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暮らし研究家『暮らし家』の古民家・田舎生活

豊かな暮らしってなんだろう。モノではない「何か」。残し、守り、伝えたいモノや事柄を岡山県西粟倉村から発信します。

キンウチ。

2015年03月16日 | 2015年~3月
椎茸の菌打ちを手伝わせてくれることに。
わーい、しいたけ、大好き



まずは玉きりした木に







ガイドつきの専用のドリルで穴を開けていきます。


玉きりしているとはいえ、1本1本は結構重い。一本20~30キロくらい、太いものだと50キロくらいあるんちゃうかな。
それを台の上に乗せ、穴を四方八方に開けては降ろす。これだけでもまずまずの重労働。
穴を開けるのも腰入れてないとドリルにふられるし、ね。




さて、お次の出番はコレ。

椎茸の菌ちゃんです。


これを穴に差し込んでいきます。

これはね、結構楽しい。スポスポ入っていくしね。
一回菌付けしておくと、5年くらいは繰り返し生えてくるらしい。
優秀だなぁ。











4人でやってると休憩しながら3時間くらいで終了。









これは師匠の以前に菌打ちした原木。




こんな風になってくれたらいいなぁ。











この日はもうひとつ収穫がありました。



わっかるかなー、わっかんねーかなー。






そう、ふきのとう!





さっそく帰ってふきのとうみそにしました。
この苦味がたまらない…。たきたてごはんにのっけたい…。








今度は桜の木になめこの菌付けするそうです










啓蟄 第九候 菜虫化蝶 なむしちょうとなる

守りたいもの。

2015年03月14日 | 2015年~3月
トコさん、何も食べていないのに何度も口をアムアムすることが多く、何か変。
何か歯にはさまってるのかな…と見てみると

ココの歯が割れてグラグラしている!!






思い当たるところはあるんです…_| ̄|○
小さい時、当たりかまわず家具を噛むくせがあって
ソファやダイニングの椅子をかじられていたころから
ストレス解消のために、と硬いものを噛ませていたんです。
これを。





病院に行きました。
結果からいうと抜歯しなくてはいけないとのこと。
先生にヒヅメはだめ!としかられました…。
ごめんよ…トコ

もし、私と同じく、良かれと思って食べさせている方、気をつけてください→牛のヒヅメの話

まだまだ犬の人生折り返しもきていないのに、大事な臼歯を失うことにしてしまってホントにショックで、申し訳ない…。
色んな方法を先生とお話しましたが、今後の化膿のほうがこわいので、抜歯が最善策という結論になりました…。
ちょっとしばらく落ち込みそうです…









そういうわけで動物病院に行くことになり、ピートをひとりでお留守番というのも不安心配だったので
健康チェックもかねて診てもらうことに。
そろそろフィラリアの薬ももらいたいしね。


体重は7.68キロ。
うちに来た時が6.9キロだったから若干増えている。
先生いわく、ちょっとやせ気味だけれど、適正の範囲内で
食が細いのも、この子自身が調節するタイプなのでしょう、と。
ちょっと安心。
フードも残すことが多かったり、そもそも食べない日もあったりで、すごく気がかりだったから。
ただ、7キロは切らさないように、と言われました。
フィラリアも陰性。
体温も、心拍数も正常。

何の犬種が入っているのかなあという話になり、
たぶんこの柄だと甲斐犬か…もしくは琉球犬かな、と。
ほう、珍しい。
いずれにしても狩猟犬の血は入っているとのこと。
狩猟犬って、狩りに行くときは俊敏に動けるようにとかなりウエイトをしぼって、ほぼ飢餓状態で出発するそう。
帰ってきたら低血糖で運ばれることもあるんだとか。…キビシイ世界だなぁ。
長い時間をかけてそういう風にそだてられるため、ハウンドドッグはえさを自分で調節する子がたまにあるんだとか。
「あ~いが~すべ~てさ~」
…落ち込んでへんやん

診察室ではまな板の上の鯉、なすがまま(笑)。
「これだけおとなしいから狩猟犬としては使われなくて捨てられたんかもね」と言われました。
ほんと、そうかもと思うほど心優しいピート。
私にとってはこの優しさが本当に癒しです。









私の愛すべきこの3つの命を守ってやらなきゃ、と改めて思ったのでした。

調味料考。

2015年03月12日 | 2015年~3月
みなさんは、どんな調味料を使っていますか?
形から入るムラビト2号は調味料を選ぶのが好きです。





こんにちは料理酒。




平出油屋の菜種油。




白扇酒造のみりん、福来純。




村山造酢の千鳥酢。





料理塩はアルペンザルツ。






漬け物などには五島灘の海塩。




そして最近使い始めた小豆島ヤマヒサの薄口&濃口醤油。









私の選ぶ基準は
まずはもちろん口コミや知り合いの評判など、『味』ですが
次に重要視するのはラベルだったりHPだったり…の『顔』。
自分の直感にしたがってビビビッときたものを買うと、だいたい自分の好みに合っていることが多いです。






特売されているものに比べるとお値段も少々張りますが
どこでどのように作られているか、原材料はどのようなものかを知っていると
安心して使えますし、意外と少量でも深いうまみがうまれます。
















啓蟄 第八候 桃始笑 ももはじめてさく

身土不二。

2015年03月09日 | 2015年~3月

台所に立つのは楽しい。

ただ、毎日の献立を考えるのはなかなか苦労する。
思い浮かぶときは、あ、あれもこれも…となんてことはないのだけれど
時間のないときに限って、あー何にしようと時間だけが過ぎていく…。
そういうことってありませんか?

そんな私も、最近のお買い物で気をつけていることは
できるだけ「旬のものをいただく」ということ。


旬のものをいただくメリットは4つ。

1、まず安い
旬のお野菜は最も生育条件が揃った環境で育てられています。
ということは栽培にも無理がなく、収穫量もたくさん見込まれる。

露地栽培の農家さんは作り置きができないため、この点が悩みのタネでもあるとは思いますが
消費者がしっかり旬のものを買うことこそが生産者保護にもつながると思うのです。


2、安全性が高い
これは、目からウロコだったのですが
上にも述べたように生育条件が揃った環境で育てられる、ということは
その季節の温度や害虫を含めた環境にも強い、ということです。
有機無農薬、と謳っていなくても、余分な化学肥料や余分な農薬が少なくてすむということですね。


3、栄養価が高い
旬に収穫した野菜は、味もさることながら、栄養分も最も高い状態にあります。
例えば、冬が旬のホウレン草の場合、冬季の低温の中でじっくりと太陽光線を浴びて、地道に光合成を行っています。
そうすることで、じわじわと良質な栄養分を蓄えているのです。
ところが、ギラギラと太陽が照りつける夏季では、その暑さからほうれん草も水分を欲してどんどん水分を吸収し、促成栽培の状態に…。
スピードアップして育ったホウレン草は当然、蓄えられている「栄養分」や「味わい」が異なってきます。
実際、旬のホウレン草とそうでない季節外れのホウレン草の栄養価を比較すると、2倍~それ以上の違いがあると言われています。
人参やトマトなどの野菜でも同じ結果が出ているそうです。

旬の野菜は季節外れの野菜と比べて、同じ量を食べたとしても栄養価が倍もしくはそれ以上!これは摂らなきゃもったいない!


4、なんせ美味しい
美味しいと感じるのは体が欲しているから。
暑い夏はトマトやナス、きゅうりなどを食べることで体を冷やしてくれます。
強い陽射しを浴びて育った夏野菜の皮には陽射しに負けない抗酸化作用の高いファイトケミカルが蓄えられ
それを私たちがいただくことで間接的に抗酸化力を高めてくれる。
そして秋から冬にかけて体を温めてくれる根菜類が旬を迎え
春にはふきのとうやうどなど苦味のある山菜が体を目覚めさせてくれるのです。
自然界ってなんてうまくできているんでしょう!!





去年の夏からのぬか床、活躍しています。

人参・小カブ・赤芯大根…テキスタイルみたい




今回は変り種で硬めにゆでたブロッコリーも。
ぬか漬けされているかた、ブロッコリー、オススメです。
特に芯のところがすごくおいしかった!



私がよく行っていた、とっても信頼のおける八百屋さんが今月いっぱいで閉める事に。
地元の安心安全の野菜が手に入れられていただけにホントにホントに残念(今やJ〇直売所といっても=絶対安心ってわけじゃないしね)。
私たち消費者がもう少し安心や安全に興味を持って選択していかないといけないんだな。

そして大人も含めて、私自身も共に学びながら、食育的な発信がしていけたらいいな、と思います。