見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

ダム湖に沈む曽木発電所遺構

2009年09月15日 09時12分25秒 | 訪ねたイイ所…鹿児島編
普段はダム湖に沈む伊佐市大口の曽木発電所遺構を見に行ってきました。
場所は曽木の滝から1.5キロ下流にあります。
5月から9月は梅雨や台風に備えて鶴田ダムが水位を下げるために姿を現しますが、それ以外はほとんど水没してしまいます。

曽木発電所遺構の歴史は今年でちょうど100年。
1909年(明治42年)、旭化成グループの前身・日窒コンツェルンを創設した野口遵(したがう)が建造。当時は水俣の「日本窒素肥料」(現・チッソ)や近くの鉱山に電力を供給していた国内最大級の発電所でした。
1965年に鶴田ダム完成によってその役割を終えると共にダム湖に沈んでしまいました。
西洋建築を取り入れた美しいレンガ建築は2006年に国の有形文化財に指定されました。


展望台から望む「曽木発電所遺構」
ココは鶴田の『遊来伝』オーナーから聞いたお薦めスポットです。
大口市の曽木の滝から鶴田ダム方向に車で5分程度。
対岸の丘を整備して作られた遊歩道を少し歩くと展望台があります。
木々の間から見える「曽木発電所遺構」はまるで中世ヨーロッパのお城のようです。


展望台付近は雑木に囲まれた静かな避暑地。
蝉の鳴き声と川の流れの音。
心休まるイイ所です。


“天狗様”も見守ってます。
遊歩道を歩いていたら見つけました。
何なんでしょうか?



鶴田ダムの人造湖「大鶴湖」
大鶴湖の名の由来は、大口の“大”と鶴田の“鶴”から。
曽木の滝から鶴田ダムに向う道路は大鶴湖沿いの曲がりくねった狭い道路ですが、桜並木や広葉樹が延々12キロ続くドライブコースです。
春は桜、秋は紅葉が楽しめます。





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