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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ナス科の現状

2024年06月10日 05時14分03秒 | 耕作放棄地

夏野菜の一環としてナス科に属する野菜を植えこんでいる。いわば夏野菜の王者とも言えるかも。選択した品目は、ナス、桃太郎トマト、ミニトマト、ピーマン、の4種だ。何れも種蒔きでは無く苗の購入である。植栽する数量が少ないので、苗購入の方が利便性が高いのだ。畝立てをして植え込んだのだが、1ヶ月半ほど経過してそこそこ大きくなって来た。第一次の対処が必要となってくる。支柱へのヒモ掛けと最初の実の摘果それに肥料の散布だ。

植え込んだ野菜類は成長で茎丈が結構高くなる。特にトマトなど1.5~2メートル近くにもなり、支柱での補助が必要不可欠だ。成長段階ごとにヒモで支柱へと固定する必要がある。脇芽の撤去も要求される。そして待ち望んでいた肥料散布も順次実行出来るように。やはり幼苗時の散布は控えて置きたい。

上記4品目のなかでは、想定どおりでトマトの成長が一番早いようだ。従ってヒモ掛けや肥料の散布等もトマト中心となってくる。脇芽の発生も頻繁だ。苗を植え込んで1ヶ月半程すれば第一次の実も付きだしてくる。実の成りは結構なんだが、害鳥対策の必要性も。防鳥ネットが一般的だが、そろそろ準備が必要だろう。

トマトと共にナスやピーマンも第一次の実を付けだしてくる。こちらはトマトと異なり摘果して茎の充実を図った方が望ましいとか何とか。ナスとピーマンは栽培期間が長い。ナスは夏ナスと秋ナスの2シーズンの収穫が楽しめる。ピーマンは昨年など11月まで実を付けてくれた。何れも長期戦となるので茎の養生は大事に対処しないと。

ナス科の野菜は実の成りも良く楽しめる野菜だが、難点は連作障害が激しいこと。基本的に同じ場所でのナス科の連続栽培は控えた方が望ましい。限られた狭い耕地での栽培で、品目選択には難儀するのだが、可能な範囲で連作は避けるようにはしている。

 

 

 

 

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ジャガイモの掘り出し

2024年06月09日 05時20分41秒 | 耕作放棄地

サツマイモの植え付けが迫っている。速い仲間は既に植え付けが終わり、悠然と余暇を楽しんでる風情だ。何とも情けない話だがスケジュールが遅れ気味で、未だ予定地ではジャガイモの掘り出し中といった案配だ。ジャガイモを全部掘り出さないことにはサツマイモの植え付けが出来ない。苗の購入予定日は20日前後、時間は10日程の余裕しか存在しない。

余すところ10日前後で、ジャガイモの掘り出し、跡地の整備、サツマイモ苗の購入、苗の植え付け・・・・・作業を完了しなければならないのだ。少々きつい、ということでせっせとジャガイモを掘りまくっている。画像でもお解りのように今年のジャガイモは小粒だ。量は多いのだが粒が小さい。「芽欠き作業」はせっせと行い茎の本数は減らしたはずだ。肥料不足だろうか。

この肥料の件だが、悩ましいところだ。ジャガイモはある程度肥料分を要する。反してサツマイモは肥料分無しの方が望ましい。相反する要求をうまくバランスを取るのが難しいのだ。同じ場所に植え込むアンタが悪い・・・・・・そんなツッコミは重々承知だが、耕地の都合もありまして。

子狸の栽培手法だが、基本的に肥料分控えめの傾向が強い.ジャガイモ栽培に於いても。元肥として鶏糞と化成肥料を散布しただけ、追肥は行っていない。理由は後日のサツマイモ栽培を考慮しての判断だ。或いはこの点が少なめすぎたのかも。ジャガイモ優先とするか、サツマイモを優先するか、悩ましい限りだ。ちなみにお隣の「百姓候補生」氏も、ジャガイモの粒が小さいとぼやいていた。或いは気象条件等、栽培手法以外の要因があったのかも知れない。

ここ数日でジャガイモは掘り尽くすつもりだ。要不要の理由では無く、栽培地を空ける必要性があるためだ。サツマイモ苗の販売は最大限見積もって6月一杯が限界だろう。ホームセンター等は5月の連休で終わりだ。其処は専門店、農家の事情を踏まえての在庫管理が際立っている。通うのは個人種苗店だが、モチはモチ屋、一芸に徹底しておられるようだ。

 

 

 

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こぼれ種の発芽

2024年06月08日 05時13分21秒 | 耕作放棄地

予期せぬ事態が生じることがあるものだ。野菜栽培でも然りで、種蒔きしてない場所から新芽がニョキニョキ、驚くやら喜ぶやら。恐らくだが、昨年栽培時の実が落ちて種を残し次世代に期待して消滅したのでは無かろうか。今回の主役はゴーヤである。南洋性の野菜で高温多湿を好む物だ。最近は25度を越える日々が通例で湿度も高い。ある意味ゴーヤに適した環境となってきたのだろう。

思い出したが、現場近くは昨年もゴーヤを植え込んでいた.幾つかは収穫遅れで完熟して落下したのだろう。種だけが地中に残った模様だ。偶然にも今年もゴーヤを植えこんだ為、ダブルで発芽を競う関係に。

予期せぬ発芽が存在したため,密植状態となってしまうが、まあよろしいでしょう。グリーンカーテンが濃い目なのも良い傾向かも。隣の畝にも飛び火したのか、ゴーヤの幼苗が見られる。集中管理を行うため、移植作業を行った。一箇所で纏めて管理する方が容易だろう。ゴーヤは早めに種蒔きしたのだが、結局、発芽適温の状態となるまでじっと待機中だったのだろう。推測だが、日中気温が25度ラインを越えないと発芽出来ない模様だ。

種蒔きして発芽した苗、こぼれ種から発芽した苗、何れであっても構わない。要は無事に大きくなって実を付けてくれたら望ましいかと。ゴーヤは例の「百姓候補生」氏推奨のゴーヤ茶に加工する予定だ。無論、チャンプル等で頂くのも忘れはしない。沖縄や奄美地方に元気な高齢者が多いのはゴーヤの故かと信じている。あやかりたいものである。

 

 

 

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水温む

2024年06月07日 05時03分55秒 | 耕作放棄地

ムラの田植えは基準日が6月の第一土日というのはご存じかと思う。無論、強制的なものでは無く、基準日の前後に実施されることが多い故の指標みたいなものだ。基準日を超過して数日になる。田圃の状態は如何に・・・・・気になる存在だろう。最近の田植えは多くが田植機での実施、従って人手も時間も最少限度で済む。気がついたら終わっていた・・・・・・というのが実情だろうか。

具体例を覗いて見よう。とある田圃だが、代掻きが終わって水が張られた。画像の如しだ。以来2週間も経過しないのに、田圃には幼苗の姿が。ほぼ農園へは日参してるのに気付いて無かったのだ。深く静かに潜行せよ、では無いが、作業に気付かれること無く田植えは終了だ。まさに機械化の恩恵で、田植機さまさまであろう。

我々が稲作に従事していた頃は、歩行式の二条植え田植機であった。それでも便利だなあと感心した物だが、最近は乗用式がメインのようだ。車と一緒で運転席に座り込んでるだけ、思えば優雅な作業へと変身したものだ。その分初期投資が大きくなって、農業への新規参入を困難にしているとか何とか。師匠宅も一通りの機械がそろっているが、相当な投資額であろう。使用頻度は・・・・・イヤイヤ、聞かないで置きましょう。

幼苗が植え込まれた水田は何とも美しい。棚田の典型的な光景で、水面のきらめく姿は何とも表現しがたい。田圃の中ではカエルや水生昆虫がうごめき回り、時には野鳥の訪れもあるようだ。農作業で汗にまみれた姿な故か、裸足で水田を歩き回りたいような衝動にもかられる。

水面と幼苗の姿は当面続いてくれるだろう。7月に入って「中干し作業」が始まってくる頃には苗も大きくなり,水面を覗くことはほぼ不可能となってくる。それまでの僅かな期間だが、棚田の独特な風景を楽しませて貰おうかと思っている。

 

 

 

 

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残滓の処理

2024年06月06日 05時04分01秒 | 耕作放棄地

農作業に残滓は付き物である。あらゆる農事に発生し、処理に困るのが通例であろうか。一般的な処理は焼却処分、つまり畑で燃やすことである。世に焚き火規制の法制度があるが、農林漁業で生じる一定の残滓については例外扱いとなっているようだ。(参照 廃棄物処理法施行令)常識を弁えて必要最少限度の範囲で・・・・・・という事だろう。いわば紳士であることが求められているようだ。さて己は紳士たるや?・・・・と自問するとチト厳しいかな。

冗談はさておいて、諸条件を自覚した上で必要最小限で実施すべきかと。幸いなことに我々が関与する農園では、近くに民家の存在がほぼ無く、影響を与えることは少ない。延焼等の注意さえすれば、迷惑を掛けることも少ないだろう・・・・・・ということで安心して燃やしてる。本日も例の「百姓候補生」氏がマメ科の残滓処理に取り掛かったようだ。ソラマメ、エンドウ、何れも収穫は終わって乾燥処理に入っている。点火と同時に燃え上がるはずだ。

焼却場は畑の一角、少ない耕地からひねり出した僅かなスペースだ。延焼防止を主眼としてるので、周囲は青々とした雑草で覆われた場所を選んでいる。近くに水タンクの設置を考慮してるのも防火処理の観点からだ。

良く乾燥したマメ科の残滓は簡単に燃え上がる。乾燥が十分であれば焼却も楽な模様だ。燃えた残りの灰は有機肥料として有り難く活用している。カリ肥料は自国産は少ない、貴重な国産資材であろう。畑で生まれた物は再び畑に戻してあげるのが我々の流儀。SDGsがどうのこうのとは申しますまい。

 

 

 

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