別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン11 気まぐれ感想2

2018-10-19 22:46:06 | シーズン11
第3話 悪い種

ジェンセン監督作品。
身を守るために魔女仲間を集めるも、断られてキレるロウィーナ。ロウィーナ役のルースさん、なかなかグラマーv 
キャスは手錠付きでバンカーに匿われている。まじないが進行して苦しんでるが、兄弟とのとぼけた会話は早くも回復。中がミキサーにかけたトマトみたいだというのに、妙にうれしそうな兄。なぜ(笑)
キャスの車をディスったサムに、私の車がださい?とショックなキャス。すっかり人間の男性心理。
消えたメタトロンを探すため、居残りキャスはマニュアルノートを見ながら検索。毎度のこと言うが、それくらい記憶しろよ天使…。
クラウリーに電話しても出ないのでイラだってる兄に、皮肉言いまくるサム。小姑度がUP。
その悪魔王は、ダークネス幼女のご機嫌伺に忙しいのであった。アマラはまた成長し、髪が巻き毛になってる。クールである。悪魔乳母の魂を吸って、「殺しちゃった」と淡々。
身体は死んでたが、中の魂が身体を動かしていた…って、天使には魂がなく、悪魔にはあるというのがいまだに解せぬ。S8のオークションの回で、クラウリー(悪魔)には魂がないって言われてたぞ確か。(設定はシーズンごとに変わります)
アマラちゃんに手こずり始めるクラ。魂を食べてもカラッポで空しい味がする…と言うアマラ。だがジェナと最初の数人を食べた時はまだ幼児だったし、味の良し悪しがわかる今は悪魔の魂ばっかりだからじゃね?
三下悪魔と下っ端天使、バーで意気投合。というか愚痴の垂れ合い。小並感。

ロウィーナが勧誘しようとしてた魔女を尋問する兄弟。扱いが上手くなったな! もはや普通の魔女ごときは脅威に入らない。
ディーンとロウィーナの会話。さすがに彼女は話術も駆け引きも上手だ。ここにはクラウリー、メタトロン、ガドリエルが座って尋問されてきたが、一番手に負えない感じ。(スタイン野郎は無視) それに兄弟、相手が悪魔付きとか天使が入ってるのでない限り、質の悪い魔女でも殴るとかしないんだよね。やはり女性にむげに暴力ふるえない(悪チャーリーには刻印ゆえ)。

まじないが進行し、女の子を襲って首を絞めるキャス。駆けつけた兄はぶん殴られる。
サムに銃を突き付けられたロウィーナが魔法を解除したが、まんまと逃げられる。キャスをあそこまでにする魔法の力と息子を凌駕する抜け目なさ。あなどれない。
しかしまたサムはロウィーナに吹っ飛ばされたあとなかなか起き上がらないな! 兄貴が側にいるといつもな!

傷を治すというキャスに、「おあいこだろ」と受け入れないディーン。刻印のせいでキャスをボコったS10ラストのことね。S8ではナオミの洗脳でキャスに殺されかけたがね。ディーンとサムは順番に死にかけて禁を破って助けるを繰り返し、ディーンとキャスは暴力ふるい合ってはあとでキャスが治すか自然治癒かのパターンである。思いやりループ…。

さらに成長し、クラウリーを圧してきたアマラ。悪い種って、彼女のことなのか? キャスの中に巣食っていた魔術なのか、それともサムの見たイメージに…?


第4話 愛しのインパラ

ベイビーの中からお送りします!
冒頭、手錠で後ろ手をつながれ血まみれでバックシートに横たわってる兄。美しいよ…。
インパラ内が写る。何度も何度も大破して修理して、最初の部分はほとんどないと思うんだが、「SW DW」、幼い二人が刻んだイニシャルはまだ残してるんだね…(涙)
短パン兄、ちゃんと見せろ! 兄弟でベイビーを洗うのいいねえ。しかし洗車すると雨降りは鉄板。

サムがカーセッ…! パイパーとの熱い一夜はインパラだけが知っている…。覗くなディーンvv
サム「事情を説明するよ」 兄貴が言う通り、せんでいいよ(笑) 事情もくそもないでしょうが。からかわれて五月蠅がるのが普通の男兄弟。ディーンはサムを「おふくろ」呼ばわりするけど、母親に対する言い訳じみたことを、条件反射的に兄にしてしまうのがサム。そして自分が楽しめなくても、弟がヒットを飛ばしたのが嬉しい兄…。
兄弟がインパラ内で食べたり笑ったり歌ったり(!)してるの、う、うれしい…。
「サミュエル」と呼ばれると、「サムだ」と言い返す弟。サミーはもう許容している。てか、サミュエルが嫌なのは母方爺さんのせいでは…。
ハンターの女性を彼女にか…。一般女性の恋人は危険が大きいし理解もされにくい。何度も愛に破れてきた兄弟。夫婦でハンターもいることだし、サム的にはアリと思えてきたのはわかる。サムが一歩前に進んでる証拠。死ぬ覚悟と生を謳歌することを分けて考えてる。ジェシカやアメリアはダメだったけど、ハンターの彼女ならという想い。
でもディーンには無理だね。兄の性格では、愛する女性が死と隣り合わせのハンター業なんて受け入れられない。ディーンは守る想いが強い人。

サムがうたたねから目覚めると、運転してるのが若親父(マット相変わらずイケメン)
夢、もしくは父の姿を借りた何者かの啓示…? 本当に目が覚めてからの兄との会話。本物の親父ではないのがすぐ分かった理由が、「僕が望む言葉を言った」(この父子どんだけ)
ディーンが2か月おきに見る家族の夢。父に運転を教わり、後ろでサムが代わってとせがむ。「いい夢だよ」(滝涙)
サムはメアリーママの夢をしょっちゅう見る。何てことない日常(大泣)
兄は鬼軍曹でない子煩悩な父を夢に見、弟は物心ついたときにはいなかった母を夢に見る。ディーンの夢に母が、サムの夢には父も出てくることもあるだろう。けれどもそれぞれが取り戻したい時代がある。それが哀しい。
広いインパラ内でも、サムが寝るには狭いことが判明(笑)

街の副保安官が怪物とわかり、首を跳ねるもフロントガラスでお口パクパク動いてる。兄、ベイビーのワイパーで首を払う(笑) その間、バンカーでボビーしてるキャスはうんちくをスマホに語っている。いなくてもボケ担当。
「たまには羽目を外せ」という兄の言葉に従い、コンビニだかのレジのおねえちゃんとうふふなおしゃべりしているサム。その間に助けたおばさんが怪物化しててディーンを襲う。つおいぞオバはん。
気付いて走りながら銃を撃つサムはカッコいいぞ。逃がしたがよ。

親玉である副保安官の口に銅貨を突っ込み。首を落としてようやく終焉。兄曰く「とどまることを知らぬオタクっぷり」のサムうんちくによると、三途の川の渡し賃としても使われた銅貨は、今は亜鉛メッキで銅の比率が少ない。銅貨を使わないと倒せない怪物ナックゼア。結局、かけられた手錠はサムの一夜のお相手バイパーが落とした髪留めで解除し、ステーキハウスの駐車係の女の子と友達がインパラを乗り回して返した際に、友達が落としていったポーチの中に銅貨があった。
今回は女難で女得。可愛いインパラちゃんのドアをぶつけて首を切ったし…(^^;
保安官夫人リリー(おばさん)も正気に戻る。ディーンに噛み付いたのはむしろGood Job。血まみれ兄ってなんでああも美しいのか。

サムもリリーの子供を含め、怪物化した人たちを殺さずに保護して無事。さすが。
しかし彼女はご主人の保安官を食べたんだよね…? それを抱えてこれから生きていくの、辛いよね…。
血だらけでボロボロの二人が、「なんてことないよな」兄。「ああ」弟。と肩を貸し合いインパラに戻るところ好き。このトーンは吹き替えが良いのよ。
ディーン「うちに帰ろう」 サム「もう帰ってる。ここが家」
あああああ。バンカーを家という兄も、インパラを自分たちの家と言える弟も( ;∀;)

子供の二人を見つめていたインパラ。元の部分はわずかでも、彼女にはすでにウィンチェスター兄弟を守ってきた魂がある。ナイトライダーならぬ、付喪神のベイビー。
私がシーズン7で許せなかったことが、インパラを雑に扱った件。いくらリヴァイアに追われてるからって、登場させずに隠した設定はダメ。バルサザールがタイタニックを沈めなかったエピでは、兄弟がオレンジストライプが入った変な車に乗ってた。バタフライエフェクトだからって兄弟がこんなダサい車に乗るかよ! キャスのキャデラックをどうこう言えない。ディーンが若いジョンにインパラを勧める過去も消えたってこと。S7のラストではメグにインパラを任せ運転させてた。メグたん好きだが、兄がさせるわけないと思ったわ。

ウィンチェスターの歴史が根本的に変わるほどの影響がベイビーにはある。S5の「5年後の世界」で未来の兄がインパラを放置したのは、サムとたもとを分かち、守り切れずにルシファーの器にさせたからでしょう。大事な弟を守れなかった自分には、もうインパラに触れる価値もないと思ったんだよ。

今シーズンは兄弟仲が破綻なく、仲良しシーンが多い。その中でもベイビーというホームでキャッキャする兄弟が見れる貴重な回。だからか、サムが「Dee」と呼んでるところがあります。幼いサミーが兄を呼ぶ呼び方だね。英字字幕にも出てないので、どこかわかるかなv




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