思った事をそのままに

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前原が日米票政府へ辺野古移転の代替案を希望

2014-03-13 21:38:58 | 政治

沖縄の普天間基地の辺野古移転に関し、沖縄の人々の反対が強いとされ、難問とされている。この状況を民主の前原はどの様に意識していたのだろうか、もしも辺野古移転が沖縄の人々の強固な反対により、不可となった時にそれに備えて「プランB」を用意していなければならないとして、前原は12日にワシントンで講演した時に、この事を語り、一日米両政府へ提案したらしい。

だが、前原の言う「ブランB」には具体的な内容など無い様で、肝心の移転場所を沖縄県内にするのか、或いは県外とするのかなど、全く書かれてはいなかったらしいのだが。

辺野古移転が不可となった時には、もう沖縄県内への移転は不可能として良いだろう。となれば、県外への移転をどの様にすべきかを示さなければならなかった筈だ。だが、前原は辺野古移転が不可となった時の為に「プランB」を用意していなければならないとしながら、肝心の事など一切示してなどいない。

更に「前原氏は「私が政府・与党の一員であれば『プランB』の話は公の場ではしなかった。現行の(辺野古移設)計画を進めることが大前提だが、この問題が(日米安保の)全体を揺るがすことがあってはいけないと問題提起をした」と説明した。」(読売新聞2014.03.13)らしいのだが、政府・与党の一員であれば「プランB」に関し公の場では何も示さなかったとしている。

普天間基地移転は、防衛・外交の政府が関わる重大な問題であり、沖縄県民の生活にも関わる問題である。本当に「プランB」なんて意識を持っていたなら、外務相など閣僚を務めていた時に、閣議でも強く主張し、日本側としてアメリカに提案しなければならなか
った筈だ。
また、閣議で主張など出来なくとも、外務相として会見で思いを明らかとすればよかった。何故、日本の防衛・外交に関わる重要な問題に関し政府閣僚の時に明らかとしようとしなかった。

沖縄の人々は、沖縄県に米軍基地が集中している事を非常に懸念している様だが、冷戦時代であれば日本に大きな脅威をもたらしていたのはソ連だっただろう。現在では、ロシアでは無く、北朝鮮であり、中国である事は明らかだ。

何より、沖縄は第2次大戦終了から昭和47年の佐藤内閣による沖縄返還まで、アメリカの統治下に置かれていた。故に、統治下にあった沖縄に米軍基地が多く作られる事になったのだろうな。

もしも米軍基地を沖縄県外へ移転するとなれば、自治体の了承も必要となるんじゃ無いだろうか。移転の了承に応じる自治体は、果たして存在するのだろうか。まして、沖縄に集中している米軍基地を各自治体へ移転すれば、日本の米軍基地はバラバラの状態となってしまう。
そうなった時に、バラバラとなった日本滞在の米軍は集中した行動を行う事が出来るのだろうか。難しいだろう。その事に、日米両政府は懸念を持っているのではないだろうか。故に、県外では無く辺野古移転を強く望んでいるのではないかと思われるが。

だが、中国や北朝鮮などが軍事行動を行った時に、日本は米軍に頼るのでは無く、自衛隊によって防衛を行なわなければならないと主張する人々も多くいるだろう。
これは安倍内閣も強く意識しているのではないかと思われる。その為に、九州地方を強く意識した新たな自衛隊の編成を行おうとしているだろうし、海兵隊と同じ行動を実行できる部隊の編成も行おうとしている筈。

また、現時点と言うよりも昨年では軍事面の全体的な能力は中国よりも日本が優れていると主張する者が多いのではないか。だが、中国は、積極的な軍備増強を図っている。その為に、自国による武器開発も活発に行われている。
決して自衛隊の軍事能力が、何時までも中国を上回っていられるなどとは限らない。日本も軍事費の増加による軍事増強を行っていなければ、その能力はあっという間に下回ってしまうのではないか。

となれば、やはり日米連合による日本の防衛が重視される様になるだろう。となれば、やはり米軍基地は各自治体へバラバラの状態にするのでは無く、一転に集中した状態にしていなければ、中国などの奇襲に対し、決して速攻した行動を実行できるとは限らないだろう。
中国などの脅威から、日本の安全を絶対維持する為には、米軍の協力が必要な事は間違いの無い事だろう。

その為に、日米両政府は普天間基地の辺野古移転を強く要望しているのではないかと思えるのだが。
この事に関し、前原は両政府に対し、辺野古移転が駄目となった時の為に代替案を用意してなければならないんだと、ただ訴える。ならば、その内容に関してもある程度はまとめ、どの様に用意すべきかも訴えるべきだったろうと思えるが、その様な事などせず、ただ訴えるだけ。

前原は真剣に普天間基地の辺野古移転を考えていたのだろうか。日本の防衛、それに関する日米外交など真剣に考えていたのだろうか。民主党政権の時の様に、その場での単なる思い付きで適当に語っていたのかもしれない。
民主党は何時まで経っても全く信用できない政党でしかないし、その政党に加わってる者達の意見もまともに聞く事などできない。