Wii用のダイビングアドベンチャーゲーム「FOREVER BLUE~海の呼び声~」です。
アリカというところが作っているのですが、私は以前PS2版「EVER BLUE」という同社のソフトをプレイしたことがあります。(EVER BLUEを楽天市場で検索してみる?)
「EVER BLUE」は沈没船の探索でかなり楽しみましたが、
今回は北極氷海、南極氷山、淡水河川、高低差がある海、などと場所のバリエーションがとっても豊富。
期待以上の出来でした。
-----
青いメリーゴーぁラぅンド
青く美しいサンゴ礁でのダイビングは癒されます。( ̄。 ̄)
主だった動物は、決まったポイントで周回してますので出会った場所を覚えておくと、再会が楽になります。
(後に写真撮影ミッションで探すこともあります。)
操作はノーマル(天地&水平面を固定)とエキスパート(天地を固定しない)の2種類がオプションで選べますが、エキスパートにして海中で360度回転しながら空を見上げると美しい光も堪能できます。
エキスパートといっても、操作をやめると、30秒くらいかけてゆ~っくり水平姿勢に戻るので、姿勢制御が難しいということはありません。
(逆に、背泳ぎ姿勢を保持できないのがマイナス点か?)
-----
水の上にはなにがある?
海面から顔を出したり、砂浜から小島に上陸できたりもできます。
北極なんかでも氷に開いた穴から上陸できますので、びっくりするほど多くの動物に出会えます。
-----
蒼いお化け屋敷
今回秀逸だと思ったのが、恐怖感。Σ(゜Д゜;
ダイビングの怖~いとこを存分に堪能できます。
サンゴ礁を抜け出して、深海に足を踏み入れると別世界です。
深度が深くなるにつれ蒼くなる海中空間。
浅瀬から、急に沈み込む地形に初めて足を踏み入れたとき、下を覗くと底の知れない藍さにブルってしまいました。
慣れないうちは、水深20m以上潜るのがすごく怖かったです。
この緊張感が良い。(((;゜д゜)))))
ゲームを進めていくと、40m級の深度も当たり前になりますが、蒼く藍い闇の向こうからヌ~っと浮かび上がる巨大生物(サメやクジラ)や沈没船のシルエットにドキドキです。
深海魚も迫力あります。
そして、不意に後ろを振り向くと、無言で漂っているバディ(サポートパートナー)の影にビビったりすることも・・・。
夜中プレイしていたらトイレに一人でいけなくなるかも?
サバイバルホラーっぽい雰囲気が漂ってます・・・。ある意味ジャンル違う。(^^;)
怖さといえば、海底の裂け目に沿って100m以上の大深度潜水をする場面もありますが、光の届かない場所で天地を見失う感覚もダイナミックに感じることが出来ます。
前に進んでいるのか下に向かっているのかわからなくなりますので、航空機のような姿勢指示計が欲しくなったりします。
まあ・・・こまかいことをいうと、
『光が届かないはずの大深度でも、実は昼間に潜ると天頂に明るい光が見える(初心者向け配慮??)』
ということがあったりしますけどね。
-----
期待以上の大ボリューム
海中を散歩するだけで数時間幸せになれるゲームですが、
宝探し、イルカのショー、図鑑など、サブストーリーややりこみ要素も充実しています。
全部極めようと思うとプレイ時間100時間では足りないんじゃないかな?
マップは広いし、昼夜の時間帯や月の満ち欠けがありますので、多彩なシチュエーションも体験できます。
場所によって雨や吹雪もあります。
雨の日に水面を見上げると、ちゃんと雨粒の波紋が見える!
メインストーリーはマップに仕掛けられた謎を解きながらゲームを進めます。ヒントがかなり充実していて、攻略に迷うことはほぼ無いんですけど、、
『ラピスラズリは「鉱石」か「金属」か?』
『今日が「下弦の月」なら、次の「満月」まであと何日?』
みたいなちょっとした雑学が無いと仕掛けが解けない場面がありますので、人によっては少し辞書が必要かも。
wikiとか攻略サイト見るとはやいですけどね。(ノ´∀`*)
オヤジギャグがときどき出てきたり、
メインヒロイン(?)が若干ゲテモノ好きだったり、
変なコスチューム(ウェットスーツや水着)がゲットできたり、
遺跡でサルベージしたものにガチャポンみたいなのがまざっていたり、
南極もピラニアの川も、(誰もツッコミを入れませんが)ビキニで潜ることが出来たり、
ちょっとしたお笑いも混ざっていますので、ストーリーも軽やかに進んでくれます。
ただ、キャラクターにボイス(声優さん)は当てられていないので、近年のゲームとしてはすこし寂しい気もしますね。
声データを入れることでその分マップデータやイベントが削られてしまうとかなりイヤですが・・・。
-----
写真で記録に残る海も
写真機能で、自由行動中のほとんどの場面で撮影が出来るので、動物以外のものも割りと自由に撮影できます。
朝日とか夕日もなかなか綺麗。( ゜∀゜)b
北極の吹雪の中、主人公の帰りを待つ仲間たちの姿を撮ったり、
観光ガイドを依頼してきたお客さんを撮ったりも出来ます。
写真を撮るときは一人称視点になりますので、自分自身を撮れないのが少し残念。
立った目の高さからしか撮れないのも残念。陸上生物を撮るときは「見下ろしたアングル」の写真しか撮れない・・・主人公さん、しゃがんでくれたらもっといい写真とれまっせ!
-----
[お店にリンク]
~amazon~
フォーエバーブルー海の呼び声 発売日:2009-09-17 |
~トイザらス・ベビーザらス(楽天市場)~