椿の花もまだ落ちていないのに、駅まで降りる道沿いのツツジの花が咲きだした。
先週は思わぬ鬼の霍乱で本調子にはほど遠くぼちぼちと仕事をこなすだけだった。
幸い3駅ほど先にグループ会社が運営しているサテライトオフィスがあって、そこならば
通信環境もよく、他人を気にせずに仕事ができる。
迷惑をかけた取引先の方には事情を話して勘弁してもらった。皆、一様に大人になっての
おたふく風邪は大変では?と心配してくれるのはありがたい。
自分は、生来のさぼり癖が合ってなかなか集中力が続かない。
特に、今回のように体調を崩したりすると一気にやる気がなくなってしまう。
小学校のころも、たくさん宿題をもたされて帰宅するのだが、なかなか手がつかずにいて
朝になって泣きながらなんとか揃えたりしていた。(当時から、朝は早かった)
受験を経て大学に入り、仕事を始めるようになっても将来の癖は消えず、彼女ができれば
彼女のことばかり考えるし、仕事なんかさぼってもなんとかなる・・と思ってしまう。
そもそも日本人はち密に働かせないと気が済まない人種のようで、明日でよいものを
今日のうちに進めたくなる悪い癖がある。
会社に入ったころは電卓を叩いていろんな資料を作っていた。
大抵は「千円単位」でよく、細かいことを気にしても仕方ないものとされていた。
皆、それでよかったし大した問題にはならなかった。
それよりも文字が手書きだったので、字が汚い方がよほど迷惑な話とされていた。
パソコン、インターネット、AIと機械の時代になると1円でも違うと気になって仕方ない
人たちが増えて仕事が無意味にち密になった。
細かい数字がピタっと合うのは快感ではあるが、その精度にそんに意味はない。
海外、特に米国人などはいまだに「分数」が大好きで、日本人は「小数」が大好きだ。
「1/3」とまとめてしまう人種と、「0.333333・・・」と無限の数字を置いて
しまう人種の違いはなかなか埋まらない。
というわけでやたら仕事がつまってしまう。
といいながら、当面の課題は来週無事にツーリング行けるかどうか。
天気予報も好転したので少し安心しているが、身体はいまひとつ戻っていない感じ。
ここで仕事が詰まってしまったら折角の連休が、予約がタメになってしまう。
なので、今日明日は気合を入れなおして逃げ切らなければならない。
定年退職を経て、嘱託社員になっても決して「暇」にはならず日々ゼイゼイいいながら
駆けずり回っている。
天草の海、阿蘇の山、ゆっくりさせてくれ。