小さい頃親父は秋になるとキノコ採りに出かけた。石川ではキノコとは言わずにコケとという。全国的にはキノコが一般的で東北ではタケ、九州ではナバという。10月に入ると気温が下がり雨が上がった翌日当たりキノコは子実体をつくる。親父が腰カゴに大事そうに採ってきたキノコを新聞紙を引いた上にならべる。キノコ独特の香りがある。これがキノコ臭だ。傘も枝も比較的大きなキノコを持ってこれがイッポンシミズだと言ったことを記憶している。神戸でキノコ仲間と採取して昔親父が言っていたキノコはなんだろうと調べた。標準和名のイッポンシメジは親父の言った気のこと良く似ている。ただこれは毒キノコ。あの時は食べている。たどり着いたのがウラベニホテイシメジだと分かった。同じようなキノコで同じような場所に生える。よく間違わなかったものだ。見分けの特徴は、かすったような斑点がある。慣れてくると違いがわかる。その他にもクサウラベニタケもよく似ていてこちらも毒キノコだ。キノコには地方名が多くあり、特に毒キノコには注意が必要である。疑わしきは食べずである。
天下御免がノートに書いてあった。懐かしい番組だ。主人公は平賀源内でアイディアマンだった彼を取り巻く人達との出来事の番組だ。とにかく面白かった記憶がある。源内役は誰だったかな?山口崇だったか?中野良子も出ていたような?山田隆夫もでていたような?この番組で平賀源内が好きになったように思う。源内の本は、何冊か読んだ。一番新しい本は、少し古いが小説で「源内が惚れこんだ男」秋田の角館で藩に仕えた絵師に遠近法を教えたシーンがあった。
テレビノートを書き始めた頃の中にみんなの科学があった。教育テレビだったと思う。この頃から科学番組や自然の関係の番組をよく見ていた。50年経ってもあまり変わらない。その番組の中で「サルは人の祖先か」という番組があった。類人猿としてのオラウータン、ゴリラ、チンパンジー、テナガザルが書いてあった。ボノボのことは書いてなかった。この頃はチンパンジーとしての認識だったのか?類人猿とサルの区別、人間に近い類人猿、食生のことや行動についても記述があった。挨拶行動は類人猿ではすると書いてある。その他社会性、言葉の理解等についても記述があった。