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Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

夏の足音

2025年06月22日 | つれづれ

6月は急な出張と帰省があり、その間に急性の胃腸炎になってしまった。

胃腸炎の方は原因もはっきりしたので対策済みだ。

来月末に人間ドックに行くので、その際にまた胃カメラで診てもらうことになる。

大好きな夏の足音が聞こえてくるというのに、ボヤボヤしていられないのだが
歳も取ったので用心に越したことはない。

父親と実兄が胃潰瘍を患っており、自分も十二指腸潰瘍からヘリコバクターピロリ菌の
除菌治療を受けている。

元来、胃腸に難を抱える体質は遺伝のようだ。

はてさて体形やら性格は先天性か後天性かはわからないけれど親子で似ているものだ。

長男は、昨年ちょうど大学に入りたての頃に「肺気胸」で入院したが、これも義兄が
少し前に経験しており、やはりどこかで似ているようだ。

あと、鼠経ヘルニアに至っては家内、義兄、長女、長男とほぼコンプリートしている。

急な出張の行先は広島市だった。

広島にある客先に行くこととなって、急遽日曜日の夕刻に広島にはいり、月曜日の
午前中から客先と面談してきた。

日曜日は移動だけだったので、少し観光でもしようかと思っていたが生憎の天気予報
で観光はあきらめ、夕食だけを楽しみに飛行機で移動した。

夕食はもちろんお好み焼きであり「みっちゃん」で「牡蠣お好み焼き+いか天」と
ビールを食した。おいしかった。

午後、広島に赴任している友人に会ってから空港に向かい、空港のラウンジで仕事。

今はどの空港でもゴールドカードがあれば入室できるラウンジがあるので
空港までたどり着けは゛出発間際までPCに向かうことができる。

来年からは出張などということもなくなるので、今のうちにマイルを貯めておこうと
飛行機での出張を目論むのだが、先細りの仕事ではなかなか機会は多くない。

思えば、以前いた部署では毎週どこかに出張していてよく飛行機に乗ったものだ。

マイルはどんどん貯まり、一時は米国本土に手が届いていた。

結局、全国47都道府県はすべて足を踏み入れて、札幌のように何度となく訪れて
街のつくりまで覚えてしまったところもある。

いまは梅雨の中休み、また曇天続きの季節になることだろう。

梅雨が明ければ夏がくる。

家内は暑い、熱いと毎日こぼしているが、自分は昔から夏が好きだ。

大好きな夏だけれど、夏にはあまりよいことが起きたことかない。

大好きだった女性との別れが決定的になったのも夏。

父親と死に別れたのも夏だった。

子供のころ、海辺の町であまりに夏を楽しみすぎて、神様がみな奪っていって
しまったのかもしれない。

それくらい、夏を遊び倒して、夏を楽しんできた。

今でも、バイクに乗って海辺の街に差し掛かると、その町の夏の風景を思ってしまうことがよくある。

海辺の小さな商店の軒に麦わら帽子や虫かごがぶら下がり、店の中には水中メガネやヤスが売られて
いる風景を想像しては、子供のころの気持ちに戻ってしまう。

そんな時代に帰ることもできず、ただ今を走り続けている。

梅雨空の重い雲をを抜ければ、まぶしい太陽があり、陽光を見上げれば蒼天に浮かぶ白い雲がみられる。

暑い夏を楽しみに、今はもう少し走ってみよう。

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春過ぎて梅雨

2025年06月02日 | つれづれ

GWのツーリングから帰宅して1か月ほど経った。

次はどこへ・・と考えているうちにふと瀬戸内海に行きたくなった。

飛行機か新幹線かを手配しなければならないが、久しぶりに尾道あたりに向かうことにした。

いつも通りパイクは容易に手配できたので、あとは飛行機か新幹線の手配だけだ。

大きな荷物を持参することになるので飛行機のほうがありがたいのだが、やはり
料金が高くついてしまうのが難点だ。

あと、9月にはふたたび九州に行くことを計画している。

こちらは飛行機しか選択肢になく早々に予約してしまわなければならない。

そんな中、4月に「鬼の霍乱」で伏せたりしたのをきっかけに「帯状疱疹」の
ワクチンを打った。

このワクチンは高額で2回接種で1回あたり22,000円かかるシングリックスワクチンと
1回の接種で済む生ワクチンとがある。生ワクチンならば4,000程度で済むらしい。

ただ、効果がずいぶん違うことから医師や自治体はシングリックスを勧めているので
今回はシングリックスワクチンを接種した。

接種はいつものかかりつけ医院で行い、医師は「シングリックスは副反応が出る率が高い
ので注意してほしい」としていた。

接種した当日は特になにもなかったのだが、翌日の夕方になって急に寒気がして倦怠感が
あった。どうやらきちんと効いているようで、きちんと副反応が出たようだった。

ちょうど土曜日だったので、夕食後早々に横になってそのまま眠ってしまった。

睡眠導入剤を飲んだこともあって、久しぶりにゆっくり眠った。

翌朝には体調は快復し、寒気もなにもなくなってまったく元気な身体が復活した。

こういう副反応などが出ない身体だったのだが、歳には勝てないようだ。

病気が身体から抜けて今週はフルに勤務する予定だ。

営業を担当しているので、いろいろと折衝ごとが続く予定だ。

広島まで出向かなければならない用もあって、梅雨空の下でうろうろしそうだ。

この広島の客先については大事になってしまうか、無事に過ごせるのかよくわからないが
もう結果を恐れる立ち位置でもないので、次回もおいしいお好み焼きでも食べにいく
気分でいる。

あとはまた大阪に行く必要がありそうで、なんなら梅雨空の間隙をついて
バイクにのるのもよい。

週末や週明けのに出張予定をはめて、ぼちぼちと単車行を狙ってみよう。

ちなみに昨年のバイクにかかったコストは100,000円ほどだったので、このペースで
乗っているのであれば単車を購入するよりもコストはセープできている感じ。

また、地方にも自由に向かえるところは利点だ。

前回走った際に島原に向かうフェリーには関東圏のナンバーの単車が数台いたが
話によればフェリーで九州に向かい、東側の海岸線から島原のほうにむかってきたとのこと。

退職して時間に余裕ができたらそれもよいと思うが、関西の仲間と走るたびに東海道を
往復するのはちとしんどく、まだどんな暮らしになるかわからない中では単車を購入する
つもりはない。また、単車も高額なりすぎている感じが否めない。

 

いずれにしても梅雨の合間、夏の間になんどかツーリングにはでかけたい。

 

 

 

 

 

 

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最後の一周

2025年05月10日 | つれづれ

自分の勤めている会社には特別なルールがあり、定年退職後に嘱託社員として働く中で
次の仕事を見つけて転職する旨を申告すると、第二の退職金がもらえる。

正確には退職金ではないのだが、便宜上そう呼ばれている。

ただ、該当者は4月末まで勤務する義務があり、転職支援としながら少し使いづらい制度
となっている。

今年も、同世代(1~2歳違い)の仲間たちが、辞職していく。

自営業の友人を手伝う、しばらくは自宅で待機して職を探すなどなど、挨拶メールをいた
だくことも多くなった。

なかには、まだそんな歳でもないだろうと思う人からもメールをもらうが、大抵は親の
介護が大変なので身を引くというケースだ。

自分はすでに両親とも鬼籍に入り心配なのは一人暮らしを続けている実兄だけだ。

実兄は数年前に仕事の最中に吐血して入院、その後回復したものの、姉によれば定期検査
も受けずにいるらしい。

そう云いながら、自分も来年には第二の退職金をもらうと宣言している。

今もよい世間の相場に比べれば破格の給料をもらっており、家族も惜しむのだが
実際の健康年齢を考えるとそろそろだと考えた。

また、おかげ様で随分前からこの世代のわりには投資にも積極的に取り組んでいたので
相応の資産も積み込んでいる。

オマケを言えば、購入した自宅もマンションバブルで値が上がり、査定価格は購入金額を
はるかに超える額になっている。

長女も就職し、長男もよほどことがない限り数年先には社会人だ。

まだまだ何かしらの費用はかかるのだろうが、子供たちが使う分は十分に積んである。

あと、家内とその義母が残るが、義父が相応に資産を贈与してくれていることもあって
これからの生活に不安はないように聞いている。

義父は実直な銀行員であり、その辺りは自分も見習ってきた。

ぜいたくな車やバイクは持たず無駄を省いてきたつもりだ。
このまま一切を残して死んだとしても、そう大きな悔いはない。

ただ、死ぬまでにというよりまだ元気なうちに、やりたいことが少しある。

後のことまで考えずに「死ぬまでの間、つかの間の贅沢」をやってみたい。

実父の亡くなった年齢を超え、子供たちが成人していく中で、今はあまり「長生き」に
執着がない。ましてや、実母のように高齢で入院して生命をつなぐだけにはなりたくない。

そう考えると、この後の人生は好きなことをやって、やり切ったら自ら生命のスイッチを
切ってしまい、海に帰ることにしたい。

山よりも海が好き、冬よりも夏が好き、自らの本性で生きていきたい。

なので、今年は仕事の上では最終周に入っている。

鈴鹿でいえば、まだメインスタンド前から第一コーナーに入りS字に迎うところくらいか。

来年の春にはシケインを抜けて直線に飛び出て、タイヤのことなど気にせずにFinishライン
を駆け抜けたいところだ。

ただ、長い耐久戦によくあるラスト1周の変なドラマは要らない。

 

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仕事は仕事

2025年04月24日 | つれづれ

椿の花もまだ落ちていないのに、駅まで降りる道沿いのツツジの花が咲きだした。

先週は思わぬ鬼の霍乱で本調子にはほど遠くぼちぼちと仕事をこなすだけだった。

幸い3駅ほど先にグループ会社が運営しているサテライトオフィスがあって、そこならば
通信環境もよく、他人を気にせずに仕事ができる。

迷惑をかけた取引先の方には事情を話して勘弁してもらった。皆、一様に大人になっての
おたふく風邪は大変では?と心配してくれるのはありがたい。

自分は、生来のさぼり癖が合ってなかなか集中力が続かない。

特に、今回のように体調を崩したりすると一気にやる気がなくなってしまう。

小学校のころも、たくさん宿題をもたされて帰宅するのだが、なかなか手がつかずにいて
朝になって泣きながらなんとか揃えたりしていた。(当時から、朝は早かった)

受験を経て大学に入り、仕事を始めるようになっても将来の癖は消えず、彼女ができれば
彼女のことばかり考えるし、仕事なんかさぼってもなんとかなる・・と思ってしまう。

そもそも日本人はち密に働かせないと気が済まない人種のようで、明日でよいものを
今日のうちに進めたくなる悪い癖がある。

会社に入ったころは電卓を叩いていろんな資料を作っていた。

大抵は「千円単位」でよく、細かいことを気にしても仕方ないものとされていた。

皆、それでよかったし大した問題にはならなかった。

それよりも文字が手書きだったので、字が汚い方がよほど迷惑な話とされていた。

パソコン、インターネット、AIと機械の時代になると1円でも違うと気になって仕方ない
人たちが増えて仕事が無意味にち密になった。

細かい数字がピタっと合うのは快感ではあるが、その精度にそんに意味はない。

海外、特に米国人などはいまだに「分数」が大好きで、日本人は「小数」が大好きだ。

「1/3」とまとめてしまう人種と、「0.333333・・・」と無限の数字を置いて
しまう人種の違いはなかなか埋まらない。

というわけでやたら仕事がつまってしまう。

といいながら、当面の課題は来週無事にツーリング行けるかどうか。

天気予報も好転したので少し安心しているが、身体はいまひとつ戻っていない感じ。

ここで仕事が詰まってしまったら折角の連休が、予約がタメになってしまう。

なので、今日明日は気合を入れなおして逃げ切らなければならない。

定年退職を経て、嘱託社員になっても決して「暇」にはならず日々ゼイゼイいいながら
駆けずり回っている。

天草の海、阿蘇の山、ゆっくりさせてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

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鬼の霍乱

2025年04月17日 | つれづれ

花も散って春も過ぎていきかけていた4/13の日曜日。

なんだか右の奥歯が痛いな・・と感じて、今週は久々に歯医者に行っておくか
と考えて床に着いた。

夜中のこと、えらく耳が痛む。うずくように痛んで、どんどん激しくなる。

風邪を引いたかと、体温を測ってみると 37.4度。

平熱が 35度台なので 37度を超えると自分にとっては大変な高熱だ。

布団を被ってじっとしていると少し眠れたのだが、すぐに目が覚めた。

体温が 38度を超えていた。様子が変になっていることに気付いた奥さんが
心配そうに声をかけてくれたが、首から上がしびれていてなかなか起き上がる
ことができなかった。

何が起こっているのかわからなかったが、冷静に考えてコロナかなにか感染症
に罹患したようだと思った。

そのまま唸りながら床に臥せて、かかりつけの医院が開くのを待って受診した。

コロナもインフルも陰性で、医師曰く「恐らくおたふく風邪だと思いますが、
ワクチンとか接種されたことはありますか」と。

60歳をゆうに超して幼少の頃のことを訊かれても答えられずにいたが、罹患した
のであればワクチンを打っていないか、効果が切れていたのか、ほかのウイルス
のいずれかだ。

対処法はそれぞれ違うのですかと尋ねたら、「いや、当面は解熱剤を投与するほか
手はないんですけどね」と。

では、それでよろしくお願いしますで調剤してもらって帰ってきた。

 

 

帰宅後、大人しく床に着いて横になっていたら、奥さんが昼休みに少し流動食的なものを買って
家に寄ってくれた。こういうとき家族の存在はありがたい。

高熱が続く中、そのまま安静にしていたのだが、体温は 39度を超え、右耳からうなじにかけて
ジンジンと痛みはひどくなる。

夕食はなんとかおかゆを食べたものの味はせず食欲は完全に消え失せていた。

月曜日の夜中、おもむろに震えだして歯が鳴り出した。こんなにガチガチと歯が鳴るほどの
寒さは久しぶりのものだ。

わりあい本気で「ダメなんじゃないか?」とも考えながら、声を振り絞って奥さんを呼び
解熱剤を飲ませてもらって布団をもう1枚かけてもらった。

睡眠導入薬も効いたようでそのまま朝まで眠れた。

まだ熱がひかない。痛みも続いている。心配そうに家族は出かけていく。

食欲はないが、解熱剤は空腹で飲むものではないというので、昼過ぎになんとか「うどん」を食べた。

そのまま火曜日も暮れていき、水曜日は3時ころに目が醒めた。

薄い意識の中で熱を測ったらようやく少し下がっていたが、体温計をとるだけの頭の動きにも
耐えきれないほど首が痛んだ。

幸い熱は少し下がり希望の光が見えた。

その後、5時まではいつもの「会社にたどり着けない夢」の海辺の町編が展開して大汗をかいて
気が付いた。その時点で体温は 37.7度まで下がり、相変わらず動かない首で少し微笑むことができた。

その後はぼちぼちと快復し、昼頃には在宅用PCを取りに会社にでかけられた。

ただ、2日風呂に入っていないので身体は匂うし、髪は固まっているのでごまかすのが大変だった。

 

なんてことのない「おたふく風邪」の話なのだが、自分の記録として残そうとおもった。

死ぬときはこれ以上に苦しむのかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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