

 無事勘三郎洞窟を見て感動する私とラスカルさん、やはり我々ほど思いいれの強くないMOMOさんWOLFさんは浮かんでみている。ふと階段の真下をみるとそれほど深くはない。そこでこの感動を共有しようと私が会談のしたの海に入り、お二人の艇を持って待つことに・・・ お二人も階段をのぼって無事洞窟見学。やっぱりこういうポイントはみなくてはねえ。

(洞窟の中から外を見る。気分は秘密基地だ)
 全員見終わってまず二人が階段の下で艇に乗り込む。そして我々も岩をのぼり自分の艇に戻る。念願かなってよかった。昨年のBLOGにもいつかきっとと書いてある。本当に三度目の正直です。

(けなげに階段の下で待つ私と見上げた階段)
 その後はすぐ横の浜で昼食、昨年のフェリーにおいかけられた事や潮の流れが速かったことなど思い出はつきない。繋いでいくとこういう楽しい時があるんですね。
 後半はどのルートで帰るか相談の結果思い切って鹿久居島をグルッとまわろうということになった。まず頭島と鴻島の間を通って日生港の方へ出発だ。

(鴻島の別荘群、ここらに1軒買って・・・MOMOさんはその気だった)
 しかしまあ瀬戸内海を多島海とはよくいったものだ。島と島の間が水路になりまさに迷路のよう。実際地図にコンパス、GPSがあるから現在地がわかるがないととても怖くて漕げない。私は6年前始めてこの日生を漕いで地図やコンパスの重要性がわかった。
 今回も私以外の3人はなにもないのでどこにいてるかわからない。やはり海には必須ですよ!

(頭島と鹿久居島の橋、でも本土には繋がっていない。)
 実はWOLFさんは漕ぐのは得意だが方向感覚に自信がない。まあよく道に迷う人です(笑) こういう迷路状の水路はかなり不安そうでなんどもこちらをみている。一人なら帰れないと泣き言がはいる。ちょっと隠れてみようとしたらかなりあわてていた。残念・・・

(どこにも水路がない!いえいえ左の奥が抜けれるんです)
 頭島から鹿久居島、日生港と順調にくる。水路といっても地図がないと湾か水路かがよくわからない。こういうところは楽しいなあ。 この日生港の横には駅もあるし海岸線を電車も通ってるのでファルトなんかにもいいコースだ。 
 そうこうするうちにゴールが見えてくる。約21.5km MOMOさん瀬戸内海の旅は如何でしたか! 私は瀬戸内海は次は塩飽諸島へ。まあ秋ぐらいから再開かな。いい1日でした!

日生・・三度目の正直 前編

2009-07-10 18:20:00 | シーカヤックでカヌー

(島巡りを夢見る66歳の若手カヤッカー)
 夏休みまであと少し。その前にいろいろ行っておこうと海のツアーを企画。しかし今週は天気が悪く場所も二転三転・・・結果、シーカヤックの定番コース日生諸島にやってきた。今回はシーカヤックで島巡りをしながらキャンプツーリングを目指すMOMOさん、そして海が好きだが道に迷うWOLFさん、そして晴れの女神を自称する沈して泳ぐのが好きなラスカルさんだ。
 今回のコースはMOMOさんの希望にも会うし行きやすい所、幸い雨雲も朝のうちに抜けていい天気。さて兵庫県の県境、入電の浜に集っていざ出発。

(入電の前にある鹿久居島、岩場の向こうはどうなってるのだろう)
 まずは正面の鹿久居島を目指す。左手に赤穂市の工場群、右手に日生諸島とちょうど左右で景色が変わる。そして沖には家島諸島・・昨年の9月にこの入電からファルトで渡ったなあ。
 まあなんだかんだでスムーズに鹿久居島に到着。島の先端の岬を越える。灯台が見え新しい景色が広がる。沖合いに今度は小豆島、そして牛窓が!う-ん、海はいいなあ。(1週間あいただけですが・・・笑)

(まさにプライベートビーチ、鶴島の1mほどの浜辺)
 鹿久居島はかなり大きな島で幅7kmほどある。今回は島伝いでなく次の鶴島を目指す。鶴島はかくれキリシタンの迫害があった島。今回は上陸はしないでそのまま次の大多府島へ。こうやって島から島へと渡っていく。これぞ瀬戸内海の醍醐味。もう見えてるだけで十数個の島々がある。まだ全部はいってない。なにより小豆島がまだだ。行ってみたいなあ!

(大多府島の階段、波が穏やかだ!)
 さて鶴島の次の大多府島には特別の思い入れがある。あの島は島の南側に海に面して階段がありその奥に洞窟がある。普通に北側から歩いて丘を越えたらいけるのだがなんとか海からあがってみたい。しかし今までに2回いったが荒れていてしょっと上陸できそうにない。

(泳いで階段の近くへ、この執念が実った!)
 昨年、実は牛窓からここまで漕いできたことがある。ラスカルさんはその時もきてるのだが彼女もこの階段のことは忘れてなかったのだ!凪いだ海をみてテンションがあがる二人、そして遂に岩の上にカヤックを引っ張り上げ階段の近くまで泳ぐ。

(感動の上陸シーン、浮かんで見るWOLFさん)
 上には勘三郎洞窟という洞窟が!いやあ嬉しいです。これぞ三度目の正直、いいもんですよ!