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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

枝豆は不作かな?

2023年10月11日 05時05分46秒 | 耕作放棄地

ビールがお好きな方にとって欠かせぬ品が「枝豆」であろう。最近は少なくなったが、ビルの屋上にビヤガーデンなるものが開設され、老若男女で賑わうのが通例であった。新入社員の頃、先輩方々に引っ張られ、帰宅途中での立ち寄りとなるのも少なく無かった。定番はビールと枝豆、以来のおつきあいでもある。農園でも栽培にチャレンジする者が存在するのは伝統だろうか文化だろうか。本年は「長老」と「大御所」とが挑戦中の模様だ。昨年、挑戦して惨憺たる結果をもたらした「百姓候補生」氏は、今年はどうやら見合わせた様子。

まず持って把握しておきたいのが農園の概況、棚田の跡地で階段状の狭小な畑となっている。周囲はこじんまりとした森で、竹林等も存在し人々の出入りは少ない。民家等もほぼ無く、いわば典型的な里山地帯だろう。動物や昆虫等にとっては、快適な環境かも知れない。要注意なのが野ウサギ天国と言うこと。しばしば走り回っている。そして野ウサギにとって枝豆は大好物なのだ。

肝心の枝豆だが、ここ数年不作が続いている。野ウサギの襲撃もあろうかと思われるが、それだけでは無いだろう。経過を見てみると、昨年も一昨年も収穫は皆無だったようだ。一番疑わしいのは野ウサギだが、全てを食べ尽くす訳でもあるまい。某かの痕跡は残るはずだ。それが食い散らかした痕跡も残さず実の成りも見られ無い。ひょっとしたら病気若しくは栄養不良かとも想像されるが、何れも栽培技術に長けたお二人方、抜かりはあるまい。例の百姓候補生氏の失敗も、原因は多分同一だろう。

何枚かの画像を載せてみたが、枝豆の存在は見つけられないでしょう。茎や葉は見事に成長しており、光合成はキチンと働いているように見受けられる。一体何が原因なんだろう。今年も不作で収穫不能の予感がしている。

ネットで検索してみると、東北地方の枝豆農家でも不作だそうな。原因は夏の猛暑で実が入りきらなかったとか何とか。気候変動のあおりを食らってるというのが、栽培農家の推測だとか。他の栽培物は何とか収穫出来ているので、枝豆だけが特別に気候変動に過敏なのだろうか。

 

 

 

 

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柿くへば・・・・・

2023年10月10日 05時38分41秒 | 耕作放棄地

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺・・・・・確か、正岡子規の作品だったかと思うが、季節的には今時分であろう。とある大和路を歩きながらの情景に、思わず句作の運びとなったのではあるまいか。明治の頃と思われるから、今よりも長閑で牧歌的な風景が広がっていたのかと推測している。柿の実と秋の真っ青な青空とは不思議とマッチするものだ。そうした光景は今も変わらない。数少なくなったとは言え、当地にも多少の柿の木は存在する。流石に庭先に植え込んであるお宅は少ないが、畑や果樹園には結構存在するものだ。朱色に変わった柿の実と真っ青な秋の空、何とも絶妙で思わず眺め込んでしばし呆然となるのは、やむを得ない事情だろう。

我々が管理する「森の果樹園」にも多少の柿の木が存在する。渋柿がメインなので、既に収穫期に入ってるかと思うが、実りを頂戴するのはなかなか困難だ。何せ樹高が高い、ご承知のように柿の木は折れやすい。迂闊に登って収穫に勤しんだら、ポキリとなって落下の事態にも。柿の実を採り損ねて骨折ともなれば、いい笑いものだ。

1日だった作業予定日も雨天で15日に変更された。次の日曜日が森の作業日、恐らくだが柿の収穫がメインとなるのかも。楽しまれるのは良いが事故だけは無きように願いたい。作業実績よりも柿の収穫よりも、平穏無事なのが一番だ。参加した仲間達が、全員元気でにこやかに笑いつつの帰宅を願っている。

流石に農園には柿の木は見当たらないが、近隣には何本かは見受けられる。多くを望めば、当地付近だと山越えした「紀州の九度山」や「大和の西吉野」が存在する。少し走り込めば、柿の実満載の光景が展開されるので、お訪ねされるのもありかと。但し、柿畑の中はいわゆる農道で、かなり狭小な山道と成ってくるのでご注意を。

何度もの繰り返しとなるが。朱色の柿の実と真っ青な青空とのコントラストは絶妙です。少しだけ時間を割いて、郊外の田園風景を訪ねられるのも大きな楽しみかと。柿の木は少ないが千早赤阪村にも同様な光景が展開中、大阪の街中からでも1時間ほどの距離ですよ。

 

 

 

 

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野焼きの煙ほのぼのと

2023年10月09日 05時24分37秒 | 耕作放棄地

冬野菜の種蒔きや植え付けもほぼ終わり、ホッと一息した中休みの時期では無かろうか。取り立てて追いまくられる作業も無いはずだ。こうなってくると、立ちのぼるのが白い煙、言わずと知れた野焼きの風景だ。刈り取った雑草類や栽培物の残滓などが、折々に発生するのはご承知のとおり。焼却の必要性が生まれてくるのだ。仲間達も了解のようで、彼方此方から刈払機の爆音が響いてくる。草刈の頻度は激しい、真夏ほどの成長は無くとも、それなりに大きくなっていく。定期的な刈り込みが必定なのはご理解いただけるかと。

刈り取った雑草類は積み上げて、太陽光線で乾燥させていく。栽培物の残滓も同様だ。程よく乾けば焼却の運び、白煙が立ちのぼる事となる。棚田にたなびく白煙は嫌いな物では無い。どちらかというと、農村風景を構成する大事な要素として好ましくすら思っている。街中のように近隣に気兼ねする必要も無い。近くにあるのは師匠のお宅だけ、其処はまあ、お互い様と言うことで。

素材が雑草類や栽培物の残滓なので、火力はそう強くは無い。基礎剤として古竹などを仕込んではいるが、延焼の可能性などほぼ無いだろう。火遊びで一番留意するのが、この延焼だ。飛び火などが発生すると、場合によっては大火とも為りかねない。最大限の注意が必要だ。火災の要素は3個あるとか、いわゆる①火だね、②空気、③燃焼材・・・・とか。逆に考えると、これらのどれかを断ち切れば良いわけだ。②はまあ困難としても。

白煙を立ちのぼらせながら作業を並行するのが仲間達の流儀、上述のように最大限の注意を払いながらも同時並行で効率化を図る。時には座り込んでのんびり眺めることもあるが、余裕は少ないようだ。本日の出動はどうやら大御所のみのようだ。天気予報が雨となっていたから、出動を控えたのだろう。車で片道1時間以上の者も存在する。気軽に一寸其処まで・・・・とはいかないのだろう。白煙をたなびかせるのも、そうそう簡単では無い。恵まれた条件に感謝の一言かな。

秋風そよぐ青空の下、汗をかきながらの作業ももうしばらくでしょう。そのうちに分厚い冬服が必要となるのは必定、そういえば衣替えの時期、スタンバイさせる衣服の交換も必要かと。

 

 

 

 

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サツマイモの収穫

2023年10月08日 05時12分37秒 | 耕作放棄地

サツマイモを植え付けてかれこれ100日強、ソロソロ収穫時だ。先般、試し掘りを行ってみたが、全般的な推測としては、分量は少なめでイモは小さめ・・・・・と言った印象だった。今年はやや不作か、そんな予測を立てて、家族にも余り期待をしないようにと告げていた。週明けは雨の予報もあり、晴れ間の間にイモ掘りを行うことにした。品種はベニハルカとナルトキントキ、分量は全体で70株ほどだ。決して多い数量では無い。作業は短時間で終了と見込んだが、何と何と、結果的には半日仕事であった。ツル払いは先に実施していたのに。

掘り出しにはスコップの利用、畝の外側から慎重に掘っていく。用心しないと傷イモの発生となりかねない。サツマイモの収穫にあたって、懸念事項は「傷イモ」と「ネズミの食害」、いずれも賞味には難が出る。例年、某かの食害イモが存在し、収穫意欲を侵害するのだが今年は見られ無いようだ。ネズミの侵入は無かったのだろうか。結果論だが、今年はネズミの食害は無し。モグラの穴掘りも無かったようだから、トンネルの再利用も不可能だったのだろ。

掘り出したイモは、予測に反し結構立派な実りであった。試し掘りに使った株が、たまたま芳しく無い状況だった模様。お化け状態では無く、ソコソコの大きさ、焼き芋等には打って付けのサイズだ。マダム衆に提供しても喜ばれる大きさであろう。畝の端から順に掘り出すのだが、欠損株は少ないようだ。ツル返しも1回しか出来なかったが、各地への遠征も余り見られ無い。ほぼほぼ良好な成長度合いであった。

全体を掘り出してみたら、結果的に30キロの米袋で2袋分あった。予定よりも多めである。ご近所のマダム衆に配分しても、十分な自家用分が確保出来そうだ。車に積み込むのに難儀したが、へとへとになりながら無事に積み込んだ。畑から車までは一輪車による搬送だが、坂道を登り切れず途中で休憩の運びとなるのは通例だろうか。

他の仲間達は未だ掘り出しには至らないようだ。時期的には十分可能なんだが、家族総出のイベント開催もあり、タイミングを図っているのだろう。サツマイモ掘りはイベント用には打って付け、家族の絆も深まるというものだ。天候を見計らい、秋晴れの1日を楽しんでいただければイモ達も喜んでくれるのでは。子ども達の嬌声が響き渡るのも間もなくであろう。

 

 

 

 

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赤ズイキを頂戴す

2023年10月07日 05時54分31秒 | 耕作放棄地

サトイモを大別すると2種類が存在する。いわゆる「サトイモ」と「ズイキ」の相違である。違いは前者が地下部分のイモを食するのに対し、後者は地上部分の茎(葉柄というそうな)を食する。仲間内では大御所がこのズイキに挑戦し、毎年のように常に栽培している。彼の栽培する品種は葉柄と共にイモをも食べれるようで、どちらかというとイモがメインだ。噂の観光客を捕まえての「イモ掘り体験」も、専らズイキのイモが対象となる。ズイキ自体には、赤ズイキ、白ズイキ、青ズイキ、の3種が存在するようだが、後者2種類は見たことが無い。当地付近では栽培されていないのだろうか。

さてこのズイキ、大御所から一株分を頂戴した。ズイキとして賞味してみて・・・・・とのご厚意のようだ。斯様に仲間内でお互いの栽培品目を分け合うことも少なく無い。個々人の好みがあって、栽培品目に違いが生じるのだ。現に、赤ズイキは大御所以外の仲間は挑戦していない。子狸も同様だ。というか、広義のサトイモへの挑戦が無く、専ら仲間達からの頂き物を食している。世に言う「たかり派」だ。

赤ズイキだが、子狸の生まれ在所では余り栽培されてなかった。従って赤ズイキの味を知らずに育ったのだが、ふとした偶然で、天川村の温泉宿で頂戴するハメになり、その美味に虜になってしまった。若い衆には好まれない味のようだが、田舎育ちの子狸にはマッチしたようだ。一番のお好みは、「赤ズイキの胡麻酢和え」、これが絶品で食の進むこと。無論、メインディッシュとなるような品では無く箸休め的な存在なのだが。

私宅の山の神に頼み込み調理してもらった。手間暇が掛かるので余り挑戦したくは無いようだが、そこは丁重に頼み込み・・・・・・。画像の小鉢がそうだが、ご機嫌良く賞味させてもらった。大御所に謝辞を述べておかねばならないだろう。

素朴な山里料理とも言えるかも知れないが、無くせない存在だ。上述したように、若い衆には余り好まれない食味のようで、我が家関係でも賞味するのは子狸のみ、カタカナ料理が大好きな層には苦手な味の模様だ。残念なことである。

 

 

 

 

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