人生道場

お互いに悩みや考えを述べ合い、それぞれの人生の糧にしませんか。

政府の最善とはこんなものか(イラク人質殺害事件に思う)

2004-11-01 16:17:09 | Weblog
総理の言によれば「最善を尽くした」とのこと。

確かに、その言葉どおりなのかもしれない。
しかし、我国への要求の為に我等の国民が人質にされ、殺害されて
最善を尽くしたとのことであるが、
本当に我国の「最善」とはこの程度のものかと思わずにはいられない。

開口一番、毅然たる態度をもって「テロには屈しない、自衛隊の撤退は
ない」と表明されて、以後果たしてどんな救出作戦があるのだろうか。
如何なる最善の策があるのだろうか。

大臣他を派遣して情報収集に努め、大臣がテレビ出演し、各国関係機関に
協力を依頼し、その他に特別の努力がなされたのだろうか。
なされたことは、如何なる時にもなされるべき当たり前のことではないのか。

それが「最善を尽くした」ということになるとするならば、
何とこの国の危ういことか。

我々は言葉も必要ではあるが、言葉だけでいいのか。
よくよく考えたいものである。

もっと考えるべき点がありはしないか。(イラク人質殺害事件に思う)

2004-11-01 13:34:16 | Weblog
残念ながら、イラク人質事件で我等の国民が殺害されてしまった。
確かにあんな危ない所へ行った奴が悪い、と言ってしまえば簡単である。
しかし、我々はそれだけで済ませていいのだろうか。

今まで我国は、良いか悪いかは別にしてテロとは無縁に近い国だった。
しかし、今の政府与党により一気にテロの危険にさらされ始めた。
国家は勿論国民においてもテロに対する準備も備えも無いままに。
「イラク自衛隊派遣」が如何なるものなのか。それに伴なう危険と
その危険に対する備えもないまま、議論も説明も少ないまま。
そして、今までに4人が殺害され、今回は人質にされ要求が突きつけられて
多少時間的余裕があるにも係わらず、あらゆる手段を尽くされたであろう。
しかし、何もできない我等国民に匹敵するに等しい程度に何も出来ては
いないのではないのか。

今の政府与党が、国内外ともにテロの危険に我等国民を陥れて、その危険
から国民を守るすべもなく、守れない国家であっていいのだろうか。
そして我々一人一人はそれに目を背けているだけでいいのだろうか。

冷ややかな視線(イラク人質殺害事件に思う)

2004-11-01 13:33:47 | Weblog
イラク人質事件において短期間のうちに最悪の結果となってしまった。
イラク人質事件で我等の国民が殺害されたのは初めてである。
にも係わらず、報道を見ていても、それ程大きく扱われない冷ややかさは、
いったい何なのだろうか。
それは、誰もが少なからず「あんな危ない所へ行った奴が悪い、この場合
殺されても仕方がないんだ」という気持ちを抱いているからだろうか。

しかし、我々同じ国民同胞として、それで済ませていいのだろうか。

亡くなられた香田さんには言葉が強いかもしれないが、彼は自分の判断ミスを
自らの死をもって完結されたのではないのか。残念なことではあるが。
しかし、単なる旅行者の彼が人質にされ殺害されなけばならなかったのか、である。
彼は誰に対する人質かである。彼の親に対する金銭要求の為の人質なのか。
否、今回我国、日本国に対する人質ではないのか。我が国家に対しての要求の為の
人質になったのだ。
親ならば我が子を救わんが為には如何なる方法をも構うじよう。
イキナリ「誘拐犯人に対しては屈しない。如何なる要求にも応じない」と断言できる
だろうか。
今回は親に代わり国家政府への要求である。国家もまた国民の生命を守る義務をもつ。
そして要求される内容は国家に係るものである。
にも係わらず、即「テロには屈しない。自衛隊の撤収はない。」の明確な表明がなされた。
もう、この時点で政府に何が何でも「国民の命」が第一、との思いの希薄さが感じられ
ないだろうか。
確かに「テロのは屈しない、屈してはならない」と思うのは誰でも同じではなかろうか。
しかし、「テロの要求次第」との柔軟な考えは許されないものなのか。
今回の要求は「自衛隊の撤収」である。国民の人質1人位の命では撤収できないほど
イラクへの自衛隊派遣は重たいものなのか。