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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

楠公祭

2024年04月26日 05時16分52秒 | 耕作放棄地

千早赤阪村は大阪で唯一の村、それはまあ良いのだが、この小さな村の巨人が楠公さん(楠木正成)だ。太平記等でご存じかと思うが、鎌倉時代末期に後醍醐天皇に殉じて幕府軍と戦った武将である。武運に恵まれず、湊川の合戦で討ち死にとなったが、生まれ在所は千早赤阪村の水分(道の駅ちはやあかさか付近)と伝承されており、村人にとっては永遠のヒーローだ。誕生と生き様とに敬意を表して毎年4月25日に「楠公祭」が生誕地と伝えられる地で開催される。

今年も天候に恵まれ、午前10時に開催、粛々として神事は進んでいく。神事は楠公生誕地と記された石碑の周囲で行われ、現場は生け垣で囲われ、周囲からは覗えない。従って画像は限定された場面のみである事をお断りしておきたい。部外者がウロチョロして神事の雰囲気を壊すわけには行かないだろう。

部分的に生け垣から外へ出られ、参列者と相対行為を取られることも。まず最初は巫女さんのお祓いのような行為で、直前に行われた神楽舞いの延長みたいな模様だ。神道用語が解らないので何と表現したら良いのか、申し訳無い。実はその前の神楽舞いを見たかったのだが、生け垣の故か覗き見できなかった。

神道行事と言えば、玉串の奉納が定例パターンであろう。参列者全員ともいかないので、団体ごとに代表者のみが奉納するシステムだ。呼び出された代表者は神職から玉串を受け取り、拝礼の後テーブルに並べていく。玉串とは神社庁の解説によると、神様に敬意を表し且つ神威を受けるために祈念を込めて献げるもの・・・・・・・・のようです。

最後のトリを締めくくるのは何時も園児達、近くの保育園の年長組のようだ。決まって和太鼓の演奏と、青葉茂れる桜井の・・・・・・・で始まる「桜井の決別」の大合唱だ。曲の背景等については流石に存じないかと思うが、雰囲気の一端は伝わっているのかも。