それはもう1年ほど前になるでしょうか。
ボクのPS2(2000年購入。8歳)で「ディスクの読み込みに失敗しました。」のエラーが発生するようになったのは。
それでも何回かトレイを出し入れしたり、リセットをすると読み込めるのでだましだまし使っておりました。
「おじぃちゃ~ん。がんばってぇ~~~~」
と、つぶやきながら・・・。
しかし、
その後、読み取りエラーが起こる確率がふえていき・・・。
挙句の果てに、起動しても約15分でゲームがフリーズするという、熱暴走らしき症状まで発生・・・。(;゜д゜)
決めた。分解しよう。
目的は掃除とレーザー出力アップ。
幸いネット上にはその方法を解説しておられるサイト様がいらっしゃいます。
特に参考になったのは下のページです。
[Evolution] 様のページ
http://www1.plala.or.jp/evolution/
→SONY Play Station2 SCPH-10000修復
http://www1.plala.or.jp/evolution/ps2scph10000.html
[DVDレコーダーが壊れた!] 様のページ
http://www.geocities.jp/arcus_270/index.html
→PS2(プレステ2)[修理・レーザー出力調整]
http://www.geocities.jp/arcus_270/c/ps2.html
本当にありがとうございます。m(__)m
というわけで、ぶっ壊れ覚悟、分解メンテしてダメだったら新しいものを買うと決め、ドライバーを手に取ったわけです。
(個人で分解するとメーカー保障や、すべての修理サポートが受けられなくなりますのでご注意を)
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分解手順は上記のサイト様をご参照いただくとして。
まあ、年相応にホコっていました。
特にファンや吸排気口。
なんかカビっぽいものまで発見。
このまま放置していたら腐海にのみこまれていたのだろうか?
メインの基盤と電源をつなげているでっかいコネクター部分は場所がわかりにくい上、硬いので、引き抜くとき怖かったです。
無理にはがそうとすると基盤がしなって破損しかねないので、
横から覗いて、どこが繋がっているか、どこが外れないのかを見極めながら、あせらず慎重に分離。
無事に取り外すと、当時の最先端集積回路、ソニーが誇るエモーションエンジンとグラフィックシンセサイザーがこんにちは。
綺麗なので修理に失敗したら歴史遺物のインテリアとして飾るのも手か?
今回の掃除は、カメラのレンズに使うブロアーをつかって、ホコリを飛ばしました。ゲホゲホ。
基盤に薄く付着している微細なホコリはなかなか飛んでくれませんので、ひどいところは綿棒で撫でました。
ディスクをまわすモーター部分。
ゴムに付いたホコリはプラモ用マスキングテープをピタピタして除去。
レンズも綿棒でクリーニング。
レーザーの出力は、3回ほど分解、仮組み、テストプレイを繰り返し試行錯誤しつつ、ボリュームを円周1mmほど時計回りにまわして、出力アップ。
一部のICは、放熱のためシールド(金属板)やヒートシンクと軟らかいシートで接触させられています。
分解中に少し破れたシートもあったのですが、同じ厚みのものを入手できなかったのでそのまま使用。(^^;)
このシートは、表も裏も綿棒で古いグリスを拭った後、パソコン用の熱伝導グリスを新たに塗布しなおしました。
このグリス、塗るのと塗らないのとでは、放熱の効率がぜんぜん違います。
自作パソコンパーツを扱うショップで買えます。
今回はアイネックスというところの2g 400円のものを使いました。お金に余裕があればもっと高性能なものも売っていたりします。
その後、ダメ押しで本体にゴム足(手持ちの家具の余りパーツ)を両面テープで貼り、浮かして放熱効果をかせぐことに。
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結果、苦労の末、
・ディスクの読み込み失敗がなくなりました。ヽ( ̄▽ ̄)ノ
・15分やそこらでフリーズしなくなりました。ヽ(⌒▽⌒)ノ
・でも1時間を越えるプレイをするとフリーズしたりします・・・o(゜◇゜o)!?
「ジェットでGO!2 PlayStation 2 the Best 」をプレイしていて
1時間のフライトのあと、着陸直前にフリーズしたときは泣きました。
セーブ場所が限られるゲームはプレイできませんね・・・。
でも、これが限界かな~~。
結局フリーズする原因は不明ですが、いずれにせよ私にはこれ以上の手入れは出来ないので、
これでガマンして、また症状が悪化したときは新型(SCPH-90000) を買うしかないか。(>_<。)