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カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

栖原・朝パド!

2008-04-21 10:33:00 | シーカヤックでカヌー
 4/20は栖原海岸でカヌー試乗会、せっかくだからその日の早朝日の出ツアーに行こうという事になった。とはいうものの天候は今一つ安定しない。まあ無理しないでいけたらいいねと・・・・
 前日は当然酒盛り、いつも夜が早い私は途中でうつらうつら、まあそれでも11時にはみんな就寝です。朝5:05、ムクッと起きた私は海岸までいってみる。(といってもドアあけてら海岸なんですが・・)快晴で波もない。これはいけそう、しかしみんな起きれるのか?とおもったら一人起き二人起きでみんなで行くことになった。さあ行こう!

 結局私を入れて4人で出発、どうせなら島まで行こうということで近くの毛無島を目指す。早朝の潮風が心地よい。もう漕いでるだけでいい気分だ。
 少し雲がかかっていてその上からサッと朝日が広がる。嗚呼、きてよかった!何度みても見飽きることのない風景。やはり海の上から見るのは格別だ。

 そうこうするいちに毛無島に到着。毛無島は小さな無人島でほとんど木も生えていない。その岩肌は荒々しく、浸食された岩が様々な形を造っている。
 せっかくだから島をぐるっと一周する。こんな小さな(1周100mぐらいかな)島なのに島の裏側はうねりが入って波が割れている。どれだけ島が波を遮ってくれていたか。
 毛無島に別れを告げ小さな入り江に上陸してCOFFEETIME、この一漕ぎしての朝の一杯のコーヒーがまた格別。

 さあ帰ろう。帰ったら朝食だ。今日は試乗会、でも朝漕げて良かったです。満足、満足。


久々の海、黒島洞窟くぐり!

2008-04-06 11:20:00 | シーカヤックでカヌー
 海に行きたい、海を漕ぎたい、もう2月から海にいってない、ああ海が呼んでいる、海が・・海が・・・・・・とのっけから禁断症状が! 2/15に友が島に行って以来もう1ヶ月半も海にでていない。これはいけない。もう我慢できない。という訳で海です。

(泉州のスーパーシニアシーカヤッカーMNコンビ、お二人で135歳!?)
 1月にうちで艇を買われたMさんから連絡、ようやく車にキャリアもついたので引き取りにこられるとの事。しかし私も海漕いでない禁断症状なので思わず返事、「それなら海でカヤックの引渡しがてら一緒に漕ぎましょう!場所は湯浅湾で洞窟めぐりを・・」 とこれが4/1の話、そして泉州のシニアカヤッカーのドンNさんに電話「ご一緒できないですか?」快く快諾され他にも3名の参加で合計6人で4/3に広川ビーチにやってきた!

(進水式の前の記念撮影、まっさらのミレニアムが光っている。まだカヌーを始めて1年たっていないMさんちょっと緊張気味!)
 3日は軽い冬型の気圧配置、気温は高くなりそうなので昼から北西の風が吹く様子。まあ風が吹いたら無理せず帰ろうという事でまずは黒島へ。

(Prijonモーションに乗るTさん、ほとんど徹夜で駆けつけてくれてあとで・・)
 広川ビーチから黒島までは約5km、MNコンビが先頭を切ってグイグイ進む。いままでファルトでシーカヤックについていくのがしんどかったMさんも艇が速くなり快調そのもの。まだこの時間は風もなく久々の海に気分爽快。ここんとこ川ばかりだたので水が冷たかったけど、暖流の黒潮の影響も受け南紀の海は暖かい。やっぱり海もいいなあ。陸から離れて漕ぐのも初めは怖かったが、慣れるだんだん怖くなくなってくる。大海原を越えて島に渡る、いいもんですよ!

(黒島の洞窟、同じ湯浅湾の苅藻島の3倍ぐらいはある。)
 そうこうするうちに洞窟に到着、やはりシーカヤックで洞窟探検は何度やってもワクワクする。自然が造ったこの景観はやはり写真では伝わりきらないなあ。
 ちょうど干潮時だったので洞窟の中のすぐ水面下の岩肌に真っ赤な陰部珊瑚、透き通った水がとってもきれいだ。中はかなり広いとはいうものの、やはりエンジン付のボートでは入れない。やはりこれはシーカヤッカーに許された至福の時間。まっ本当に一見の価値はありますね。

 さて黒島を出て次は鷹島を目指す。ここで上陸して昼食の予定。しかし島影から出た途端にかなりの風が斜め後ろから吹き付ける。ここは一気にがんばって漕ごう!このあたりから寝不足のTさんが遅れだす。Tさんがんばってくださいね。・・・まあ沈したら目が覚めるはず・・・
 途中まで渡ったところで前方に漁船が止まっている。湯浅港からきていたのだがなにをしてるんだろう? なんか妙に揺れているので注意して進んでいると舷側にロープ?? あっ網だ。船と船の間に網を張って引いている。これはいけない。もし網に引っかかったら洒落にならない。あわてて転針して島ではなく陸側を目指す・その頃からまた風も強くなってきたのでこのまま陸伝いにいくことにする。


(疲れ気味の我々を尻目に元気なお二人、恐れ入りました)
 途中で一旦上陸して昼食をとる。そしてそのまま次の島にはわたらず広川ビーチにゴール。結構疲れ気味の我々と対照的にとにかく元気なお二人。ツアー中も終始先頭を漕ぐその姿にどれだけ圧倒されたことか。
 まあMさんの進水式も無事終わり。洞窟めぐりはできなかったものの黒島には渡れたので満足満足。またいきましょうね!

友が島が呼んでいる!後編

2008-02-18 17:19:00 | シーカヤックでカヌー

 上陸して昼食を食べてる場所は南側、北西の風なので島に遮られて吹き込んでこない。そこは穏やかな水面の平和な世界。ちょっと暖かいものを飲みたいのでジェットボイルでお湯をわかしてカフェオレを入れる。このジェットボイルは本当に優れものだ。風にも強いしなにより早い。
 体力を使い果たしていたNさんも次第に回復してくる。休まずあのままいったらやばかったかもしれない。

砂浜にはわれわれと鹿の足跡だけ。この島にも鹿はいるんだなあ。虎さんが中の瀬戸でハマチらしき魚群を確認。カヤックのすぐ下を漕いでいった様子。まあここは有名な漁場だしなあ。
 昼食後元気になって出発。しばらくは風裏なので漕ぐのは楽だ。ここから景色は一番きれいなところ。波に現れた完璧がさまざまな模様をかもしだす。

(島の南側、この岩の間をすり抜けて漕ぐのがたまらない)
 淡路島が見える西側にまわると再び風がきつくなる。紀淡海峡(由良の瀬戸)は波で真っ白。まあ今日は仕方ない。また行ける時に行ってみよう。しかしこの日はタンカーやらコンテナ船やらやたらと多かった。船舶が多いとやはり危ない。
 淡路島をみながら北側に回ってくると鳥居が見える。神島だ。ここの入り江は水がきれいなので入ってちょっと休憩。。といっても上陸はしないのだが・・・

(わかりにくいが中の瀬戸、今度は南からの流れ)
 神島を越えると再び中の瀬戸、潮は南からで北風なので当たって波がたっている。流れの中は不思議な波形、なんともいえずきれいだ。
 虎さんが波が立っているところで遊んでいるのをみながら無難にわたる。このころにはNさんもかなり慣れてきて漕ぎ方がよくなってきている。前より早く漕いでかつ疲れが少ない。やはり暖かい声援が効いたのだろう。

(こちらも中の瀬戸、北の岩場)
 地の島の南側を通り友が島から加太へ渡ろう!ちょうど貨物が来たので行くのをまってから一気に渡る。中の瀬戸と同じで潮と風が逆なので一面三角波、予想以上に漕ぎにくい。Nさんと声を合わせて漕ぎ進む。
 無事対岸に渡って普通ならもうのんびり帰れるのだが、この日はここからが一番やばかった。浅い岩礁地帯に波が立って岸に近くはとても漕げない。前を行く虎さんが横波に持ち上げられ一気に10mほど横に持っていかれる。あわててラインをはずして外側を通る我々。ゴールまでの500mほどは追い波で三角波というひどい波形。正直もしスタートのNさんなら間違いなく沈してた。4人共流石にマジ漕ぎ。特にラダーのない虎さんは左右に振られ大変だ。なんとか無事ゴール!いやほんまに疲れました。
 あとでNさんが地元の人に聞いたらこの時期は荒れるので漁師さんもほとんど出ないとの事。そうかこの時期は空いてるんだなあ。(漕ぐのをやめるという選択肢もあるのだが)まっ終わりよければ全てよし。

(総行程19.87km、平均速度4.5km/hかあ。もうちょっと速く漕がねば!)
{ゴールして2時間後、強風波浪注意報が発令されてました。危ない危ない}

友が島が呼んでいる!前編

2008-02-17 18:31:00 | シーカヤックでカヌー

(穏やかな海が好き!我等のんびりパドラー三人組 大笑!)
 前から一度海に行こうといっていたNさん、なかなか機会がなかったが2/15が潮目がいいのでいこうということになった。実は初めて一緒にいったのはH5/5/20の木津川、もう15年も前の話。しかしあれからカヌーはほとんど乗っておらず確か今回で5回目ぐらい。さあどうなりますやら。

 どうせ行くなら自分も楽しみたい。そこで友が島に決定(2/15は潮目がよかったのです)。そう思っていたらなんと自称のんびりパドラーこと突撃パドラー犀ちゃんもその日にいく予定にしていた。まあどうせなら一緒にという事なり、更に最近海にはまってきた川の虎さんも一緒に行くことに。ちょっとメンツが危険な香りがする。無事に済めばいいのだが!

(写真でみると穏やかに見えるが実は白波いっぱい、沖に淡路島がクッキリ見える)
 悪い予感はあたるもので、初めは波高1.5mぐらいの予報だったのに2mから2.5mに変わっている。しかも車で向かう26号線のバイパスから波が白く見える。犀ちゃんと電話が通じると既にスタートの住吉崎についてるとの事。あたり一面真っ白でもう完全に引きモード。途中、電車で合流したNさんと一緒にとにかくスタート地点へ。
 まあ見事にうさぎさん(白波の事)がいっぱい。風が強く空気が澄んでいるので明石大橋もクッキリ見える。さすがに全員やめようかという話になった。そこでひとまず湾内の広川あたりに移動しようということになった。しかしどう行くかで地図を見たとたん私がめげる。実は私は遠くに移動するのが凄いめんどくさがり。もうここでええやんとみなを説得。あっさり納得して着替えだす犀ちゃんと虎さん、何も知らずに準備するNさんに一言、「心が折れたら終わりやからがんばろうな・・」本人わからずうなずいてたけど後で身をもって体験するはめに・・・・
(注;全員、友が島は何度か行ってます。よいこは真似しないでね!)

(いざスタート!)
 8:56出艇、出てまずは地の島に渡る。当然航路を横切るので貨物船などが通るので要注意!Nさん慣れてないからかなり緊張している。そしてその後ろから私の蛮声・・もとい暖かい声援が飛ぶ。曰く、手を止めるな、ブレード抜くときブレーキかけるな、リーンを勝手にかけるな云々、とはいうものの今まで彼が体験したことのない波にどうしても身体が硬い。そんな時電話、あっライオンさんだ。泉州では知る人ぞ知る海のデンジャラスおやじだ。「どう風出てる・・」ライオンさんはこの日仕事で参加できない。けっしてこちらを心配してではなく単にうらやましいだけ。しかしこちらも加太の瀬戸を渡っている最中で余裕がない。まあ電話にでなければよかったのだがつい反射的にとってしまった。すばやく状況をいって切る。これで彼は今日の仕事中漕ぎたくてたまらないはずだ。(笑)

(地の島の横を通過、血の島にならなくてヨカッタネ)
 地の島について一路中の瀬戸を目指す。相変わらず暖かい声援を受けてがんばるNさん。しかし早くもかなりの疲労。まあ身体がなれるとそうでもないが緊張してると疲労も早い。そうこうするうちに中の瀬戸に着く。ここが友が島で一番潮流が速い。小潮だが当然流れがある。午前中は北から南に流れている。

(右手が淡路島、頭の横が沖ノ島、左手が地の島だ)
 まあここはフェリーグライドしながら北側の風裏に渡り、エディーラインを安全にいくコースを取る。Nさん始めて見る海に中の流れに感動。しかし対岸へのダッシュで疲労困憊、最後はただパドルをたたきつけてるだけ。一方虎さんはサーフィンできないとボヤく、波が立つのは南から北の流れは昼からだ。Nさんがかなりバテたのでここで一端上陸、島の南側は風裏なのでとても穏やか。そしてそのまま昼食へ。・・・・後半へ続く。

(やっぱり他の船舶が多いときはフラッグですね!)

関西空港連絡橋FINALツアー

2008-01-28 18:04:00 | シーカヤックでカヌー

(出艇風景、23艇なので圧巻)
 いよいよ1/27はバイエルン二色の浜店の最終営業日。そこで最後はやはり二色の浜店らしい関西空港連絡橋までの往復ツアーだ。最後だということで、なんと総勢23名のツーリングとなった。上は70代からと年齢も幅広く、シーカヤック/ファルトの混走だ。

天気はまあまあ、特に波もない。いままでこの関西空港の連絡橋まで何度いっただろう。初めて行った時はその橋の大きさには圧倒された。それまで海を漕いだことは何度かあったが、海で橋の下を漕いだことはなかった。橋と言えば川、やはり淀川の橋でも大きいのは大きいが桁が違う。
 そもそもこの関西空港の連絡橋は相当遠くから見える。そこですぐ着きそうな気がするのだがなかなか近づかない。

(元気な笑顔は上川さん、でも身体が濡れてるのはなぜ?)
 そのうちに安定感のあるファルトが沈。なぜに?・・・と言ってないでまずレスキュー!でもファルトのタンデムは水はいると抜くのが大変だあ。
 そんなこんなしながらも無事マーブルビーチへ。前はここにあったパパラという遊園地がいつのまにかなくなってシークルというショッピングセンターになったいるし、泉佐野から津名のフェリーいつの間にかなくなっている。ここにも時代の移り変わりがあるんだなあ。

 マーブルビーチではツアーには参加できなかった地元のHさんが見に来てくれた。ありがとうありがとう。
 帰りはちょっと風がでてきたけどまあ向かい風だから漕ぐのがしんどいだけ。追い波だったらやばいけど・・・
 でも途中で何人かバテ気味だったのでコースを変更、伊達に何回も何回も行ってないのでどこがどうなってるかよくわかる。

 帰りも1回、レスキューやったけどまあ全員無事ゴール。本当に最後にいけてよかったです。参加していただいたみなさんありがとうございました。最後にキメて写真を撮ったつもりが曇っていていまひとつ。まあこれはこれでいいのかな!

 艇を洗うのはいつもの芝生の上。艇数が多いから大変だ!でも楽しかった。