木曽駒ヶ岳
(2日目) 2006年8月15日 ガスガス→
AM4時過ぎ ポタポタ雫の音。エーン、エーン なんてこったい。
ババちゃん、「パパ、朝よ。ご来光は行かないの?」
私、「起きなくても分かるよ、雨降ってんだろ。」
真っ白、シロスケ! 楽しみにしていたご来光は完全にノックアウト。
打ちのめされて戦意喪失!
朝食後、TV木曽地方の天気はなのに、遊びから戻った小春は
まつ毛も濡れて、冷たいお手手。
ババちゃんはストーブを囲んで皆さんとお喋り団欒中。
これがまた私が教えた“白馬大雪渓”や“アルペンルート”は
分かるけど、ババちゃんの口から“涸沢”だの“氷壁”がスラリと
出て来た時・・・椅子から転げ落ちるかと思った。(笑)
まぁ~、シャーシャーと“付け刃”のように喋られる
・・・さすが ババちゃん!
このまま待ちぼうけでも天気は一向に回復は見込めないし
完全武装で下るかなぁ。
「あーあ、昨日のうちに何で駒ケ岳
に登っていなかったか 大後悔!」
(はぁ~、タメ息)
ハイ。山小屋でトクホンチールを塗って、まだ明るい7時には
寝ましたとさ。昨日は曇っていたけど、見えていた頂上の方向を
恨めしく見つめても・・・外はガスガス。な~んも見えない。
小春、「パパ~、手っ手冷たーい!」
しまった! 小春の手袋までは気が付かなかったのは失敗!
ポンチョの袖ごと握り締めさせて、手をつないで出~発。
・・・あ~、リュックが軽い!
中岳山頂で、「小春、あったよ~」
昨日忘れた水筒がぶら下がっていて発見。 (どなたか感謝×2)
しっかし、ぬぐっても、ぬぐっても眼鏡に付く水滴は
いっそ外したほうが良いかと考えるほどシツコイ。
・・・前から来る方の眼鏡を見ると、あ~、私と同じだろうなぁ。
乗越浄土からの急な下りでは、大人でも吹き落とされそうな風
まさに 新田次郎 聖職の碑 (超感動!)
さすがに小春も「パパ~、怖いよ~」と私の手に
小さな握力を感じ・・・しあわせ!
私、「まかしとき!パパが絶対守ってみせる・・・からね?・・・たぶん」
・・・ババちゃんとの距離を少しずつ開ける私。(密かに置いて行く)
あんなの(ババちゃん)が転がって来たら大変だもんね。(笑)
カールの中腹まで降りてきたら・・・な~んと首からカメラをぶら提げた
Tシャツ姿の観光客
思わずこの先の状況を教えてあげたいけれど、今は小春と必死!
雲の中からロープウェー乗り場が見えてくると???
あれれ、風がな~い。
お花畑に来たら・・・雲はサァーっと流れて
何事もなかったようなピーカン
チックショー!! 木曽駒ケ岳!!
振り返ればクマ(ババちゃん)、「ストックが役にたったよー」
ご機嫌・・・あれっ、もう追いついちゃったの。
ロープウェー乗り場でスッキリした?
ババちゃん、「さぁ~、降りて、温泉、温泉、温泉、じゃー!」
小春の背中を押そうとすると、あれれっ、何か物足りない?
私、「小春、リュックは?」
小春、「しらな~い」
お花畑へ駆け出す私。 オチが付きましたようで。 チャンチャン!
(後書)
帰ってから、スポーツ店にザックを担いで鏡に映す私。
・・・う~んカッコイイ!稜線を颯爽と歩く自分の姿が
目に浮かんで、思わず惚れ惚れ。
ババちゃん、「これは?」
私、「45㍑」
ババちゃん、「こっちは?」
私、「60㍑」
ババちゃん「大は小を兼ねるって言うじゃなーい!
大きい方がたくさん入るしネ!」
私、「誰が担ぐんじゃー」
隣で45㍑を背負って鏡にポーズを撮っている小春。・・・似合う!
似合いすぎるぞ、小春!!
私、「小春、カッコええなぁ~、今度背負ってくれるかい?」
小春、「嫌だー、背負うのはパパ!」
じゃーん、ジャーン。 サウスフィールド60+8㍑ ザック購入!
PS ネットではアルペンの社員か“貧乏登山家”にお薦め、
北アルプスで見たことない! だってさ。
・・・げげげっ、当ってる。 背負い心地が一番良かったんだも~ん。
“安物買いの銭失い”になるか、今後、乞うご期待!
カリマー、ミレー、モンベル、色々あったよ。
ザックが届き、嬉しくて荷物を満載にしてウロウロ歩いていたら
“雨女”ご帰宅。 雨女、「あの人(私)“変”?」だって。
15㌔程かついで部屋を歩き回ったら、片付け途中に爆睡!(大笑)
早くお・や・ま・に行きた~い!!
(終り)
バスターミナル駐車場
1日 400円だったかな?
季節はずれのレポを徐々にのっける予定ですよ。
年内には追いつく予定かな?
また来てね。
ブログ始めたんすねー
早速、足跡を
トラックバックよくわかんね!
おいらにもおせーて
お友達は、どうやるんだ?
今、見てるけれど、良く分からない
前にコメント頂いた木曽駒ヶ岳。改めてレポを読んでうーん。山頂おがめず残念感が伝わってきました^^;)
かなり昔のものからレポを書き始めている様ですが、すごい記憶力ですね...^^