別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン11 気まぐれ感想6

2018-12-06 23:55:48 | シーズン11
第11話 弱者を狙う怪物

過去。アイルランド。病気の夫と気遣う妻。生まれて間もない娘。幸せそうな家族の元に怪物が現れ、夫婦は殺され、娘は耳に障害を負う。

ルシファーに言われたことが繰り返し頭をよぎり、眠れないサム。気遣う兄は狩りに誘う。
向かった先は高級有料老人ホーム。俺たちも予約しておくかと言う兄に、それまで生きていられたらなと答える弟。
その前に、入居費がいくらかかるか知ってんのか。
入居者が不審死した事件について聞き込み。素敵なミルドレッドおばさまに目を付けられるディーン。 
おばあちゃんでも老婦人という感じでもない。若々しい。
霊になったと思われる爺様の墓を掘る兄弟。サムは陰気で無口。それでも「かなり参ってる。最悪だ」と口には出す。兄弟間は進歩した。

水鳥に餌をやっているルシキャス。ケッ(ルシキャス好きの人いたら、ごめんやで)
天使が一人後をつけ、相変わらずの不毛な問答のあと指パッチン破壊。「これだから下っ端の天使は困る。浅はかで」
貴様もな。

退治したはずのホームで、次はマネージャーが死亡。ミルドレッドの目の前でガラスに頭を打ち付けて窓から落ち、赤いドレスの女の怪物が脳髄を吸うのを目撃。
ミルドレッドさん、お化けを見たこともある。霊感あるのね。駆けつけた兄弟。兄の手を放さないミルドレッドやる~。兄「ハイ、どこにもいきません」 こういうおばさまには弱い模様。
サムは清掃員の女性に目をつけて話しかけたが、彼女は耳が聞こえない。読唇術で人の話は理解でき、話すことはできる。兄弟の会話を読んで、眉をひそめてる。
兄貴、ウォーキングデッド見てるんだね。ダッドによく似た、でも残酷な野郎のことはどう思ってるのか(笑)
怪物は悪いバンシーで、弱っている人を狙う。対象者にしか聞こえない鋭い叫び声で弱らせる。
ミルドレッドは心臓の病気があり、次の標的になるかもしれない。サムは正直に自分たちのことを話し協力を仰ぐ。

一度バンカーに戻るディーン。キャスが資料を家探ししている。様子が変。
悪しき者は入れないバンカーは悪魔王もフランケンシュタイン一族も入れ放題でしたが、ついに魔王入れました。
アマラを倒せず、惹かれてしまっていることをキャスに話すディーン。おーい、そいつ違うどー!
刻印のせいなのか、好きなんだかよくわかんねえ。気持ちが抑えられないと。

清掃員を追ったサムは逆に呪文に磔にされる。彼女は冒頭の赤ちゃんが成長した姿、ハンターのエイリーンでした。確かめるためにサムは手を切らせる。思いっきり切ったよエイリーン(笑) なんと、彼女のじさまが賢人だった。後継者meets後継者。
てか、バンシー用の呪文で張り付けられるサムとは…。バンシーじゃなくて巨人だが。

バンシーを迎え撃つ準備をして待つ四人。サムとエイリーンはいい感じだな。「兄貴がいなければ狩りを続けていない。いつも僕を支えてくれた。裏切った時でさえ」と話したサムは、一人で生きてきた彼女に打ち明けやすかったのか。
ミルドレッドはディーンを夕陽が見える窓辺にいざなう。「あなたと同じくらい素敵よ」 朗らかな人。
長生きして楽しく暮らせるコツは、「正直に生きる。心のままに生きること」と。兄がかなり張りつめていることを見抜き、気を緩めてくれる。
しかし現れたバンシーが狙ったのはディーン! 頭を打ち付け、サムとエイリーンは吹っ飛ばされる。ミルドレッドが印でバンシーを磔にし、エイリーンがとどめを刺した。兄弟守られた(笑)
狩りを続けるというエイリーンに、困ったことがあってもなくても連絡してって、サム誘ったぞv
ミルドレッドはディーンに本命の彼女がいるんでしょと言う。

バンカーのキッチン。サムは兄に、煉獄に行った彼を探さなかったことを謝罪する。もう許してると言うディーン。
サムは眠れるようになり、ディーンは眠りが来ない。


地味だけど良い狩りエピ。しかし。
気にしてたんかいサム。

シーズン8の落とし前をシーズン11でつけようとする制作陣…。3年たってるぜおい。
私の見方は変わりませんぜ。サムは兄貴がいないと自暴自棄になります。どういう方向にかはシーズンごとに変わります。

ディーン、アマラに惹かれるのが刻印を持ったものの共鳴なのかわからないというが、女に惚れるのとは違うと思うよ。アマラに吸収され、彼女の中で永遠に生きる。それは思いがけない誘惑なのかも。
いつ死んでもおかしくない兄弟。でも今度死ねば死神ビリーが宇宙の果ての虚無に置き去りにすると宣言してる。それは勿論サムとは別々だろう。永遠にサムと離れ離れになって漂い続けるならば、苦しみの無いダークネスの中に吸収されるというのは、あらがえない魅力だと思う。アマラ本人もどこか純粋で、彼女が憎めず惹かれるのはよくわかる。でもそれとは別に、魂を吸われたベビーシッターの娘がそうだったように、アマラの闇が安らぎに感じる者もいるんだよね。ディーンがバンシーの標的になったのも、弱ってるというよりも闇に引き寄せられているからだろう。

サムはエイリーンと仲良しに。彼女色恋に興味なさそうだけど、通じ合うものがあった。生まれて間もない時に両親ともに殺され、兄弟姉妹もいない。耳に障害を持ち、育ててくれたハンターも16歳で亡くし、一人で生きてバンシーを追ってきた。兄弟よりも孤独に生きてきた彼女の強さをリスペクトしただろうし、復讐を果たした後が気にもかかったんだね。
サムがお茶に誘うのも珍しい(笑) 吹き替えでは「お茶とか遊びでも」と言ってるが、英語では「hang out」
遊ぶという意味なので、確かに困ったこと以外でも、遊びとかで会わないかと誘ってる。
彼女が賢人の孫だとも知り、「僕もそうだ、僕と兄は後継者だ」と言った時のサムの表情がとても優しくて好き。ハンターである自分たちをわかってくれる女性と付き合うのもありだと言ってたサム。エイリーンとそうなりたいかは別として、同じ境遇の仲間や友達ともっと繋がりたくなっているのかも。嬉しかったんだね。

ディーンとミルドレッドも良かった。年配の女性に目を付けられるのはサムだったのに、今回は兄v
戸惑いつつも嫌がってはいない。可愛いもんミルドレッドさん。人生を真摯に思うがままに生き、朗らかで肝も座ってる。バンシーを見たあとも怯えてないしね。ディーンはこういう女性に対しては仔猫ちゃん(笑) 気軽に見えて張りつめてる彼を見抜き、緩めてくれた。

彼女も範疇?とサムにからかわれ、ディーンが答えた「ゴールデン・ガールズのブランシェが好きだった」 サムは「僕はソフィアが好きだった」というのは、1985~1922年に放送されたドラマシリーズ『The Golden Girls』の登場人物。4人の熟女(以上)がルームシェアしている、いわゆるシットコムと呼ばれるコメディ。ブランシェは金髪でお色気担当。確かにミルドレッドに似てるかも。ソフィアは肝っ玉母さん。兄弟の好みが出てるな。
ミルドレッドがコピーバンドをしていたというパッツィー・クラインは伝説のカントリー歌手だそう。

ルシキャスのパートはどうでもよい…。ミーシャはペリグリノルシファーの嫌~な笑いをよく出しているが、キャスのルシファー笑いがすっごく嫌なんだよ私。困った(笑)

舞台の老人ホームはバンカーから車で15分のご近所。また会いに行きなよディーン。
そしてパンフレットを箱に入れるサム。若い兄弟と、両親のフォトが入ってるあの箱…。サミーの宝箱キター! 老人ホームに入るまで、兄と生きていられる未来もあるといい。口では先行きがないと言いつつも、そんなサムの思いが伝わる( ;∀;)


2話やる時間が取れませんでした…。
もう12月…と?!



コメントを投稿