
御神島との水路をくぐると遠くに敦賀半島が見える。前回はあそこにいたんだなあという不思議な感慨!いいものです。
外海に面した半島部の先端らしく岩が多い。これはどこも似た独特の風景だ。

(実物は迫力だ。写真ではこの半分も伝わらない)
常神半島は交互に湾、小さな岬が繰り返し現れる。楽しみなのはやはり三方五湖、つい先週浜名湖にいったばかりだが続けて汽水湖に縁があるとは珍しい。コースを決める上で実は三方五湖は完全に頭から離れていた。まあ偶然続いたってやつです。

(三方五湖のうち日向湖の入り口)
常神岬から7kmぐらいきただろうか?遂に三方五湖のうちの日向湖の入り口が見えてくる。実は海からの入り口はもっとなにかあるのかなと思ったけど普通の橋をくぐればもうそこは湖。始めはこの日向湖を漕いでいって次の湖に移ろうと思っていた。しかしそこは事前調査に甘さ、この日向湖だけは他と繋がっていない。まあ仕方なく次の湖へ。この出たあたりが凄かった!

(岩礁につぐ岩礁地帯、こういうところが大好きなんです)
日向湖から次の久々子湖までの間が岩だらけ。そもそも神の名がつくところはそういういわれか雰囲気がある。淡路島の南の沼島の神立上岩や伊勢の夫婦岩などその最もたるところ。そして常神もこのあたりは巨岩の連続。思わず見とれてしまう。なんとなく常神かあと納得する景色だった。

(久々子湖へはいる手前の岩、まさにそそり立つ)
岩礁地帯も久々子湖に入る手前で一旦終わる。その入り口の前の崖がまたいい雰囲気だった。ただここまで20数キロ漕いできたので特にそう思うのかもしれない。はじめからここにきたらでかい岩やなあぐらいかも知れないです。

(久々子湖への入り口、信号機がついている。)
さて神の岩場を抜けると次の久々子湖への入り口、この久々子湖は水月湖、菅湖、三方湖に繋がっている。そこでいざ入ろうとしたらなんと入り口のところが直角に曲がって先がみえない。そして橋の上になんと船用の信号機、しばらくみていると漁船が来て信号にしたがって入っていく。面白いもんだなあ。でもなんとなく入る気がなくなったので先に進むことにする。まあいつか気が向いたら中もはいってみよう。

(そして敦賀半島へ!画面中央に美浜原発が見える)
そこからは湾を横切って黙々と進む。奇跡のような穏やかな水面がずっと続いている。まさにこの時期の日本海の風景、冬はとてもこんなところ怖くて漕げない。
前方には美浜原発が見える。静かだ。本当に静かだ。

(ゴールの北田の浜、暑い)
ようやくゴールに到着、AM11:50 いつものように午前中で終わる。まあこれが安全の秘訣です!
そこからの回送は遠かった。しかし遂に敦賀から小浜までがつながる。このまま北川から安曇川へ行こう!そして更に海を舞鶴までいって由良川から桂川のルートも、日本海の旅はまだまだ終わらない!