goo blog サービス終了のお知らせ 

カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

2008/7/28 白崎海岸

2008-07-31 15:00:00 | シーカヤックでカヌー

 今回珍しく月曜日にどこか海でのツアーの希望、そこで急遽和歌山は由良町の白崎海岸に決定(オプションでツアーもやってるんですよ!)だ。
 月曜日はやはり道路は混雑、寝屋川から近畿道までが遠い。かなり時間かかったけど高速に乗ると順調、しかしそこに落とし穴が!流石に夏休みで下津のトンネルが渋滞している。まあ混んでるのはしかたがないがガソリンがEマークの上。しまった、へたしたらトンネルの中で立ち往生だ。あわててクーラー切ってトンネルの渋滞の中へ。もうかなり危なかったです。車内はゆうに40度を越え気持ち悪い。トンネルを抜け窓を開けたらいい気持ち。普通の外の気温って涼しいなあ・・・

(出艇場所はけっこう波がたっていた。)
 そんなこんなでバタバタしたけど無事白崎へ。今回はファルトが多いのでとにかく組み立て。この時間がちょっと暑いんですね。
 準備ができてスタートだがちょっと波が立っている。そこで海中にたって順番に押し出してスタート。でも自分ででるときはかなり艇の中に水がはいってしまった!

(白崎といえば立厳岩、この巨大な洞門を見るのが楽しみだ)
 漕ぎ出すとすぐ前が白崎海岸、天気は快晴なので白崎の石灰岩の岩肌がきれいだ。すぐ近くの立厳岩の洞門もくぐろうと近寄っていく。しかし残念ながらかなり波が高く危険、まあ岩に叩きつけられたら危ないし・・・
 そこで白崎の岬を越えて北側に行くことにした。岬の周りはかなりの波とうねり。さすがに返し波がきついのでちょっと岬から離れて進む。

 苦労して岬を越えるとそこはベタ凪ぎ、これが白崎の特徴ですね。ここは風の通り道なので岬の北と南はまったく波質が変わる。ほんとに岬越えるときは要注意!
 北側が静かなのでそのままツアーも北へ行くことに。ほとんどつながってるように見える十九島(ツルシマ)をかすめ目指すは黒島。折角来たので黒島の洞窟もくぐってみよう!

(洞窟を抜けてきたHさん、やっぱりいいもんです)
 黒島の洞窟もそこそこうねりが入ってきている。南側はなんともないが北側を出るときは気をつけないと岩にあたってしまう。でもいつきてもここは水がきれいだなあ。
 洞窟探検を終えてとにかく上陸だ。ちょっと時間がおそくなったのでお腹がすいた。
 十九島のすぐ前の戸津井の砂浜は穏やかな海岸。波もなく思わず浮かんで涼んでしまう。まわりも静かでゆったりとくつろいだ。いいもんだなあ。

(右奥に見えるのが黒島、左手前が十九島だ)
 お昼も終わって今度は白崎へ戻ろう。行きとコースを変えて十九島の南の水路を越えていく。ここからしばらくは平和なツアー、青い空と海がまぶしいなあ。
 しかしその平和も白崎の岬が近づくとともに終わりを告げる。再び我々を迎える大きなうねり。遠くの台風の影響かとても内海とは思えない長い波長のうねりで、前のカヤックがうねりで見えなくなって2秒ぐらいして上がってくる。それに岬の返し波で結構いい感じ。いや大変だ。みんな頑張れ~

 うねりに翻弄されながらも着実に前に進む一行、この時点でスタート地点ではなく、砂浜の大引海岸で上がろうと決める。
 岬の横の返し波が強いところを越えてちょっと波もましになる。とはいうものの横の人間が見え隠れするので油断は禁物。あせらずおちついて漕ぎつづけよう。

 波の中写真をとる余裕もなかったけど、日に映える白崎がきれいなので思わずパチリ。岩場の景色好きは変わらないです。
 そうこうするうちに漁港を越え大引海岸がみえてきた。砂浜なのに波とうねりで上陸しにくい。でもとにかく無事ゴール。ほんとお疲れ様でした。今日のツアーいけたら普通の海のツアーは大丈夫。今回シーカヤック4艇、ファルト5艇とファルトの方が多かったから大変だったでしょう!でもやっぱり海は楽しいなあ!

 終わって撤収してたら急に天気が悪くなり雨、この日は近畿も北部は大荒れだった様子です。なんとか天気もってよかったです。

淡路島その東岸を!

2008-05-29 15:09:00 | シーカヤックでカヌー

 5/28は初夏のチャレンジカヌー第一弾の伊勢~伊良湖の予定、しかし夕方まで天気がもつはずがどんどん悪天候が早くなる予報に変わっていき昼過ぎから風がでそうな状況。しかも風向きが南東とまともにうける。更にへんに気温が高く最近視界が悪い。日本海側では濃霧注意報がでている。流石に海峡横断は無理は禁物ということで27日の20時に中止となった。とはいうもののもう行く気満々だったのでどこか行きたい。海岸沿いで荒れてもすぐ上がれるところでどこかないかと考えて思いついたのが淡路島。いつかいこうと思ってもう4年ほど立っている。せっかくだから夜出て行こうということで急遽淡路に出発だ!

(28日の午前4時40分ぐらい、まだ半分ねぼけている)
 今回はいつもののんびりパドラーさんと二人、目的は淡路島東岸の洲本から江崎灯台、ここを行くと明石海峡と紀淡海峡がつながる。しかし距離が40kmあるので一気にいくにはファルトは辛い。ということで使用艇はK-2スポーツ、これを車に乗せ中に回送用のアドレスV100を乗せる。ちょっと艇が長くて積んだ車がお猿の籠やに見えるがまあいいってことで。高速を乗り継ぎ明石大橋を越えるとドキドキしてくる。あちこち探し回って江崎灯台の駐車場にスクーターを下ろす。「明日まで待っててね」と一声かけ洲本へ。陸送距離40km、ようやく洲本について大浜海岸の無料駐車場に車を止め車中泊「おやすみなさい・・・・」

(朝もやの中、かなり視界が悪い)
 朝4:40ぐらいになんとなく起きる。やはり軽バンに大人二人は狭い。でも足伸ばせただけましかな?
 ボーっとしながら朝食、やはりここはバナナだ!そして着替えていざ出発だ。駐車場の真横が狭い浜になっていて簡単に出艇できる。前に洲本まで来たときも同じペアだった。上陸したのは大浜より少し南なのでもちろんそこまでいってから上がることで一致、約2kmほどだ。
 漁船が漁をする中まず海岸沿いに南下、前回の上陸(H18/1/17)の場所まで来てUターン、そこから海岸沿いでなく一気に東浦を目指そうということになった。正直、淡路島は景色に変化が乏しく気持ち的に漕ぎ難い。しかし沖合い一気なら遠くに島に渡る感覚で気合が入る。

(赤潮の上で---- やはり温暖化の影響が凄く多い)
 漕ぎ出して目立つのがONOKOROパークの観覧車、しかし沖合い4kmぐらいなので他はよくわからない。意外とスピードがでず、6.5km/hから4.5km/hまでおちる。そんなにゆっくり漕いでる感じではなかったのでやはり風と潮の影響。大阪側より案外潮があるんだなあ。
 視界は悪く大阪側はおろか関空もまったく見えない。これはかなり残念。あと驚いたのが赤潮、洲本から岩屋あたりまで細い帯になって点在している。文字通り真っ赤な水面が不気味、こういうところにも地球温暖化の影響があるとおもうとかなりショックだ。

 単調な海岸線を20kmほど漕ぎ、ようやく世界平和大観音像前に到着。ここまで4時間、けっこうかかってしまった。ここで一旦上陸してちょっと休憩。ここからは明石海峡まで15kmほどか?もうちょっとだなあ。
 休憩後今度は比較的海岸線を漕ぐと高速道路がよくみえる。私もあの高速ができてからほとんどしたにおりなくなった。淡路島にとっては良かったのか悪かったのか・・
 知らない間にスピードも速くなっている。7km/hから9km/hに上がる。追い潮にはいったんだ。

明石海峡公園を越えると大橋がその全貌を現す。次第にうねりも大きくなってちょっとドキドキ、海峡に船舶が群れなし三角波がたっている。岩屋の海水浴場を越えるともう橋は目の前、そこにタコフェリーが入港してきた。海峡のエディーラインに入ってまつ我々とタコフェリー、その間を漁船が通りまさに海上交通の密集地帯だ。漁船も慣れてるのか軽く手を振ってわずか10数メートル先を抜けていく。我々も合間を縫ってダッシュ&ストップ・・・その時、一隻の漁船が急速に針路変更、こちらはびびったが向こうは平然としたもの。でも引き波けっこうたってるんですけど・・・

(行きかう2隻のタコフェリー、大きいタコと小さいタコ模様がある))
 下から見上げた大橋に感動しながら江崎灯台へ。無事ゴール、6時間半約36kmでした。(ショートカットしたので陸送距離より短かかった。)
 そして着替えて荷物をカヌーにいれて浜辺の端っこに裏返し、スクーターに二人乗りで洲本へ。ゴールの北側は風裏だったのでそんなことはなかったが東岸はかなりの強風、木は揺れてるし白波いっぱい。危ないところだった!まっこれで淡路東岸制覇だ。

西伊豆 浮島~堂ヶ島

2008-05-06 17:15:00 | シーカヤックでカヌー

(堂ヶ島めぐりの遊覧船、洞窟の中では会いたくない)
 さて浮島から一日目は北の田子、二日目は南の堂ヶ島の予定。堂ヶ島といったらなんといっても天窓洞、巨大な洞窟で真ん中に窓のように穴が開いて日が差し込む。しかしここは広いので遊覧船も入ってくる。当然カヌーで漕いでいて危険だ。

(天窓洞の中、奥の穴から日が差し込んでいる!)
 そこでまず遊覧船の時間を調べる。スタートは8:20、30分間隔で混んでくると15分間隔になる。ようは遊覧船の前にいければOK。そこで次に旅館に朝食の交渉、朝6時から無理か聞いてみたら無理とのこと。早くて7時だそうです。

(天窓洞の中、奥の穴から日が差し込んでいる!)
 そこでまず遊覧船の時間を調べる。スタートは8:20、30分間隔で混んでくると15分間隔になる。ようは遊覧船の前にいければOK。そこで次に旅館に朝食の交渉、朝6時から無理か聞いてみたら無理とのこと。早くて7時だそうです。

 堂ヶ島の手前の三四郎島は大きく潮が引くと陸から歩いていけるところ。
 ちょうど5日が朔の大潮(新月)で4日は既に引き出している。すばやく担いで浅瀬を渡り一気に天窓洞へ。
 なんともいえない不思議な岩肌に魅了されながら奥に差し込む光に導かれて進む。イヤーよかったです。無理して早く出た甲斐はありました。まだ時間があるのでゆっくり観覧。狭い水路にも入ったりしてキッチリ8:20には外へ。

ここまで一気に来たのでここでちょっと休憩。すっかりつながった三四郎島を見ながら浜辺で一息。でもまだまだツアーはこれからだ。
 ここまで一気に来たのでここでちょっと休憩。すっかりつながった三四郎島を見ながら浜辺で一息。でもまだまだツアーはこれからだ。
 休憩後堂ヶ島一帯をゆっくりと漕いで行く。なんでこんな地形になるんだろう。自然の造る壮大な景色に圧倒されながらあるときは洞門をくぐり、またある時は崖を眺める。この伊豆にしかないすばらしい景色を目にやきつけるべく・・・

 堂ヶ島をぐるっと回って三四郎島の沖を通過、かなり風がきつくなってきたけれどもう2日間漕いでるみんなは風にも負けず大丈夫だ。
 そこから再び岸伝いに戻って行きにはとばした洞窟を楽しみながらゆっくりと浮島へ。

こんな一見ただの岩の裂け目も・・・

実は奥から漕いで来れる水路になってます。まあよくこんなところファルトでいくのはNさんです。
 そして最後に浮島の近くの洞門で記念撮影、2日間お疲れ様でした!
少し早いけど昼前に艇も洗って解散、でも岡崎で渋滞に巻き込まれました。みなさん混まずに帰れました?

※静岡みやげを買うつもりが混んでたので結局はいったのは伊勢道の長島SA、というわけでおみやげは名古屋のういろうになってしまった。

西伊豆 浮島~田子

2008-05-05 19:03:00 | シーカヤックでカヌー

(さあ伊豆ツアーの扉が開く!)
 5/3は国民の祝日/憲法記念日、まあいわゆるGWだ。そこで普段いけない遠方のツアーということでどこにいこうかと考えた。昨年は四国の大歩危だったので今年は海の番、ということはシーカヤッカー垂涎のポイント静岡県は伊豆だ!・・・ということで西伊豆に決定。私も久々の伊豆、やはり関西からは遠い・・がやはりいけるならまた行きたいところです。

(スタート場所にもかかわらずすぐ前には小さな洞門が!)
 さて出発は2日、そこで富士川までいって車中泊なんだが天候が大荒れ。なんと伊豆には大雨洪水強風波浪注意報発令中、シーカヤックをつんだ車がギシギシ揺れる。いったい明日はどうなるのか?とはいうものの行くしかない!

 朝、大雨は収まったもののまだ風は強い。念のため西伊豆から海岸線を弓が浜まで流して偵察。やはり松ヶ崎以南は風が強くて危ないがそこから北は風裏になるのでいける!そこでいざ集合場所の浮島(ふとう)へ! 

 先に昼食を食べていざ田子港へ出発。天気は快晴、波静か。浮島の湾内の洞門や洞窟をくぐりまず田子港の沖のそのなも田子島。ここには灯台があり上って行ける。

(おお、マラウダーだ。シーカヤックとの混漕ご苦労様でした!)
 その田子島の手前、前方に富士山がみえてくる。やはり圧巻、なんてすばらしい!

(富士山わかります? 霊峰富士をバックに満足げなKNさん)

 田子島に上陸した我々は一路灯台を上る。やはり見晴らしがいい。

 田子島から田子港に入り再び浮島へ。その合間にも迫力のある岩肌や洞窟がいっぱい。水が透き通ってるので魚が泳いでるのもわかる。やはり伊豆です。ここは海からみないとねえ。

(親子で3人のりはMさんファミリー、狭い水路もなんのその)

 大きい穴や小さな穴やで飽きないなあ)

(頭の上が富士山です。けどこんな穏やかな風景が似合わないなあ)
 最後にみんなでもう一度沖まで漕いで富士山をみる。願うのはあーしたてんきになぁれ。さあ明日は堂ヶ島だ!

兵庫県立海洋体育館

2008-04-25 08:30:00 | シーカヤックでカヌー

阪神間の芦屋市に兵庫県立海洋体育館があるのをご存知だろうか?海に面した施設でカヌー、ヨットの体験ができる。またレーシングカヌーで練習する学生も多く知る人ぞ知る所だ。

 この海洋体育館で一緒に漕がしてもらう機会があった。 海洋体育館の前は芦屋浜は広がり、夙川の河口にあたる。ここを漕ぐのは今回で3回目、一度は須磨から必死の思いでたどりつき、またその次は淀川を目指して尼崎で断念した。
 この尼崎から西宮、芦屋、神戸は湾の内側にずっと水路がのびている。芦屋浜や甲子園浜から出艇もしやすいし、電車も近く案外面白い。欠点は夏はウェイクなどが多くて漕ぎにくい事、でも二色の浜のようなひどさはない。私のおすすめは東灘区の神戸商船大学、あのフロート付の飛行機はよかったなあ。でも間違っても水路から出て神戸港に入ってはいけない。周りは岸壁でまず上がれないし、船が多くて危険です!

 この日は天気も快晴、波は穏やかで気持ちいい。とりあえず阪神高速の下までいくことにする。すぐ目の前みたいだけどやはり1kmぐらいはある。そういえばこの前この阪神高速通った。これで次通るときは必ずこの日を思い出す。これが地元で漕ぐアーバンカヤックのいいところ。やはりよく知ってるところほど漕いだらいいもんです。

 そして阪神高速の下を通過、大きいなあ。橋は下から見るといろいろ考えてしまうなあ!まっここから沖にはいかず折り返し、せっかくきたから記念に芦屋ロール、って芦屋市でやっただけなんですが・・・春は案外水もきれいだし問題なし。和歌山行くより近いし、高速代もやすかった。(あたりまえか)やはり近場はいいですね。(笑)