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~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

北斎と広重

2012年11月21日 | 絵画
町田市立国際版画美術館で北斎と広重の版画を見て来ました。


北斎と言えば富嶽三十六景、広重と言えば東海道五十三次が有名ですが、そんな教科書に載っているような作品ばかりが北斎、広重じゃないんですね。それら有名な版画をはじめ、江戸時代を生きた人々の生活を面白楽しく生き生きと描いた浮世絵の数々に感銘を受けました。
意表を突く構図で景勝地を美しく描きながら、そこに描き込まれた庶民の表情や生活の様子が実に克明でユーモラス!江戸時代の人々にとってはさぞ面白い読み物だったんだろうなと思いました。今でいう旅のガイドブックでもあり、マンガでもあり、雑誌でもあったのでしょう。きっとおかみさんは宿六に「そんなもの見てないで、さっさと仕事しな」とかなんとか言ったことでしょう。そんな俗っぽい絵が、今は「素晴らしい素晴らしい」と美術館を飾っているのです。
絵を描くとなるとなんとなく格好付けたり構えたりするところがあるのですが、なんだか「人間 ありのままでいいんだ」とふっと肩の力が抜けるのでした。

帰宅して、Sさんに北斎と湖龍斎(こりゅうさい)の枕絵の豪華本を見せて貰いました。その細部に目をやると、着物やふすま・屏風などの調度品の柄がとても素晴らしくて目を奪われます。
日本の文化は素晴らしい!と改めて思いました。

鑑賞後、美術館がある芹が谷公園を少し歩きました。


のびやかで楽しい絵を

2012年11月17日 | 絵画
今日も水彩教室を欠席してしまいました。
これと言った理由もなく、ただ教室で与えられた課題を与えられた手順で描くことが重苦しいのです。
好きで描くのだから、のびやかな弾む心で描きたいと思うのですが…

BOOKオフで「日本の童画」のシリーズ本に出会って、棚にあった5冊全部を買って来ました。



再婚した夫が亡くなったあと、大人のための文字のない絵本を描きたいと思って水彩画を習い始めました。
孫が生まれ、絵本に接する機会が増えた今、再び、自分なりの童画を描きたい、上手くなくてもいい、味があればいいなんて思うのです。

先日、東松山の丸木美術館へ行って来ました。
駐車場の片隅に野仏が佇んでいました。美術館の裏には都幾川がゆるやかに流れ、のどかで明るい里でした。





この美術館は丸木位里・俊夫妻の原爆の図で知られています。そして丸木位里さんの母スマさんの絵も展示されています。スマさんは70歳を過ぎて、長男夫婦の勧めで絵を描き始めたそうです。私でも間に合う!と思ってしまいました(笑)子どものような無垢で楽しい心を感じる絵です。来年のカレンダーを買いました。




1・2月のカレンダー

南部市場と深浦漁港

2012年11月16日 | 写真・カメラ
横浜の南部市場へ。近くに住んでいたのにここは初めて。早朝から営業するのでお昼には店じまいということで、朝寝坊だった横浜時代の私には無理だったのです。
いろんなお店が安い安い!次回はもっとゆっくり行きたいです。



深浦湾に寄り道しました。


釣り糸を垂れる人。まるまる太って人懐こい猫。漁師さんとお喋りしました。
そしてしばしファインダーを覗いて一人遊び。
こんな写真が好きだったF氏を偲んで。。



  

ごめんなさい

2012年11月14日 | 日々の出来事・想うこと
F氏がいつも言っていた言葉を思い出しました。
「人は、人が亡くなってからいろいろ言うけれど、死んでからじゃなんにもならない。生きているうちが大事なんだ」
そうなんですよね。
言い訳なんてせずに、F氏を傷つけた自分の罪を受け止めなくてはいけない。

ごめんね、F

2012年11月14日 | 日々の出来事・想うこと
私はひどい人間だと思います。
亡くなったF氏はきっと許してくれると思ってみても、それは私の身勝手な言い訳。
最後に話したのは去年の12月18日(スカイプの履歴から)
今から4カ月位前だったかFacebookに登録したら間髪入れずにお友だち申請が来たのに、私は逃げるように応えなかったのです。
1年前傷心の私は一人で立っていられずにF氏にすがったのでした。そして彼は「キミに新しい恋人ができるまで、僕のそばで辛い気持ちを紛らわせるといいよ。何もしないから。それが愛だよ。」と言ってくれました。それでも私は裏切った人といた時間を「楽しかったの」と言ってはF氏を落胆させ、怒らせたのです。
結局私はSさんと復縁しました。そしてF氏を拒絶しました。

去年Sさんが私と啓子を気楽に二股かけたのは、私が元恋人F氏と頻繁にスカイプしていたから(もちろん友人として)かもしれないと思っています。
F氏はさすが年の功と思えるアドバイスを沢山くれて、とっても優しくて、ほんわかとした空気で包んでくれる人でした。亡くなってしまうと良い事ばかりが思い出されます。
でももっとゆっくり思いだすと、嫌なところがいろいろあって一緒にいるのは無理だと思った判断は今も同じです。
それにしてももっと誠意のある接し方をするべきでした。近い将来F氏がいなくなる日が来る事はわかっていたのに。
ごめんね、F。もし死後も魂があるのなら許してください。



お花を贈りました