いつも、コナ・コーヒーを買っているUCCコーヒー・ファクトリー&アウトレットで、
コーヒーの焙煎体験をしてみることにしました。
「明日の午後3時にお願いします。」と、一旦予約を入れた後で、
私たちの事情で都合が悪くなり、
時間変更できるか改めて問い合わせたところ、
快く変更に応じてくれ、スタート時間を20分繰り上げてくれました。
当日。
スタート時間の10分前に到着。
焙煎体験の料金を払い、店内でコーヒーを試飲しながら待っていると、私たち夫婦の番に。
担当の男性は、大阪出身というチアキさん。
まずは、焙煎体験の概略を説明してくれました。
そして、焙煎後の袋に貼るラベルに自分たちの写真を入れるため、
お店の外でツーショットを撮影。
次に、焙煎手順の説明。
要約すると、
①豆を焙煎釜に入れる。
②10分程焙煎する。
③パチパチと音がし始めたら、豆の焙煎具合を見る。
④程よいところで釜から豆を取り出す。
⑤豆を冷ます。
⑥ラベルを貼って、袋詰め。
特に難しいことは無さそうです。
以上の説明を受けて、いよいよ焙煎体験スタート。
先ずは①です。
最初に私から。
焙煎釜の温度は、200度。
傍に立っただけで、かなり熱気を感じます。
豆の入った容器をチアキさんから受け取り、
火傷しないよう気をつけながら、焙煎釜の中に豆を流し込みました。
続いて妻が豆を受け取ります。
焙煎釜の前に立ち、容器に入ったコーヒー豆を同様に・・・????
と、ここで信じられない光景が!!!
「ええっ?!」と、驚く私。
「奥さん、奥さん!!ち、違いますよ!!」
血相を変え、大慌てで妻の手を止めるチアキさん。
なんと妻は、コーヒー豆を焙煎釜の中ではなく、
焙煎後の豆を冷ます為の枡形の笊に移し変えようとしたのです。
しかも、私が焙煎釜に流し込むを見ていたにもかかわらず。
天然ボケとはいえ、
あまりに突拍子もない妻の行動に、チアキさんも、
「いろんな人に教えてきましたが、こういうケースは初めてですよ。」
と、苦笑しきりです。
妻は、真っ赤な顔をして照れ笑い。
私は、妻のあまりの天然ぶりに呆れ顔。
気を取り直して、改めて妻が焙煎釜の中にコーヒー豆を流し入れます。
無事に流し込めたところで、チアキさんも私も一安心。
まさか、たったこれだけのことで、こんなにドキドキするとは思いませんでした。
続いて②
時々、柄の長い木製の匙を差し入れ、コーヒー豆を掬い出しては色をチェック。
10分まではじっくりと色が変わっていくのですが、
それを過ぎるとあっという間に焼け焦げてしまうので、その見極めがポイントとのこと。
いよいよ③
チアキさんの説明通り、10分ぐらいでパチパチと釜の中で音がし始めました。
豆の水分が高熱で弾けているのだそうです。
ここからは時間との勝負。
小まめに焼き色をチェックします。
自分好みの褐色になったところで、チアキさんにチェックしてもらいました。
「いいでしょう。」
そして④
すぐに、手袋をはめた手で取っ手を握り、
焙煎釜をひっくり返して、豆を笊に落とします。
妻も、焙煎出来たようです。
豆が出てくる瞬間、水蒸気がモクモクと立ち昇ります。
豆を移した枡形の笊を扇風機の上へ持って行き、⑤の作業。
匙でかき回しながら豆を冷まし、余分な皮を飛ばしていきます。
ここまで、約20分で終了。
妻も私も、いい色にコーヒー豆が焙煎できました。
最後に⑥
渡された袋に、
お店の看板前で撮った自分たちの写真入りラベルを貼ります。
自らの手で焙煎したコーヒー豆を詰めて、
私たちのオリジナル・コナ・コーヒーの完成!!
妻が①で間違えたときには、どうなることかと思いましたが、無事に終了。
トータル40分ぐらいの焙煎体験でした。
もちろん、日本に帰ってから飲んだコーヒーの味は、
思い入れもあり格別に美味しかったです。