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カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

カヌーの日記 鸛(こうのとり) 壱

そして画竜点睛 櫛田川物語!

2008-11-28 15:11:00 | リバーカヤックでカヌー

(さあ最後の旅の始まりだ!我ながらいろんな思いがこみ上げてくる)
 11月27日いよいよ長かった櫛田川制覇の最後のコース、10/23の時のゴール多気トンネル横から11/12のゴール近鉄櫛田駅上までの残り15kmに挑む。もうすっかりおなじみになった伊勢道を通ってゴール地点の櫛田橋へ。前回と同じところにスクーターを置いて今度は上流へ。もうスタートもゴールも前に来たところだし探さなくていいので楽、いつもはこの車の置き場所で苦労する。

(前半は浅い瀬が続く、紅葉を見ながら気持ちいいスタートだ)
 多気トンネルの下についていよいよスタート、ここから今日のゴールまで漕げば櫛田川を制覇だ、さあ行くぞ!AM10:12
 天気も夕方から崩れるといってたがまだ快晴、前半のコースは小さな瀬が続く。ところどころに紅葉が見えて穏やかな秋の景色だ。ちょっと海が続いたので久々に(といっても10日ほどですが)川に来るとまた楽しい。

(沈下橋、越えてすぐ左に曲がっている)

(この写真は下からみたところ、すぐ後ろが瀬)
 2kmほど漕いで伊勢道をくぐると沈下橋がある。また凄く低い。水面から60cmほどしかない。今の水の少ない時でこうなら普段はかなり危ない箇所になる。しかたがないので艇を横に倒してスカーリングしながら抜ける。出たらすぐに左に曲がってる、ちょっとこれはファルトはきつい。まあもう一度はこないと思うけど・・・

(まるで鏡面のような水面!)
 しばらくして国道42号線を越える。PM0:00  まだ浅いものの段々川が広くなる。山間から平野部に降りてきた。水面は波ひとつなく自分の漕いだ引き波だけが見える。回りの山間が低くなってくる。嗚呼、平和だなあ。
 そのうちJRが見えてくる。ゴーゴーとお馴染みのダムの音がする。来る前に確認した航空写真でもかなり大きいダム、ここを越すのが本日の山場。車で回送するときに確認してたのだが川の右岸のほうが道路が登りやすい。そこで右岸につけてエスケープ。

(ダムの手前で上陸した所、かなり向こうまで担いで歩かないといけない)
 ダムの横の道路に上がる。かなり先にダムがある。あそこまで担いで歩くのか(苦笑)まあこれも試練だ!
 カヤックを担いでテクテク歩いていると青い作業服の人がいろいろ点検してる様子、お仕事ご苦労様です。やっとこさダムを越えて下に下りていく。まずはカヤック置いて歩いて偵察、まあなんとしたことか!川へ降りる道がない。


 ダムの右手の放出口から出された水はテトラの上を通って一気に流れ出す。へんにテトラの上半分が出てる上急激に曲がってるのでうまくくだれるかわからない。
 仕方がないので出たテトラの上を飛びとびに歩いてそこで艇に無理やり乗り込み飛び落ちる。多少岩はあったもののリカバーでうまく流れ出る。ふとみると先ほどの作業してた人が見にきていた。どうも心配かけたみたい。軽く手をあげて無事を表現、向こうも手を上げて了解したというポーズ、心配かけてすいませんでした。

 ダムを抜けてほっとして昼食 PM12:50 もうすぐゴールだと思うと普段と違うことしたくて浮いたままパンを食べる。胸に浮かぶはいままでの櫛田川、いいもんだなあ。
 そのうちゴールの櫛田大橋が見えてくる。そしてその前に堰堤、けっこうおおきいのだが先ほどのダムに比べれば楽勝だ。

 そしてゴール、PM1:32 はじめて櫛田川をくだったのが平成15年11月16日 その時はまさかこの川をすべて下ろうと思うとは思いもよらなかった。あれから5年、遂に水源から海まで櫛田川を繋げたぞ!

ダウンリバーミーティングFINAL

2008-11-10 13:15:00 | リバーカヤックでカヌー
 今年ずっと続いてきたダウンリバーミーティング、9月は台風の影響で中止になったがそれ以外はみんなで楽しくツーリング!今回はその最後という事で保津川を馬堀から嵐山までの予定。・・・しかし事前の下見で判明したのだが、渇水の為に遊船を通れるようにいろんな瀬に丸太が入っている。そこで安全の為コースを変更していつものとおり保津峡から嵐山まで。紅葉の季節でもあるので景色を楽しみながら行きましょう!

(ちゃんとカートを用意してる。保津峡駅にはいる橋を通過)
 この時期は駐車場が混むので少し早く集合、紅葉見物で人出は多い。その中をウェットやヘルメットをかぶった怪しい集団。電車で無事保津峡駅に到着。ずっと前は駅の裏から降ろせたが今はちょっと離れた支流のところまで運ぶ。場所がわかる人は先に置いてきてるけどわからない人は駅前においてある。担ぐとしんどいけどカートがあるから大丈夫。

(やはり遊船が多い、ひっきりなしに下ってくる)
 まず午前中はビキニの瀬で練習、紅葉見物もかねて遊船がひっきりなしに降りてくる。もちろん進路を譲って手を振る。乗ってる人にカメラを向けられるとついポーズ。写真の左の某氏は遊船がくるたびにわざと艇立てて沈してロール、まめだねえ(笑)船頭さんによってはなにかやってと叫ぶ人もいる。ちょっとは京都の観光に役にたったかな?

(トロッコ列車も止まってカヤック見物、もちろん手を振っている)
 そのうち上から2人のカヤッカーが下ってきた。私も知ってるOさんとFさんだ。なんでも小鮎の瀬で丸太の下にはいって身動きできなくなって危なかったとの事。よく無事で抜けれたもんです。遊船がきてなくてよかったですね。まあやはりコースを変えて正解でした。くわばらくわばら・・・

(鉄橋の下の鉄杭、よくダッキーがささってパンクするところ)
 まあちゃんと危ないところは避けましょう。昼からはみんなで楽しくダウンリバー、これぞダウンリバーミーティングの目的です。山間の渓谷を紅葉をみながらくだる。時々でてくる瀬や景色を楽しみながら。うーん、優雅だねえ!

(サーフィンを楽しむ!艇はもちろんESKIMOトポリノ)
 鉄橋の上の瀬と下の瀬でかなり遊んで最後は大瀬、とはいうもののここも事前のチャックで丸太が入ってるとの情報あり。まず先にくだって岩にのぼってコースチェック。

(わかりますか? 何度見てもこの丸太はいやだ)
 そもそもこの丸太は先にも書いたとおり遊船を通すためのもの。カヤックなら問題なくいける瀬も渇水になってくると遊船では底をする。そこで岩にあたらないよう丸太をいれるわけだがそれにはまってしまったり、沈脱したらはりついたりする。
 とにかくいけそうなので順番にいくことにする。念のため岩の上でロープを構えてさあGO!でもそんな心配はないですね。みんな無事くだり一安心、こういうのは緊張します。あとは嵐山でゴール。この日は嵐山花灯路2008のイベントで川原は大混雑。ほんとこの上がってからが一番疲れました。でもみなさんお疲れ様、やっぱりダウンリバーは最高!

四国三郎、小歩危二日目!

2008-11-05 11:34:00 | リバーカヤックでカヌー

(ジャンプ!だったらかっこいいけど波で跳ね飛ばされた!)
 初日はなんとか終わり夜は楽しく宴会、朝起きると小雨がパラパラ。豊永の水位を見ると+7cm、おおっ降ったんだなあ。まあとにかくいきましょう!
 二日目は3連休の最後なので早めにあがろうという事でスタートはサンリバー大歩危から。我々がとまったガイドハウスからは歩いて出艇できる。

(この日の私はグリーンのカヤックに黄色いパドル、ピンクのPFDにブルーのドライ)
 初日はサポートも兼ねてタンデムでくだったけど二日目はカヤックで!艇はガイドハウスにあったPrijonカイツナだ。
 スタートしていきなり現れるのは森囲いの瀬、正直まだ体があったまってない。でも気合で突っ込むぞ~

(ほんとは前からおりたいのになあ・・・)
 数人がまかれたけどまあいつもの事。でも少し増えただけなのに感じがずいぶん変わったようだ。

(エディーはいずこ!)
 二段、ゴルジュと順調?に進む。やはり二日目で疲れがでてきたGRさんがボロボロこける。気持ちほど体が動かない。もう少し頑張れ!

(絶対ロールで起きる!二日共沈脱はなしのRXさん)
 そして大滝、ここでは私がミス。エディーキャッチができずに一気に突っ込む。ホールでこけて沈、ああ情けない・・・なにをやってるのか!

(やはり見せてくれるのはこの人、サイドで下る・・・こけてるともいう)
 いよいよ最大の難関の曲がり戸にさしかかる。しかしここでGRさんが無理をせずリタイヤ、正直みててもしんどそうだ。私も一緒に国道まであがりここから歩いて降りることにした。みんなはがんばってくれ!

 二人で歩く国道から見る景色はおだやかな秋の訪れ、さっきまでの興奮がうそのようにのんびりした風景だ。ふと見下ろすと川に浮かぶカヌーがとってもいい感じ。渓谷美とマッチして一幅の絵のようだ。こんな景色さっきまでは全然気がつかなかったなあ。
ゆっくりと川口まであるいてみんなと合流、みな怪我もなく無事くだれたようだ。二日間楽しかった。さあ帰ろう!小歩危よさらば、二日間ありがとう!


四国三郎、小歩危初日!

2008-11-04 11:58:00 | リバーカヤックでカヌー

11月の最初の連休はバイエルンで企画した四国吉野川大歩危小歩危ツアー。前に小歩危いったのが平成17年4月なので3年半振りだ。前夜に吉野川入りして日曜日の朝、まず確認するのは水位情報。大歩危のスタート豊永の水位はなんと-1cm、そこで6:00から本日のスタッフ・のりさんと車でぐるっとまわってみた。
 まあ川はもの凄く水が少ない。これはせっかく四国まできたかいがない。そこで一日目大歩危をやめて二日とも小歩危に行こうということになった。普段よりパワーは落ちるが逆に岩が多く危険度は増える。さあ激流ツアーの始まりだ!

(森囲いの瀬、もう岩にあたらずには降りれない)
 本日の参加は三重県からはRXさん、奈良からはSPさん、大阪からWIさん、そしてなんと還暦で小歩危デビューという昭和23年生まれの年男のお二人は大阪のKEさんと滋賀のGRさんです。
 まず最初の萱葺きの瀬は全員クリア、しかしまだ動きが固い。やはりいきなり小歩危に変わった緊張もあるのか!
 そしてサンリバー大歩危を越えて森囲いの瀬だ。まあとにかく浅い。そのくせ流れは速い。最後のホールにひっかからないようラインを決めて突っ込んでいく。

(私がレスキューに行ってる間に艇を支えるリトルTと参加の皆さん)
 今回ダッキーのタンデムでいった私は一番最後から。その私の前でKEさんがホールに捕まった。上から降りながら必死で寄せてバウのリトルTに漕げとさけぶ。どうも軽くピンディングしたみたいで艇が水中で動かない。なんとかすれ違いざまつかんで引っ張る。スッと艇が離れ流れていくKEさん、岸に寄せると額が切れている。浅い傷で縫うほどでもないが顔面なので痛々しい。還暦コンビのKEさん、傷はついても心は折れずさあ次へ行くぞ!

(ううっどこを通ればいいんだ! 大滝の瀬)
 続いて2段の瀬、狭い入り口が不気味にオイデおいでしているようだ。とにかくどこの瀬でも沈するWIさんにGRさんも沈、しかし二人ともロールでクリア・・・くりあっ!
パドルが半分ない。なんと水中で折れてシングルパドルになっている。このGRさんも還暦コンビ、もうテンションは全然さがらず気合満点、そこで予備のパドルに変えてさらに進む。

(曲がり戸の瀬でスカウティング、この岩だらけどことおるねん)
 大滝ではKEさんのメガネのレンズがはずれたりWIさんが裏返って降りてきたりしてともかくクリア。そして本日の最大の難所曲がり戸の瀬。まあどこ通るかわからないぐらいの岩また岩、ベストルートを通っても岩をよけれないという渇水ぶり、今回は私とリトルT組がみんなが見てる中先に下りる。でもあまりいい見本ではなかったです。ゴメンナサイ。

(うーんカヤックのさきっぽが見えてちょっぴり可愛い?単に水のパワーで沈められてるだけ 艇はESKIMO SPEED)
 まずRXさん、奈落の横の岩でくだりながら反転裏返ってゴリゴリしながらもロール、KEさんはいままでのうっぷんをはらすかのようにベストラインでクリア。SPさんはスターンを喰われながらも無事クリア、そしてWIさんは入り口で沈・・ロール・・沈・・またロール・・沈とアクロバティックな漕ぎ方でともかく降りてきた。GRさんは奈落の横でいってはいけない左側へはいり裏返される。しかしなんとかロールでクリア。イヤーヒヤヒヤしました。あとはプレ鮎戸に鮎戸、そして鮎戸デザート。ここまで無沈できて自信に満ち溢れてきたSPさんはプレ鮎戸で一人だけ沈、まあ油断は禁物ですね(笑)

(WIさんの艇とドライバック、ドライバックを止めていた紐が水圧で千切れた。実は免許証や携帯に車の鍵まで入っていた、あぶないあぶない)
 そして小歩危最大のパワーの鮎戸の瀬、ここでもまで私とリトルT組が先行、本流ど真ん中の一気漕ぎ・・うーんカ・イ・カ・ン!さてみんなはとみるとSPさんRXさん以外こない。岩の上に上がると流れてくるKEさん、リトルTにロープを指示して(リトルT)の位置からは見えなかった)他はと見るとWIさんの艇、さらにドライバックが流れてきた。この鮎戸は流されると水圧で瀬の中では顔が水面に出ず息ができない。苦しいやろなあと思っているとやっとWIさんが流されてきた。そして途中の岩に必死にしがみつく。

(よく見ると左手真ん中よりの岩にしがみつくWIさん、すぐ後ろはごうごういってる)
 流されたほうが早いよ、もう少しで瀬が終わるととおもっても本人必死でここで手を離したら人生の終わりという雰囲気が背中に漂っている。なんとかロープで助け出されて岩の上から飛び込んで合流、そしてやっとKEさんの艇も流れてきて無事全員集合。なんでも左の岩の裏にマイクロエディーができてそこにまずKEさんがまかれる。そしてWIさんが入りそれでホールはいっぱい。次にきたGRさんなどはその艇にはじかれて助かったらしい。WIさん曰く、鮎戸で覚えてるのは赤いカヤックのボトムと届かない水面・・・あ~怖かった。

(還暦コンビのお二人、60歳の小歩危デビュー!)
 そしてそこからは楽しくくだって1日目ゴール、お疲れ様でした。急遽仕事が入って帰阪するKEさんを見送りみんなで風呂へ。そしてのりさんの心のこもったのりナベにズリ料理で宴会、さあ明日はどうなるのかな!

嗚呼、雨の櫛田川!

2008-10-27 13:37:00 | リバーカヤックでカヌー

 先日の高見山越えでいよいよ伊勢湾まであと2日となった櫛田川、この熱い気持ちがあるうちに一気に行こうと伊勢道を通ってやってきた。今日はちゃんとGPSや地図も持って装備も万端、目標は飯南町と飯高町の境から伊勢道の多気トンネルの真下まで。

(このパドルの所から滑り降りてきた)
 多気トンネルまでやってきてここに自転車を置く、そして上流目指して移動。まあここまでは順調だった。しかし県道の745号線に入り波留まできておろす場所がない。まえにここで上がった時はこの745号線が台風の影響で道路が通行止めになっていて茶畑の中を延々カヤック担いだ記憶がある。30分ほどあっちこっちいってついに腹をくくった。藪の中をカヌーを滑らそう、そしてそれにつかまって降りよう!もうそこから上がることは考えずなんとかして下に下りる。
 まあなんやかんやでとにかく川原へ、時にもう12時11分 かなり時間的にやばい。さあ急ごう!

 スタートしてすぐに瀬が続く。この櫛田川は岩盤の上を流れているような川なので巨大な岩が多い。まだ水がきれいで5mぐらいは底が見える。ただ雨が降っているので全体的に視界が悪い。

 当たり前だが川の上には誰も見かけない。瀬、トロ場が交互にくる。雨の時に独特のもやがかかり景色は悪くない。まるでわびさびの世界、一枚の水墨画のようだ。
 漕ぐ事1時間、166号線沿いの道の駅・茶倉が見えてきた。そしてそれと同時に重い水しぶきの音、ダムだ。まずここで一つ目のダム、もちろん担いでポーテージ。

 このダムを越えるとまた瀬が続く。ただ浅く何度も岩に引っかかる。時々意外に大きな落ち込みなどあるが特にポーテージするようなところはない。

 ある程度いったところで一旦休憩。パワーバーを齧りながらGPSと地図を確認、川の蛇行がきつく思ったより距離が長い。ちょっと計画が甘かったので修正、到着予想を16時にする。
 再び漕ぎ出すと数人で網をしかけている。あれっもう川は禁猟じゃなかったっけ?と思いながら先を急ぐ。向こうもカヌーに怒鳴ったりせず静かに通してくれたのでやはり禁猟時期にコソっとやってたかもしれない。

(こんな感じの岩がゴロゴロしている)
 やがて国道166号線から離れ大きく南へ曲がっているところで再びダム、すでに時間は15時20分。とにかく急いでポーテージ。
 ここからは道路からはずれ山の中を通過。まあこの櫛田川は本当に蛇行が凄い。岩盤の上なので仕方がないといえば仕方がないのだが距離が読みにくい。
 静かな川の上でただ雨がシトシトふりそぼる。でも漕いでいてなんかいい気分、いままで通ってきた紀ノ川や櫛田川を思い浮かべ黙々と漕いでいく。ふと先週高見峠の山頂近くでみた水がとっくにこの地点を通ったのかなあなど考える。

(伊勢道が見えてくる、ゴールだ)
 時間は16時を過ぎやがて前方に伊勢道が見えてくる。ようやくゴールだ。さすがにほっする。16時27分ゴール、このゴールも堰堤になっている。でもまだここから車を取りにいかないと。休むまもなくこんどは自転車で走る。まるでカヌーアスロン(スイムの変わりにカヌーで漕ぐ競技、カヌー自転車ランです)だ。

(ゴールの多気トンネル下の堰堤)
 走り出して愕然とする。ライトがつかない。先週のパンクはきっちり直っている。しかしオートライトの配線がちゃんと繋がってない。ちょっと直そうとやってみたけど雨の中思うようにいかない。意を決して走り出す。なんとか日が暮れる前につかなければ!
 茶倉の道の駅を越えて国道166号線から離れ対岸に渡る。必死で走るもそろそろ日が落ちて見えなくなってくる。しかも県道の745号線は街灯がないのでほとんど見えない。 ヤバイ、道が見えない。しかも段々自信がなくなって迷ってるような気がする。かろうじて道路の真ん中を走るがガードレールもないので間違って川に落ちないようほとんど歩くぐらいのスピード。その時後ろから車のライト、軽トラックが走ってきた。もうこれを逃すといつ着くかわからない。懸命に軽の後ろを追走、しかし徐々に離されやがてみえなくなる。明順応を恐れ追走中つぶっていた目を開ける。再びほとんどみえない道路を走る。

(左がカヤック、右が自転車、かなり距離が違う。これが川の蛇行分)
 無限に思えた時間も終わり遂に前方にマイカーが見える。嬉しかったですねえ。もう時間は18時前、そこから着替えてカヤックを取りにいって伊勢道乗ったのはもう19時、長い長い一日でした。