花も散って春も過ぎていきかけていた4/13の日曜日。
なんだか右の奥歯が痛いな・・と感じて、今週は久々に歯医者に行っておくか
と考えて床に着いた。
夜中のこと、えらく耳が痛む。うずくように痛んで、どんどん激しくなる。
風邪を引いたかと、体温を測ってみると 37.4度。
平熱が 35度台なので 37度を超えると自分にとっては大変な高熱だ。
布団を被ってじっとしていると少し眠れたのだが、すぐに目が覚めた。
体温が 38度を超えていた。様子が変になっていることに気付いた奥さんが
心配そうに声をかけてくれたが、首から上がしびれていてなかなか起き上がる
ことができなかった。
何が起こっているのかわからなかったが、冷静に考えてコロナかなにか感染症
に罹患したようだと思った。
そのまま唸りながら床に臥せて、かかりつけの医院が開くのを待って受診した。
コロナもインフルも陰性で、医師曰く「恐らくおたふく風邪だと思いますが、
ワクチンとか接種されたことはありますか」と。
60歳をゆうに超して幼少の頃のことを訊かれても答えられずにいたが、罹患した
のであればワクチンを打っていないか、効果が切れていたのか、ほかのウイルス
のいずれかだ。
対処法はそれぞれ違うのですかと尋ねたら、「いや、当面は解熱剤を投与するほか
手はないんですけどね」と。
では、それでよろしくお願いしますで調剤してもらって帰ってきた。
帰宅後、大人しく床に着いて横になっていたら、奥さんが昼休みに少し流動食的なものを買って
家に寄ってくれた。こういうとき家族の存在はありがたい。
高熱が続く中、そのまま安静にしていたのだが、体温は 39度を超え、右耳からうなじにかけて
ジンジンと痛みはひどくなる。
夕食はなんとかおかゆを食べたものの味はせず食欲は完全に消え失せていた。
月曜日の夜中、おもむろに震えだして歯が鳴り出した。こんなにガチガチと歯が鳴るほどの
寒さは久しぶりのものだ。
わりあい本気で「ダメなんじゃないか?」とも考えながら、声を振り絞って奥さんを呼び
解熱剤を飲ませてもらって布団をもう1枚かけてもらった。
睡眠導入薬も効いたようでそのまま朝まで眠れた。
まだ熱がひかない。痛みも続いている。心配そうに家族は出かけていく。
食欲はないが、解熱剤は空腹で飲むものではないというので、昼過ぎになんとか「うどん」を食べた。
そのまま火曜日も暮れていき、水曜日は3時ころに目が醒めた。
薄い意識の中で熱を測ったらようやく少し下がっていたが、体温計をとるだけの頭の動きにも
耐えきれないほど首が痛んだ。
幸い熱は少し下がり希望の光が見えた。
その後、5時まではいつもの「会社にたどり着けない夢」の海辺の町編が展開して大汗をかいて
気が付いた。その時点で体温は 37.7度まで下がり、相変わらず動かない首で少し微笑むことができた。
その後はぼちぼちと快復し、昼頃には在宅用PCを取りに会社にでかけられた。
ただ、2日風呂に入っていないので身体は匂うし、髪は固まっているのでごまかすのが大変だった。
なんてことのない「おたふく風邪」の話なのだが、自分の記録として残そうとおもった。
死ぬときはこれ以上に苦しむのかな。
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