人生道場

お互いに悩みや考えを述べ合い、それぞれの人生の糧にしませんか。

妻との闘争(その9)<幸せな夫婦を目指して>

2004-12-17 05:53:06 | Weblog
私は、特に独身時代はサムライに憧れ、侍を気取っていた。
今の時代、ちょんまげを結ったサムライはいないが、
心は侍であっていいのではないか、例え水のみ百姓で、
あっても心はサムライと気取っていた。
同僚先輩から唯一度、「さむらい」と呼ばれたことがある。
その時の嬉しさは未だに忘れられない。
その先輩もまた、サムライだった。

そんな時代の中での結婚だった。結婚して間がないころの
ある深夜、独身時代に食事をご馳走になったり、色々と
お世話になり、可愛がっていただいたお宅のお嬢さんから
電話が入り、「事故起こしてしまった。現場に来て欲しい」
とのことであった。私は、一つ返事で「直ぐに行くから、
待ってて」と答えた。
ところが、それに妻が猛反対、一緒に行こうと言っても
ガンとして首を振らない。口論から大喧嘩に発展し、
とうとう、私は飛んで行けず、思いを断念しなければなら
なかった。

妻と結婚する前にそのお嬢さんを私が好きだったことを
妻が知っていたので、妻の気持ちが解らぬではなかった。
しかし、それは独身時代の妻と知り合う前のこと。
それよりもお世話になった方々への気持ちが強く、
その方の一人が困って電話をしてきてくれたことに対して、
如何なることがあっても飛んで行くのが、私の義である、
と強く考えていたし、少しでも世話になった恩をお返し
するのもこの時と考えていたので、止める妻に対しては
「何故、男の気持ちを解ってくれない」
と断腸の思いをぶつけたが、どうしても解ってもらえなかった。
その口論の最中に
「受けた恩は孫會孫の代まで返す」と言い切った。
その言葉は今にも忘れてはいないが、残念ながらご両親が
他界された今もその恩に報いることなく時が過ぎている。

このことは妻への許せぬことの一つとして、つい最近まで
しこりとして残っていた。

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4 コメント

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Unknown (kyo(^ ^))
2004-12-18 10:52:14
どうして・・・?

どうして押し切って進まなかったのですか・・・

そこが若い優しさだったのでしょうかねぇ~、妻への愛だったのでしょうかねぇ・・・



どんな言葉のやり取りがあったかは伺い知れないけど・・・

奥さんではなく、押し切ってすすめなかった自分自身にしこりでは・・

云ってもかいなき、過去のことは忘れたほうがいいような気がします・・・今、この瞬間、瞬間が大切なのでは・・・
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コメントありがとうございます。 (kokoroyutakani)
2004-12-18 20:01:02
そう、そのとおりですね。自分の中のシコリです。それが幾つも重なってぇ・・・。

ただ、最近は幾らか悟りましたけど。

嫌がることはすまい、喧嘩はしたくない、

言われたくない、そんな気持ちが働きましたね。

その重なりが、妻に対して萎縮したり、構えたり、自分の行動に規制が働いたり、といった

感じにとなり、自分確保の闘争でもあるんですね。
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そうなんですかぁ (kyo(^ ^))
2004-12-19 12:45:11
うちの主人の場合、張り倒してでも先に進むタイプなので、そう思ったのです。

もともと行き先はいちいち言わないほうですね

信頼関係があればフォホローは後からいくらでもと思ったのです



きっと奥様に頭が上がらないほど愛されていたのでしょうねぇ・・・



わたしも新婚のころ、仕事といって夕方まで帰ってこない日曜がありました。

突き詰めたら、前に付き合っていた彼女が電話くれてあってくれというので・・・・という理由で、もちろん後日大喧嘩でした・・・

でも、モテモテの人だったのに、私と付き合う気があるならすべての女性と別れてからと云い切っての付き合いだったので、仕方ないかなと、信じました。

ちゃんと家に帰ってきていることだし・・・



これはわたしのほうが惚れこんでいたのでしょうねぇ・・・
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それが大切だと思います。 (kokoroyutakani)
2004-12-19 20:20:48
確かに辛くもあり、納得のいかないところも

あると思います。

しかし、その気持ちが、二人を共に前に

進めてくれるのではないでしょうか。

私はその気持ちを獲得する為に妻との闘争を

続けてきました。しかし、悔しいけど、

無理さを悟りました。他にも求め、そして

男も女もみんな同じと思ったときもありましたが

今ではそれぞれに微妙に違うものと確信して

います。

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