
もんじゅ発電所を越えると半島の先端の立石岬はもうすぐだ。敦賀湾をはさんで越前市のあたりがみえる。
とその時、妙に水が生ぬるいのに気がつく。発電所のまん前でなく少し離れたところ。うーん、冷却水かな?ちょうど流れ出る水の切れ目にういてる感じ。手をつけてみるとあきらかに右と左で体感温度が違う。なんか変な感じだ。
まああまり深く考えず進むといよいよ立石岬。なんか景色が和歌山の日の御崎ににている。やはり御崎の先端だし外海の波がくるので似てくるのかもしれない。

(立石岬・・・きれいです)
しかし平和なのもここまで。岬をまわると南からきつい向かい風。オフショアだ。実は私はオフショアはあまり経験してない。大阪湾はほとんどオンショアしかない。気圧の風でもないしやはり塩津から敦賀の低い山から風がぬけてるのか?まあ正面からだしあんまり問題ないと漕いでいると段々強くなる。

(明神崎と水島の間・・敦賀原子力館を越えたところ)
ここは真面目に漕ぎましょうと二人で息をあわせる。しかし身体を起こすと風でもっていかれるし漕ぐのをやめるとどんどん下がっていく。なんとか時速4km台で漕ぐ。でも風が吹いてきて前の犀さんが何故か楽しそう(笑)、やはり物足りなかったのだろう(大笑)
明神崎を越えて一旦休憩、もうスタートして22kmも漕いでる。そういえば順調だったのであまり疲れてなかった。

(きれいな砂浜だ。後ろに見えるのが明神崎)
朝も早かったので軽くエネルギー補給、まあ風はきついが正面からの風だしここまできたらエスケープルートもあるので大丈夫。距離もあと8kmほどだし一気にいってしまおう!
軽く食べたので元気も出て目指すが気比の松原、最後は湾沿いにいくと遠回りだし一気にまっすぐ下りていいですかと聞くともちろんOK.岸から離れて怖くなくなったらもう海にどっぷりはまってる証拠です!

(ゴールの気比の松原)
最後は多少の向かい風があったものの順調に進む。実はちょっと寄り道したがそれはまた別の機会に。
ほとんど船舶の動いてない敦賀湾はとっても静かでなにか物悲しい。でもきれいでいいところです。そしてゴール。まだ12時ちょっとだ。

ちょうど中学生の団体が気比の松原にきていた。そこで犀さんに艇をみてもらってスクーターにのって車を取りに行く。半島を周ると遠いが付け根は近い。15分ほどで着き折り返す。どうやら犀さんは女子中学生の団体に囲まれ困っていた様子。やはり動物は人気があるのか(笑) ともかく手早く戻って合流、ご苦労様。いやあ日本海もいいですね。