企画・製作は海洋堂、販売はオーガニックの「フロイラインリボルテック」第2弾、TYPE-MOON原作「Fate/stay night」のヒロイン、「遠坂 凛」のレビューです。
原型製作は榎木ともひで氏。
約1/10スケール。全高150mm。
「リボルバージョイント」と呼ばれる球状関節を利用したアクションポーズが楽しめます。
腰をはさむ格好のスタンドが付属。
このフィギュアの顔を見たとき、第一印象は正直あまり良くありませんでした。
・目が左右に離れすぎ
・前髪のボリュームが足りない
・鼻の根元の凹凸が少なくのっぺりした雰囲気
というのがその理由でした。
でも、購入して2日後くらいからカッコ良く見える角度が分かってきて「あれ、思ったよりは悪くないかも」と思い始め、
4日経つと「ちゃんと遠坂凛してるじゃない」、と思うようになりました。
このフィギュア、ちゃんとあごを引かせせた上で、彼女の右目を中心としたポーズを取らせるとなかなかいい表情を見せてくれます。
まあ、あくまで私の感想ですけど・・・。
そのため今回の記事の写真は彼女の右半身を手前に持ってくるアングルが多い・・・。
気がつけばそういうアングルの写真しか撮ってなかったもんで。m(__)m
このフィギュアに"素立ち"はあまり似合いません。
へんな言い方ですが、この凛はフィギュアのほうから
「私ってきれいでしょ？」
と語りかけては来ません。
ユーザーがアクションをさせてみて、「凛に似合うと思うポーズを見つけてやる」という遊び方がいいのかなぁという感想を持ちました。
その代わり、いじって遊べば遊ぶほど新しい"味"のある発見があります。
リボルバージョイントが、髪(ツインテール)・首・肩・腰・股関節・足首に使用されています。
ツインテールが自由に動くというのは意外に楽しかったです。
大胆に動かしてみると雰囲気が変わります。
体の各部分は接着されていませんので、一度分解してリボルバージョイントの接続位置を確認しておくと、可動方向が解りやすくなります。
スカートも別パーツです。
この凛は背筋が伸びており、姿勢がいいので前屈みは不得意です。
上着もスカートも軟質樹脂製ですが、腰や足を大きく曲げた状態で保持するのはやはりつらいです。
ちなみに、スカートの黒色が腰などに移りやすいです。残念。
肩のリボルバージョイントは、主に"前後のスイング"に動くようになっているため、"脇を上げる"というポーズをさせるためには"二の腕の斜め軸"を動かすことになります。
このあたりのいじり方には慣れがいるかもしれませんね。いわゆる「山口可動」ですかね。
手首の関節は服の袖を利用してうまく隠しています。アイディア賞ものです。
おなじようにして、制服の桜とか、私服のセイバーが欲しいなあと思いました。
でも、この手首のリボルバージョイントを動かすのは少し面倒と感じます。
手首は普通にボールジョイントで良いんじゃないかと・・・。
だめなの？(^^;)
原作でおなじみの「アゾット剣」と「宝石を構えた手」が付属。
意外と自立するのにはびっくりしました。立たせたまま長時間展示するほどの安定性はありませんけど。
結構飛翔ポーズが似合います。
魔術やアーチャーを駆使してモモンガ並に軽く滑空できるキャラですので、もっと傾けて大胆に浮かせてみるのも良いですね。
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