6月は急な出張と帰省があり、その間に急性の胃腸炎になってしまった。
胃腸炎の方は原因もはっきりしたので対策済みだ。
来月末に人間ドックに行くので、その際にまた胃カメラで診てもらうことになる。
大好きな夏の足音が聞こえてくるというのに、ボヤボヤしていられないのだが
歳も取ったので用心に越したことはない。
父親と実兄が胃潰瘍を患っており、自分も十二指腸潰瘍からヘリコバクターピロリ菌の
除菌治療を受けている。
元来、胃腸に難を抱える体質は遺伝のようだ。
はてさて体形やら性格は先天性か後天性かはわからないけれど親子で似ているものだ。
長男は、昨年ちょうど大学に入りたての頃に「肺気胸」で入院したが、これも義兄が
少し前に経験しており、やはりどこかで似ているようだ。
あと、鼠経ヘルニアに至っては家内、義兄、長女、長男とほぼコンプリートしている。
急な出張の行先は広島市だった。
広島にある客先に行くこととなって、急遽日曜日の夕刻に広島にはいり、月曜日の
午前中から客先と面談してきた。
日曜日は移動だけだったので、少し観光でもしようかと思っていたが生憎の天気予報
で観光はあきらめ、夕食だけを楽しみに飛行機で移動した。
夕食はもちろんお好み焼きであり「みっちゃん」で「牡蠣お好み焼き+いか天」と
ビールを食した。おいしかった。
午後、広島に赴任している友人に会ってから空港に向かい、空港のラウンジで仕事。
今はどの空港でもゴールドカードがあれば入室できるラウンジがあるので
空港までたどり着けは゛出発間際までPCに向かうことができる。
来年からは出張などということもなくなるので、今のうちにマイルを貯めておこうと
飛行機での出張を目論むのだが、先細りの仕事ではなかなか機会は多くない。
思えば、以前いた部署では毎週どこかに出張していてよく飛行機に乗ったものだ。
マイルはどんどん貯まり、一時は米国本土に手が届いていた。
結局、全国47都道府県はすべて足を踏み入れて、札幌のように何度となく訪れて
街のつくりまで覚えてしまったところもある。
いまは梅雨の中休み、また曇天続きの季節になることだろう。
梅雨が明ければ夏がくる。
家内は暑い、熱いと毎日こぼしているが、自分は昔から夏が好きだ。
大好きな夏だけれど、夏にはあまりよいことが起きたことかない。
大好きだった女性との別れが決定的になったのも夏。
父親と死に別れたのも夏だった。
子供のころ、海辺の町であまりに夏を楽しみすぎて、神様がみな奪っていって
しまったのかもしれない。
それくらい、夏を遊び倒して、夏を楽しんできた。
今でも、バイクに乗って海辺の街に差し掛かると、その町の夏の風景を思ってしまうことがよくある。
海辺の小さな商店の軒に麦わら帽子や虫かごがぶら下がり、店の中には水中メガネやヤスが売られて
いる風景を想像しては、子供のころの気持ちに戻ってしまう。
そんな時代に帰ることもできず、ただ今を走り続けている。
梅雨空の重い雲をを抜ければ、まぶしい太陽があり、陽光を見上げれば蒼天に浮かぶ白い雲がみられる。
暑い夏を楽しみに、今はもう少し走ってみよう。