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C・フクナガ『闇の列車、光の旅』

2010-06-30 | clipping
東洋経済オンライン|低予算ながら数々受賞、映画『闇の列車、光の旅』のキャリー・ジョージ・フクナガ監督に聞く 10/06/28 | 08:10
http://www.toyokeizai.net/life/hobby/detail/AC/29160e16a88146fec11c2c06ed2bac76/page/1/


 ホンジュラスに住む貧しい若者たちが、列車の屋根に乗ってアメリカへの密入国を試みる。低予算での制作ながら、2009年サンダンス映画祭の監督賞をはじめ数々の賞に輝いた。ロードムービー、『闇の列車、光の旅』(現在全国公開中)。キャリー・ジョージ・フクナガ監督に作品について聞いた。

――現実に、この映画のように列車の上に乗って密入国する人はたくさんいるのですか。

 米国への密入国の手段はたくさんあるし、それこそ数え切れないほどの人が密入国しています。その中でいえば、列車による密入国はわずかかもしれません。でも1つの列車に700~800人乗っていて、それが毎日ですから、その意味ではたくさんといえるかもしれません。

―― 監督ご自身も列車の上での移動を経験されたとか。

 実際に乗ってみないと、この映画は撮れないと思いました。映画に描かれるエピソードを、すべて自分で体験したわけではありません。でも、強盗は実際にありました。夜中に、自分の1両前の車両で銃声がして、たくさんの人がこちらへ逃げてきました。

――もっと予算をかけられるとしたら、どんなふうにしたかったですか。

 列車の撮影にはおカネがかかる。それで地上でのシーンを多くしました。でも、もっと予算があるからといって列車の場面を多くするかというと、それはないかな。むしろロケを増やしていたと思います。

――ハリウッドでリメークの話がきたらどうします?

 もう1回撮って映画の何かが変わるとは思いませんね。特に列車の撮影は非常に危険だったので今回で十分。だからといって列車のシーンをCGで撮るなんて論外です。

―― 映画でいちばん大事なものは何でしょう?

 一にも二にもストーリーです。自分の脚本にはこだわりません。他人の脚本でも、いいものならぜひ監督をしたいです。ハリウッドでは大して内容がないのに巨額の予算がついて、しかもそれが大ヒットしてしまう。落ち込みますよ。

プロフィール
 1977年、アメリカ・カリフォルニア生まれ。カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校を卒業後、ニューヨーク大学で映画を学ぶ。日系3世の父親とスウェーデン系アメリカ人の母親を両親に持つ。2009年、サンダンス映画祭で長編初監督作品『闇の列車、光の旅』が大絶賛され、監督賞を受賞。

6月 19日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

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現代世界をどう捉えるか|映画「闇の列車、光の旅」が描く中南米移民の現実 2010.02.21
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/gendaisekai/2010/02/post-9e49.html


映画「闇の列車、光の旅」が描く中南米移民の現実
http://www.nhk.or.jp/kyounosekai/lineup/20100215.html#fri

貧困から抜け出そうと、貨物列車の屋根の上に乗ってアメリカをめざす中南米の移民たち。
彼らの過酷な現実を描いた映画「闇の列車、光の旅」がアメリカで大きな話題を呼んでいる。
映画は、ホンジュラスの少女と、少女の命を助けたメキシコ人のギャングの
青年が、命がけでアメリカ国境をめざす様を描いたロードムービー。
監督は、2009年にサンダンス映画祭で監督賞を受賞した新鋭、日系4世のキャリー・ジョージ・フクナガ氏だ。
移民が直面している現実をリアルに描こうと、監督はメキシコを訪れ、移民やギャングから直接取材。
さらに自ら列車の屋根に乗り込んでアメリカをめざす移民の足跡をたどった。
映画とフクナガ監督へのインタビューから、中南米移民の現状について伝える。

映画「闇の列車、光の旅」が描く中南米移民の現実
http://www.youtube.com/watch?v=-M9LXJgPbSQ
http://www.dailymotion.com /video/xcb4yz_映画-闇の列車-光の旅-が描く中南米移民の現実_news

映画「闇の列車、光の旅」オフィシャルサイト
http://www.yami-hikari.com/