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カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

H20/11/23 西伊豆1日目

2008-11-25 14:51:00 | シーカヤックでカヌー
 11月の23-24日は今年最後の3連休、この時期は絶好のカヤックシーズンということでやってきました静岡県は西伊豆。さあ楽しい2日間のはじまりだあ。
 西伊豆はかなり風が強い、予報ではこのあと西風で7mぐらいになるとのこと。やばいなあと思いながらも艇を組む。この日は私とリトルトーキョーがパフィンタンデム、うちの社長がパフィンスポーツだ。
 早速組み終わって二人で偵察、しかし・・・しかしこれはきつい。先日の広川に続いての強風、沖に出るなんてとんでもない。うーんリトルトーキョーは荒れ男だったのか!小歩危といい彼とタンデムはコンディションが悪くなるのか?(決して自分のせいとは思わないでおこう) 

(大阪から参加のH女史とリトルT、とてもツアーできない波だ。)
 参加者が全員揃って状況説明、明日は天気が好転しそうなので今日は田子港で漕ぐことにする。浮島から一旦カヤックを積んで移動だ。

(浮島から風を避けてやってきた。ここは田子港だ!)
 田子に移動してますます風がきつくなる。波頭が風でとんでいく。これは大変だなあとおもいながらも顔がゆるむ。こういう状況は楽しいなあ、いやいや厳しいなあ。
 出てすぐに一文字の横から吹き込む風で艇が流される。とても外に出れるようすはない。まあこうなったら気合いれて行きましょう。

(簡易コクピットカバーを使ったのでスカートがつかないパフィンタンデム)
 普段は穏やかな湾内も荒れると反射波が多く漕ぎにくい。とはいえ外は大荒れ、これもすべて前に乗るリトルTのせいだ。参加者のみなさんは風にも負けずしっかり漕いでいる。よくぞまあこの波でなあ、たいしたもんだ。

(うねりが大きいので波頭がかなり高い、いい感じだ)
 そのうち港内を1周したので一文字の横から入ってくる波でサーフィンを試してみる。パフィンのフレームがギシギシいってる。まあこんな使い方する艇ではないわなあ。でも何度か波に乗るのを見てみんなも参加、おもしろーい。これは普段の日ではできないですね。

 日も落ちてきたので1日目は終了。その後は温泉宴会、お酒が入ると攻撃力が20ポイントUPするH女史を中心に葉山シーカヤッククラブの人たちと楽しいカヌー談義。あまり関東の人とふれあうことのない我々関西人もカヌーを通じてすぐ打ち解ける。一人北海道出身のリトルTがボソボソ言う流氷の海の話や知床の話も花をそえながら・・・
さあ明日は凪いだらいいな。おやすみなさい・・・

冬型・・強風波浪注意報?

2008-11-19 17:12:00 | シーカヤックでカヌー

(朝、強風の中艇を積み込む。本当にやるのか??)
 11/19、全国的に冬型の天気。京都では初冠雪を記録し各地で強風波浪注意報が発令。バイエルンではその日は白崎ツアーの日、こんな日にやるのか?不安を胸に抱いて和歌山にやってきた。
 しかしこちらの心配をよそにみんなやる気満々、特にヌーさんが「当然やるでしょう!」という眼でこちらを見てる。まあそれならやりましょう。でもさすがに白崎は無理なので広川で!湾からですに危険になったら中止、遠浅の浜でサーフィンごっこもあり。と渋々ツアーをやることに・・さあどうなるのか?(一部事実と違う気もするがまあ気のせいだろう)

(ちょうど満潮なので海へ注ぐ川から出艇)
 広川ビーチにやってきて見えるは一面のウサギさん(注;白波のことです)それをみて当たり前のように着替えるみなさん、ううっ怖いなあ。本日参加の当社社員のリトルトーキューくんも緊張気味。
 とにかく着替えていざ出艇、遠浅の広川ビーチは干潮の時はかなり沖まで歩かないと艇が浮かばない。しかし満潮なので海に注ぐ川から直接エントリー。

(この一見やさしそうな顔に下は追い波好きなデンジャラスパドラー?)
 海に出るとさっそく前方から白波が連続する。私とタンデムのT女史は海はほとんどはじめてなのでヒャーとかキャーとか叫んでいる。
 浅くて波の立つビーチを抜けると強風下のもと適度な波、楽しいなあ。

(前は白波、すすめやすすめ)
 出てすぐにヌーさんにトラブル、なんと後部ハッチを閉め忘れて水浸し(そういえば昨年12月にもそんなことあったような)そこで一旦上陸して水抜き。
 再び出艇したもののMさんが風に押されて沈、二人三脚のような不可思議なレスキューをして一旦避難。これはもう大変だあ。

(避難してどうするか協議中)
 避難している我々に話しかけてくる漁協の方、まだ風が出るからあぶないし無理は禁物とのこと。ごもっともです。そういえば漁船も全部引き上げてきている。K氏も戦意喪失してるしここらが引きどき。しかし戻ろうとすると突風で再びMさんが沈、そしてEさんも沈、なんでこけるのか不思議そうに見てるヌ-さん。
 まっ順番にレスキューして上陸、ここからリトルトーキョーくんが走って車を取りに行く。いい経験でした。ほんとはヌーさんとかそそのかして漕いでかえろうとしたけど断られた。さすがに一人で漕いでかえるのはちょっと・・・ここはみんなで車で帰りましょう!

(車を待つ間道路の上から、沖は白波が見える)
 待ってる間海を見てるとおいしそう・・・もとい、危ない波がいっぱい。まあこの寒い中よく漕いだもんです。とにかく無事でよかった。でも楽しかった。おっつかれさま。

宮川から櫛田川・・エッ阪内川?

2008-11-14 15:48:00 | シーカヤックでカヌー

 先月の激闘で紀伊半島横断まであと1日と迫った。だが櫛田川から海まで出ても海上を20kmほど伊勢までいかないと繋がらない。そこで12日の休みは櫛田川か伊勢湾を漕ごうと思っていた。朝5時に目覚め突如海や・・と思う。よし伊勢湾を漕ごう。そうときまれば出発だ。

(宮川の河口、昨年勢田川から回って河口まで漕いだ)
 今回は久々に車にアドレスV100を積んで出発、どうも最近自転車で回送するとなにか起こるのでスクーターに。ゴール地点はいろいろ考えて近鉄櫛田駅のすぐ上流、ここから海までは流れもないし今回一気にシーカヤックで行った方が楽だ。
 そこから伊勢街道を通って宮川へ。実は昨年の伊勢シーカヤックマラソンの下見の時、少し時間があったので勢田川から宮川の河口にきて海を回って五十鈴川にまわった。ここからいくと伊良湖岬まで繋がるんだ。
 準備もできてさあ出発??あれっGPSがない。うっかり忘れてしまった。まあ地図はあるしなんとかなるでしょう。さあ出艇だ。(AM10:35)

(浅瀬で乗り上げて漕げない。かなりひきずりました。)
 出艇してすぐに勢田川からの水門を通る。とうとうここまで来たんだなあ。昨年はいつここまでこれるかと思っていたのに案外早かった。
 しかし順調なのはここまで。この日は大潮で10:20が干潮、わかってはいたのだが海にでる手前は浅くて漕げない。やむをえず重いシーカヤックをある時はひきずりある時は担ぐ。やっと海にでたのは11:32 なんと2kmで1時間もたっている。まあ次の櫛田川の時は満潮に向かって遡上は楽なはず。いまさらやめれないし頑張ろう!

(昼食に上陸、祓川・・凄い名前・・と笹笛川の河口の間)
 天気は快晴だがかなりもやがかかっている。渥美半島はみえず知多半島らしき影がみえたりする。景色が単調であまり変化はない。前に漕いだ淡路島の東岸を思い出す。なるほど、これではあまりシーカヤッカーも漕がないはずだ。
 まあシーカヤッキングを楽しみながらムーンビーチへ。13;10ここで休憩だ。まあ海岸線は半分ぐらいきたかな、軽く食事を取って出ようとおもったら地図がない。なんというミス、いつもはちゃんとカヤックに繋いでおくのにデッキに置いたままで波に攫われたようだ。GPSもなく地図もない。とはいってここから引き返せない。頼りは己の記憶だけ。よし行くぞ・・(すっごく不安)

(海苔?の養殖、延々数キロにわたってある)
 大体櫛田川までの距離はあと7kmほどのはず。だとすると1時間ぐらいか?1:30頃に出たので2:30ぐらいかな? 
 1:48 海苔の養殖らしい竹?が並んでいる。内側を通るとめんどうそうなので外側を通る。2:20一文字が前方に見える。多分あれが河口だろう、勇んで進む。
 しかし一文字を越えると港 ? ここはどこ?こんなとこあったっけ? ???だらけで前に行くと川がある。ああ良かった川だ。なんとか川に突入 2:55

(阪内川の河口、どうも変な雰囲気だった)
 入った川はどうも狭い。そしてすぐ前に橋、あれっ櫛田川は橋は河口からもっと遠いぞ? なんとか散歩のおじいさんを見つけて尋ねる。「すいません、ここは何川でしょう?」すると「さかないや」???魚いない?えっ阪内川? うーん私はだあれここはどこ? 一気に力が抜ける。「櫛田川はもっとむこうや」 えっ来過ぎてます?うーんショック、しかし考えてても仕方がない。とにかく行こう。お礼をいって行き過ぎた港の方へ戻る。もう恥も外聞もなく釣りの人を見つけては聞いていく。嗚呼、松阪の釣り人に変なカヤッカーの噂がたつのかなあ。

(櫛田川の河口付近、かなり汚れている。鳥も多く凄い糞のにおい)
 なんとかそれらしき河口を発見、少し沖には隠すように海苔の養殖の竹。これで見落としたんか、なんと情けない。15:40なんとか櫛田川へ、1時間半のロス。
 実はここに来る前に仲良しのシマウマさんから櫛田川の河口は汚れてるそうだよっと教えてもらっていた。しかしここまでひどいとはちょっとびっくり。腐った海草や鳥の糞の匂い、しかしこまったことにそのせいか釣り人がいない。看板もないので櫛田川に間違いないですよと教えてくれる人がない。今度間違えたらもう気力がもたない。

(ああ日が沈む、まだゴールは遠い)
 国道23号線まで上がったとき待ち望んだ1級河川櫛田川の看板、ヨシ!これでいける。・・しかし時刻はもう4時を回っている。西の空に太陽が沈む。なんとかあたりが見えるうちに着きたいもんだ。

 しかし困難はまだまだ続く。前方にザーザー水の音、近寄ればなんと堰堤。疲れた身体に鞭打ってシーカヤックを担いで登る。結局2箇所ありました。こんな河口近くに2kmおきぐらいにつくらないでほしいもんです。

 16:50 すっかり日は落ち薄暮の中ガタンゴトンと電車の音。近鉄だ!遠くに踏み切りの音も聞こえる。あの線路を越えたらゴールだ。
 そして17:11 なんとかゴール、堤防の上のスクーターのシルエットが嬉しい。
そこからスクーターのって宮川へ(自転車でなく良かった)そして車で帰ってきてシーカヤック積んで松阪ICへ。四日市で事故があったり名阪国道の大内が工事で渋滞したりしたものの11時前に帰宅。どうも今年は櫛田川は相性が悪い。しかしあと1日で長かった紀伊半島横断、そして家から愛知県まで繋がる。今日頑張ったから最後は15kmぐらいか?ようし一気にいくぞ!

(ゴールした時は既に満月が・・月がとってもきれいだなあ)

※GPSがないのでよくわかりませんが32kmぐらいだと思います。しかし忘れ物はないよう出発前に要チェック、大事なものはなくさないようちゃんと括っておきましょう。

秋晴れ栖原は癒しツアー!

2008-10-22 15:11:00 | シーカヤックでカヌー
 10/19は久々に栖原シーカヤックのインストラクターに行くことになった。最近インストラクターで行くのは川ばかり、海は久しぶりだ。まあ海の担当者が用事があったので回ってきたのだが素直に嬉しい。そもそも海は夏は暑すぎて海は漕いでてしんどい。本当に楽しいのは10-11月、特に和歌山は暖流の黒潮の関係で12月で晴れてれば問題ない。まあ久々なので自分自身リフレッシュできればいいなあ。

(さあ船出の時、ドキドキワクワクだ)
 当日は快晴、もうみてるだけで気持ちいい。海岸は遊びにくる人も減り夏のように花火の跡やゴミが散乱していない。この日はお弁当積んで無人島にわたって昼食の予定。参加者6人(うち女性5人)のうち4人はまったく初めて。無事に島に渡れるかちょっぴり不安だけど大丈夫。そのために一緒いってます。おまかせください!

 まずはじめは漕ぐ練習、曲がり方も覚えて段々慣れてくる。いきなり沖は怖いので海岸沿いを漕いで岩の間を通ったり・・・ 岩にはウニがいっぱいついてるし時々魚が泳いでる。岬を越えると景色が一変、この感じがたまらない。さあここからはいよいよ島に渡ろう!

 ちょうど岬と島との中間ぐらい。ところどころ漁船も出て釣りをしている。長いようだけど実際岬からは40分ほど、島の右側の洞窟が大きくなってきて遊び心がうずいてくる。
 やっと島についてそのまま一気に洞窟探検、前来た時は干潮で通れなかったけど今日は大丈夫。洞窟の中は水もきれいに透き通っておりまさに自然の迫力映像。

 ここはカヤックでしか通れないんですね。やっぱり楽しいなあ!
 そして無人島に上陸してランチタイム!ご飯を食べたらお湯を沸かしてコーヒーを飲もう。いつもと同じ味なのに景色がかわるとどうしてこんなにおいしいのだろう。

 そして食後は無人島探検、島の裏から階段があって尾根道がついている。頂上までほんの10分ほど、まあそんなに大きな島ではないんです。しかし景色は海また海。あたりまえだが回りは全部海、改めてここまで漕いできたんだなあ。
 近くにはいろんな島々、遠くの岬の向こうは有田川、嗚呼風が気持ちいい。

 無人島探検も終わり再び海へ。こんどは海で島をぐるっと回る。さっきまでいてたところをみながら再び洞窟へ。やはり何度通ってもいいもんです。
 そして再び岬を目指す。帰りは波質が変わるのでこれはこれで面白い。
 やっと戻ってちょっと疲れたかな?でも大丈夫、今からは温泉です!

 やってきたのは近くの二の丸温泉、国民宿舎湯浅城 いい感じでしょ!ここで今日の疲れをゆっくり癒してくださいね。
 やがて車で、電車で帰っていく。楽しい一日でした。11月の最後の連休ぐらいまでが一年で一番いい季節、海はやっぱり秋ですよ!

 最後はきれいな栖原の夕日、日本の夕日100選にはいっている。また来る機会があるかなあ・・・

思いでの二色の浜

2008-08-31 13:31:00 | シーカヤックでカヌー

(やっぱり夏の最後は海が絵になるなあ・・・)
 木津川、瀬田川と交互にいってた私に久々の海、それはこの1月まで毎日通っていた思いでの二色の浜海水浴場だ。
 朝、スーパーと温泉だけがまだ営業しているコスタモールに到着。相変わらず我々のいてた専門店街は板を打ち付けたままだ。なんとも寂しい限り。
 まあなにはともあれ車からシーカヤックを降ろす。この日の用事は10時30分の集合なのでその前にちょっと一漕ぎという寸法だ!

 かってしったるコスタモールの中をシーカヤックを転がして外へ。バイエルン二色の浜店の最後の日「1月27日」以来の二色でのシーカヤックだ。海岸が見えてくると夏休み最後の日という事もあり海水浴客やバーベキューの人がいっぱいきている。海上には多くのジェット、懐かしい。本当に懐かしい。

(後ろに板を打ち付けられた艇庫が見える) 
 今日は昨日の雨があがり青空が広がっていた。海上の遠くに淡路島が、明石海峡大橋が、そして六甲の山々が見える。二色の浜店が有るときには遂にかなわなかった見えている景色の完全制覇、すなわち大阪湾一周、これが達成されたのがこの6月だ。嗚呼、この眼下の景色が全て私の漕いだ所なんだ。この毎日見ていた景色を全て漕ぐというのをもっと早く達成したかったなあ。でも今こうやってその時々を思い出す・・・これが繋がっていく快感でもあるんですが!

(写真ではわかりにくいが淡路島が見える、やっと大阪湾1周が終わった)
 ちょっと水辺で感慨に浸ってからいざ出艇、いいなあ、久々の海はいいなあ。もちろん川もいいけれどやっぱり川ばかりよりこうやって海も川も交互がいい。もう浮いてるだけで気持ちがいい。
 まだ8月というのに二色の浜は例年よりかなりきれいだった。あの赤潮の異常発生がみあたらない。もうシャキシャキ漕ぐ気になれずに浮いたまま漂っている。すぐ前のテトラのカモメが逃げないで待っていてくれた。ああカモメや・・冬になったらユリカモメがくるが夏には川にはいない鳥や、当たり前やけど海やなあ。ほんま海はええなあ。

 最後におきまりのロールをやって終了。うん、かなりスッキリした。遠くなったけどまた来ます。次はいつになるのかな?