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カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

第2回ダウンリバーミーティングIN保津川

2008-05-12 17:53:00 | リバーカヤックでカヌー
 みんなで楽しくダウンリバーをやろう!との合言葉で始まったダウンリバーミーティングも今回2回目、今度は京都・保津川だ。前回の宇治川と違ってかなり流れが速い。さあどうなりますやら。

(JR嵐山駅、ここから電車で一駅だ)
 まずは朝スタート地点にカヤックを置きに行く。駅からは降ろせないのでちょっと離れた川原においておく。宇治川といい保津川といい横を電車が通ってるので回送は電車でできるから便利だ。
 嵐山の駐車場に車を置いて着替えて出発。ここから嵐山駅まで徒歩7分ぐらい。
 一人で乗ると恥ずかしいけどみんなで乗ると怖くない。でもボヤンシーエイド着て乗るのはちょっとねえ・・・ この山陰本線の嵐山~馬堀はその昔「電車でGo」が発売されたときの初級コース。保津川沿いだったこともあってけっこうまじめにやりました。思わずそんな事も考えながら電車は保津峡駅へ・・・

(目の前を遊船が通る、手を振ってくれるとちょっと嬉しい)
 午前中は保津峡下の瀬で練習、いきなりくだらないので安心です。でも久しぶりの人は何回かコロコロ、まあもうちゃんと装備してれば寒くない。何度か前を遊船もくだっていく。こちらから手を振ると結構振り替えしたりしてくれたりする。こういうのもいいもんだ。

(たまには自分の瀬の中の写真、でも何故に3分割の220cmパドル?)
 しばらく練習後川原で昼食。カヌー談義もはずんで和気藹々。さあ昼からはダウンリバーだ。
 土曜日が雨だったので水量もあり普段より迫力がある。こうやって水しぶきを立てて下っていくのはいいものです。まあこれぞダウンリバーミーティング!
 次々と瀬をクリア?して鉄橋下でちょっと一遊び、それを過ぎると右岸になんと猿の群れ。10匹ぐらいはいてたろうか?水を飲みにきてたのかなあ!

 最後はそのなも大瀬、パワーのある長い瀬だ。本流をしっかりパドリングしてみんな次々クリア、まあちょっと苦戦した人もおられましたが・・・
 そこを越えるとゴールの嵐山、ボートがいっぱい浮いてる中カヤックが進むのは不思議な感じ。そしてゴール、一日ご苦労様!

そして千早赤阪村!

2008-05-10 12:20:00 | リバーカヤックでカヌー

 遂に堺制覇を成し遂げた我々はその後どうするかを東区の池の横の回転寿司に入って相談。案内役のMさんは仕事にいきまだ時間のある私とOさんはまだ行ってない千早赤坂村に行く事に。
 千早赤阪・・・あの楠木正成が幕府軍と戦ったところ、赤坂城、千早城があり大学2年の時に東大阪から歩いていったところだ。しかしこの千早赤阪村にはほとんど池がない。川はあるにはあるのだが水が少なく漕げない。まあとにかく行ってみよう!

 国道309号線を金剛山に向かって走っていきいよいよ千早赤阪村に入る。洒落た看板が出迎えてくれて適当な道をどんどんあがっていく。千早川、水越川と2本の川はあるものの池はない。

 2時間ぐらい走り回ってここぞというところで歩いて上がってみても全然ない。いい加減めげてきたのでとにかく山上にあがってみる。ちょうど上赤坂城があったので上ろうということになった。
 流石に昔の山城で斜面も急、ここを10万人を越える北条軍が攻め上ったのかと改めて感慨にふける。正直、カヌーでも滑っておりれるぐらい坂はきつい。ここで岩や丸太を転がしたら大変だと思わせる。赤坂城は始めて上ったので色んなことを考えてしまった。うーん、また太平記を読み直してみようか!

(二の丸に向かう山道、なんともいなない佇まい)
 狭い狭いといっても大阪も本当に広い。今までいった能勢の山々、泉州の海、そして淀の川・・・漕いで来たところを次々に思い出していく。うん、カヌーを通して大阪中回ったけれどやっぱりいいもんだなあ。

(浅いとにかく浅い、なかなか艇が浮かない)
 まあとにかく池はないけど漕いでいこうということで千早川のそのなも菊水橋(菊水は楠木家の家紋です)の下で出艇。とはいうものの浅いしすぐ堰堤がみえるのでその場でちょっとまわっただけ。もうほとんど石の上をすっただけ。 でも水はきれいしとっても冷たい。気温は26度もあるのにつけているとしびれてくる。これにはちょっと驚きだった。

(20mほど漕いであとは引きずって帰還する)
 まあここから下るのはまたの機会にやってみよう。もうちょっと水が増えないとなんぼなんでも無理。でもなにはともあれ千早赤坂村も一応漕いだ。あと大阪府下の市町村に区で漕いでないのは交野市のみ。最後は交野市にしようと前からずっと考えていた。コースはもちろん天の川、さあ大阪制覇まであと少し!

迫力のオープンデッキ!

2008-04-13 21:23:00 | リバーカヤックでカヌー

 この12日は大河原でカヌーハウスの清掃&整備、まあみんなでワイワイやってその後は当然のようにダウンリバー。ちょっと水も多い目だったのでどうしようかと思った時目に飛び込んできたオープンデッキのレクリエーションタンデムカヌーのバロウ。これで急流いったらさぞ水入って笑えるやろなあと思ったらもうとまらない。ちょうど艇持ってきてなくてどうしようか考えていた河童さんとお馬鹿なツアーに出発だ!

 まずスタート、担いで降りるのが面倒なので大河原名物スベリ台で一気にタンデムエントリー!大人2人と艇との170kg近い重量で水面へ激突、一気に艇が水面から一瞬沈むとまたたくまに艇は水浸しでさっそく沈。2人でヒイヒイいいながら泳いで上陸。浮力体ない艇って沈むと大変だ!
 その後しばらくは穏やかな水面を進んでいってさあいよいよ七曲がりだ!

(魂のストリームアウトおおお! って沈んでるし・・)
 トンネル横の長い瀬は予想以上に波が高い!どんなにかわしても次々水が入ってくる。ここで沈んではいけない。しかしもう半分水がはいっている。なんとか本流から出るべく必死で左のエディーへ、無情にも艇が沈み出したとき遂に本流からストリームアウト、そして・・完沈しながらも岸にたどりついた!なんとか泳がず乗り切ったぞ~
 その後の瀬は何度も沈みかけるもまめに岸に上がって排水してなんとかクリア。しかしなんでこんな無駄なことをしてるのか?普通にくだればなんの問題もないのになあ。完全に関西限定のお笑いカヤッカーと化している。そして最後の瀬もクリアして沈した人をレスキューにいった時、艇の上に助け上げたら重量オーバーで沈みだす。ああ、カチカチ山のたぬきさん・・・とつぶやきながら水の中へ。 でも面白かった。こんなん好きやなあ(笑)

そして6日目は250tの瀬田!

2008-03-26 16:04:00 | リバーカヤックでカヌー
 最近、川が続いている。このプログにこんなに長くシーカヤックもファルトも出てこないのは初めてではないだろうか?しかしもう研修も終わる。最後は大河原に戻るのでツアーはこれが最後・・・というわけで瀬田川です。
 瀬田川は琵琶湖から唯一流れ出る川、まあようするに淀川の上流部の事だ。正式名称は淀川、しかし宇治の天ヶ瀬ダムまでを瀬田川、そこからが宇治川と言っている。この川は南郷洗堰の放流で極端に水量が変わる。ツアーできるコースは3-5kmぐらい、でも実際にくだるのは1.5kmほど。水も速くあっと言う間に終る。

(鹿跳の瀬、ああこけそう!)
 渇水するとよくわかるが、ここは深いのは真ん中の数mほどだけ。あとは浅い。そこで水が増えると必然的に水があふれボイルと渦だらけになる。そこがとっても漕ぎにくい。短いカヤックは本流を下ってるだけで瀬でもないところで後ろを喰われて立ったりするし、ストリームアウトしようとしても押し戻されたり沈したりする。まあ水が少ないとそんなことはないけれど・・

(流されてるし・・・)
 まあ今回で一番流された人は800mぐらいかな?あと4人ほどは500mぐらい流された。 とにかくいっぱい泳いだ人もいてたけど案外みんな怖がらずにガッツで突っ込む。
でも本当はこんなに水量増えるとは思わなかったんです。まあなにはともあれけが人もなく無事終了。お疲れ様でした。


5日目は増水の七曲り

2008-03-22 15:38:00 | リバーカヤックでカヌー
 国道163号線で木津川沿いを走っていると穏やかな水面が続く。川沿いに電車も走ってるのでファルトにも向いている。しかしすべてそういう訳ではない。笠置トンネルの横は岩の多い急流区間。ちょうど道路から見えない区間だ! まずトンネルの横から300mほど瀬が続き、左右に曲がって真ん中でちょっとした落ち込み。そして最後のS字はアンダーカットになって岩に張り付いてしまう。ただしここはある程度水があると左側を通ればなんとかなる。

 この日(3/20)は前日からかなりの大雨。通常より70cmほど水が増えている。まあ普通のツアーなら中止だがやはり研修なので決行。岩も隠れているから沈してロールできなくてもいっぱい泳ぐだけだろう。
 午前中はいつものように基本練習、これをちゃんとやっとかないと瀬に入る前にこけてしまう。沈下橋からスタートしてあっというまにトンネル横へ。16日も来た所なのにまったく別の川、まあここまできたら行くしかない。みんなここ数日、いやになるほど基本練習してるので案外沈する人はすくない。まだリバーカヤックのって10日以内の人も何人もいてるのに心は必死で、身体はりきまずうまく漕いでいる。

(3/16 加茂の水位-207cm)

(3/20 加茂の水位 132cm)
 この二つの写真はまったく同じ場所、もう濁流になってるのでラインもなにもまったく変わっている。水が多いとある意味下りやすいところもあるが、エディーラインがボイルでボコボコになっているので止まる時によくこける。今回も下ってるのでなく止まろうとして沈した人が多い。最後まで油断大敵ですね。
 さあ次は瀬田川だ!