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こどもステーションのぷらっとほぉむカフェ

「子育て・子育ちを地域で応援!」NPO法人こどもステーションのブログ
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離乳食講習会に参加させてもらいました

2011年02月18日 | コラムDEぶうりん
今日は、福山市キラキラサポーターの「母子保健事業見学日」ということで、
神辺中央コミュニティセンターで開催された離乳食講習会を見学させてもらいました。

寒いから参加が少なかったのか、いつもの講習に比べたら参加者が半分だったそうですが、
それでも12組ぐらいは参加されていて、ご夫婦での参加もありました。
皆さん熱心に講習を受けられていました。

私が子育てしていた頃は、「なるべく早くから!」「できるだけしっかりと!」
という方針で離乳食が勧められていたけれど、今は全然違う。

急いで始めなくても、生後5~6ヶ月ぐらいから、食べさせ始めてみて、
食べ物に興味を示したりしているか、下で押し出さずに口の中に食べ物を入れることができるか、とかをゆっくり見極めてス進めていけばいいですよ~と、とっても優しいよね。
それに離乳を始めても、一さじずつ、一さじずつすすめていって、だんだんに飲み込める物→舌で潰せる物→歯茎で潰せる物・・・と進めていって、手で食べることもOK!
食べる意欲を大事にしましょうってことで、どうしてもぐちゃぐちゃになりがちな赤ちゃんの食生活を応援している感じがして、「いい感じだなぁ」と思いました。

昔の怖~いイメージの離乳食講習会とは全然違った。

福山市では、参加対象が生後4ヶ月~8ヶ月の子どものいる家庭に限られているので、
ぜひその期間に、離乳食講習会参加してみてね。
保健師さんも優しいし、試食を兼ねた実習の時間には、ボランティアさんたちが託児をしてくれるので、ゆっくりと勉強することができますよ。
神辺町では、中央コミュニティセンターで2ヶ月に1回開かれています。
来年度の予定表ができたらまたお知らせしますね。
※「はらっぱ」にはいつも掲載していますよ。

あ、それと、昔は「ベビーフードはなるべく食べさせないでください」
って指導を受けていたんだけど、今は違うのね。
「メーカーさんが作っているベビーフードは、とてもよくできていて、身体に悪いものは一切入っていませんよ。どうぞ使ってくださいね。」って管理栄養士さんが話していました。
そんな辺りもカルチャーショック受けながら、私達キラキラサポーター新人生たちも味見させてもらいながら、楽しく過ごしました。
さすがに、「ゴックン期」の味の無い食べ物は、今さら食べられないね。
赤ちゃんは偉い!



わははひろば・高松に遊びに行きました

2011年02月12日 | コラムDEぶうりん
2月7日(月)に開催された「第17回マミーズサミット」の帰りに、せっかく近くまで行くのだからと思い、わははひろば・高松に立ち寄りました。
わははネット


中に入ると、こじんまりとした広さに4組の親子が2人のスタッフと過ごしていました。
中橋理事長が快く迎え入れてくださり、その日新しくなったという「ピンクのトイレ便座」を私も見せてもらいました。小さい子用の便座も付いていたし、可愛い踏み台もありました。

部屋には、情報コーナー、お茶コーナー、絵本やおもちゃのコーナーが据えつけてあって、「みんなに利用されているんだなぁ」という感じが満載でした。
2回の事務所に上がる階段の下には、カーテンで仕切る授乳室があって、ちょっとした隠れが気分も味わえる。


ベッドが二つ、カーテンで仕切られるようになっていたし、ちょっとした毛布も置いてあった。
トイレの横には洗面台があって、子どもも自分で手が洗えるように可愛い椅子が置いてありました。オムツ変えのための台もあり、その引き出しには紙オムツが入っていた。

おもちゃはほとんどが木のおもちゃでした。こんな可愛いおもちゃだったら、私も遊びたいなぁ・・・。

それから棚の上の方には、幼児服をサイズ別に入れる箱が置いてあって、サイズが書いてあった。不要になった服を誰でもそこに入れることができて、欲しい人は誰でもそこから持って帰ることができるシステムになってた。その下の段の棚に、「50円~200円入れてね」って書いた缶がおいてあって、持って帰る人はそこにお金を自分で入れるようになってた。そのお金はわははひろばに寄付されるしくみ。



お茶も自分で入れて飲めるようになってた。どれでも一杯50円で、5杯分のチケットは200円で売ってたから1杯分お徳ってことネ。

たまたまこの日は入っていたスタッフさんは2人とも福山出身の人だったので、私の訪問をすごく歓迎してくれた。
行けばいつもこんな優しいスタッフさんに会えるなら、毎日でも通うよね。

いろいろと勉強になりました。
ありがとうございました。
福山に帰郷された際には、私達のひろばにも足を運んでもらえるように、
ひろばを準備して待っていたいです。
がんばるぞぉ!

行政も企業もNPO も一緒に子育てしやすい環境づくりを考えるフォーラム(第17回マミーズサミット)

2011年02月09日 | コラムDEぶうりん
第17回マミーズサミット「行政も企業もNPO も一緒に子育てしやすい環境づくりを考えるフォーラム」に参加してきました。

■テーマ:コミュニティビジネスの手法で自立・持続可能な地域子育て支援を!

■日時:2月7日(月)10:00~12:30
■会場:サンポートホール高松
■主催:四国経済産業局
■協力:NPO法人わははネット



こどもステーションがNPO法人化したのは、社会に対し責任ある姿勢を示して、この活動が社会にとって必要とされる限りは、この会を持続可能な体制にしていきたかったから。
NPOが持続していくためには、思いと人とお金が必要だ。
この会を立ち上げたときのメンバーは、「お金はもらえなくとも、利用者が笑顔でいてくれたらそれで幸せ」という思いが強い。
でも私は、メンバーの情熱に頼って、理事長の座に据わっているつもりは無い。と思いながらも6年間が過ぎてしまったが、みんなががんばってくれている好意に応えるだけの報酬は支払いたいとずっと思ってきた。
人の情熱には限界があるし、人間関係が崩れたらボランティアの関係なんてすぐに切れてしまう。
しかも、メンバーが生活のためにお金を稼がなければならなくなったら、この活動を続けていたくても、優先できなくなるだろう。
だから、NPOが自立して継続していくためには、NPOの存在そのものが必要とされるように活動を続けながら、お金を作り出すビジネス的な手法が必要だと思っている。
だからいつまでも公民館を借りて活動していてはだめだ。
公民館を利用しての活動は、経費を参加者で負担しあうことはできても、収益を得る活動はできない。つまり、スタッフに給料を払うなどはもってのほか。
だから公民館以外の自由に使える場所で活動したいけれど、それには家賃という莫大なお金がかかる。
こどもステーションを発足したときからずっと、できる限り安く貸してくれる所、できればタダで貸してくれる所を探してきた。でもこちらにばかり優位になるようじゃダメで、双方に利益がないとね。それもタイミングが必要だし。
週3日以上、一日5時間以上、常設の場所を持って活動していれば、厚生労働省が勧めている「地域子育て支援拠点事業・ひろば型」として国と福山市から、人件費・研修日・講師料・家賃・光熱費等の経費を補助してもらえるんだけどね。
規定どおり活動していたとしても、福山市に認可されなければ補助金は下りない。
そりゃそうだ、私達が好きで勝手に始めた活動なのだから、福山市が私達に補助金を支払う義務は無い。
だからこそ、人件費ぐらいは自分たちで稼げる団体にしていきたい。でも、利用者の負担はなるべく少なくしたいので、福山市からの補助金は諦めずにいたいと思う。

まずは、常設できるひろばを作らなければ、ビジネスもへったくりも無い。

サザエさん家のタラちゃんは左利き?

2011年02月06日 | コラムDEぶうりん
朝日新聞に毎週土曜日、新聞と一緒に入ってくる別刷り新聞「be on saturday」に『サザエさんをさがして』が掲載されています。
書いているのは、牧村健一郎さん。
単行本『原っぱで夕焼けを見ていた頃~サザエさんをさがして』①~⑤ 朝日新聞出版刊

サザエさんのマンガにつられてつい記事を読む。
今週(2011年2月5日)のテーマは、「左利き ~矯正したほうがいいのか~」
その記事に共感したので、参考に書いてみます。

タラちゃんがなぜ左利きと思うか・・・1966年10月19日朝日新聞朝刊の4コマまんがを紹介して、タラちゃんはお客さんの忘れ物を急いで預かるときにカツオ兄ちゃんから左手で受け取り、走り出してから右手に持ち替えていることから推測している。手に物を持って動作するとき、利き手ではない手で持って、利き手は空けておくことが多いそうだ。
そして「右に曲がる」ということを指示しようとしたワカメちゃんが、左右のわからないタラちゃんに配慮して、「オハシもつほうにまがるのよぉ」と走っていくタラちゃんに叫んだ。しかし、客間に戻ってお膳の上を見てタラちゃんの箸を持つ手を思い出したワカメは慌てて外へ言いなおしに行くというオチだ。

ただし、箸遣いは幼児期に矯正させられることが多いので、必ずしも利き手を判断する基準にはならないらしい。
そこで、1970年にイギリス・エディンバラ大学のオールドフィールド教授が作った、利き手調査「エディンバラ・テスト」を日本の生活習慣に合わせて改良した「N・H・利き手テスト」を紹介する。

次の項目について、どちらの手を使うかな?
左手を使う場合・・・マイナス1、右手を使う場合・・・プラス1、どちらも使う・・・0
で足し算してみて下さい。
マイナスとかプラスという言い方が気になったらごめんなさい!

①消しゴム
②マッチを擦る時の軸
③はさみ
④押しピン
⑤果物の皮をむくときのナイフ
⑥ネジまわし
⑦釘を打つときの金づち
⑧カミソリまたは口紅
⑨歯ブラシ
⑩ボールを投げる

合計がマイナス4ポイント以下は左利き、プラス8点以上は右利き、それ以外は両利き
と判断されるそうです。

かつては、箸遣いに限らず左利きに矯正されるのが主流だった。
しかし、その意識は時代とともに変化して、1970年代以降「無理に変えなくてもいい」という風潮が出てきたらしい。
その頃、野球では左利きのホームランバッター王貞治選手が活躍、歌謡曲では麻丘めぐみちゃんの「わたしの彼は左きき」やピンクレディの「サウスポー」がヒットした。左利きはむしろ非凡で魅力的に映った。
そして今や左利きは「レフティ」として、野球やサッカーなど、プロスポーツでは欠かせない存在になっている。

しかし、世の中に1割のレフティは、今も生活の中で不便を強いられている。
左利きでフリーライターの大路直哉さんによると
「差別意識はもうなくなり、左利き用の道具もできているが、例えば駅の自動改札の切符やカードの投入口は右にあり、左利きは手を交差しなくてはならず、小さなストレスは残っている」という。
ウェブサイトクラブレフティ主宰


もしあなたのお子さんがレフティだったら、どうしますか?
また、あなた自身がレフティだったら、矯正されてどうでしたか?
レフティとしてどんなストレスを感じていましたか?

私は、プラス10ポイントの右利きなので、右利きの頭(脳)でしか考えられないけれど、
左利きの人の不自由さは知っておきたいと思う。
そして、だれもが生きやすい社会作りに共に取り組んでいきたいと思ってる。
そうすることが、マイノリティで生きる子ども(人)達が、ありのままに生きられる社会になると思うから。
今回は、「左利き」ということで考えたテーマだったけど、
いろんなことがつながっているよね。

今度サザエさんを観るとき、タラちゃんの利き手に注目してみようと思う。
箸を持つ手が右だったら、タラちゃんは矯正されたのかもしれないね。

厚生労働省がまとめた「よい保育施設の選び方 十か条」

2011年02月06日 | コラムDEぶうりん
ホームページをいろいろ訪ねていたら、厚生労働省(厚生省平成12年)がまとめた
「よい保育施設の選び方 十か条」というのがあった。
まだ子どもさんの保育施設が決まっていない方にも、もう既に決まっている方にも耳寄りな情報なので、参考にして下さい。

以下、貼り付け
厚生労働省ホームページ「よい保育施設の選び方十か条」
*****************************


よい保育施設の選び方 十か条

厚生省児童家庭局保育課
平成12年12月

両親が働いている場合などでは、その時間帯に子どもを預ける保育施設が必要になります。
保育施設は、子どもが生活時間の大半を過ごすところで、その環境や保育内容によっては、子どもの安全や健康面だけでなく、健全な発達にも影響を与えることがあります。そのため、よりよい保育施設を選ぶときのチェックポイントをつくりましたので、参考にしてください。


保育施設の種類

 保育が必要な子どもを預かる保育施設を大きく二つに分けると、認可保育所とそれ以外の認可外保育施設に分けられます。
 認可保育所は、必要な保育士の数や施設の面積などを定めた「児童福祉施設最低基準」などの基準を満たしていることを、都道府県や指定都市、中核市から確認され、自治体から公費を受けて運営されている施設です。
 認可外保育施設は、子どもを預かる施設であって認可保育所ではないものを総称して呼んでいますので、その種類などは様々です。中には、自治体から補助を受けている施設もありますが、全体として、その運営や設備などは、園によって相当違います。



よい保育施設の選び方 十か条

一 まずは情報収集を

○ 市区町村の保育担当課で、情報の収集や相談をしましょう

 保育行政は、住民に一番身近な市区町村で行われています。
 認可保育所を利用したい場合には、市区町村の保育担当の窓口に相談して申し込むこととなっています。
 これに対して、認可外保育施設は、直接は市区町村とは関係していませんので、利用したい場合には、その施設に直接申し込むことになります。ただし、市区町村によっては、認可外保育施設や保育ママに独自に助成している場合があります。その場合には、それらの情報も教えてくれるでしょう。
 いずれにしても、市区町村の保育担当の窓口でいろいろ聞いてみることが大切です。

二 事前に見学を

○ 決める前に必ず施設を見学しましょう

 情報誌や広告などの情報だけでは限界があります。百聞は一見にしかず。利用する施設を決める前には、必ず、見学しましょう。2つ以上の施設を見学することをおすすめします。
 できれば、時間帯を変えて2回見たり、行事のときなどに参加しておけば、保育の様子がよりわかります。そのときに利用者から園の様子を聞くことができれば、さらによくわかるでしょう。


三 見た目だけで決めないで

○ キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙がきれい、保育料が安いなど、見た目だけで決めるのはやめましょう

 キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙などは、きれいな方がよいし、保育料が安かったり、便利な場所にある施設は魅力的です。しかし、子どもが長時間過ごす上で最も大切なことは、子どもが過ごしやすい環境か、保育する人の配慮が行き届いているか、きちんとした保育のプログラムがあるかなどです。このようなことは、見た目だけではわかりません。
 保育料についても、自治体から補助がある場合や、働いている人が皆ボランティア精神の持ち主という例外的なことでもあれば別ですが、安すぎれば、どこかに無理があるのでは、と思った方がよいでしょう。また、利用しやすい便利な場所にあることも大切ですが、保育内容に問題があったり、子どもが過ごすには好ましくないような施設は避けたいものです。

四 部屋の中まで入って見て

○ 見学のときは、必ず、子どもたちがいる保育室の中まで入らせてもらいましょう

 ちいさい子どもが寝はじめる時間帯や、忙しい時間帯などは見学がむずかしい場合もありますが、それ以外の時間帯では、よい保育をしている施設は、保育室での子どもの様子を自信をもって見せてくれるはずです。
 普段の買い物でもそうでしょう。皆さんも試したり確認したりできない品物は買わないはずです。保育室の中を見せてくれない施設は、何か見せたくない事情があると思った方がよいでしょう。

五 子どもたちの様子を見て

○ 子どもたちの表情がいきいきとしているか、見てみましょう

 よい保育が行われていれば、子どもたちの気持ちも安定し、活発になります。お客さんにかけよってくるなど好奇心もいっぱい。子どもたちどうしでも元気に楽しく遊びます。
 10分でも保育室の中にいれば、子どもたちの様子は相当わかるでしょう。

六 保育する人の様子を見て

○ 保育する人の数が十分か、聞いてみましょう

 人手は十分足りていますか。
 人手が足りないと、いくら保育する人がすぐれていても、一人一人の子どもに十分な対応ができません。とくに、生まれてから3歳くらいになるまでは保育する人が一人一人の子どもに、やさしくていねいにかかわれることが大切です。
 人手が足りなければ、おむつを余り替えない、ミルクを決まった時間しか与えない、赤ちゃんの目を見て話しかけない、テレビをつけっぱなしにしてテレビに子守りをさせるなど、手を抜くことができますが、子どもの成長・発達にとっては、問題なのです。

○ 保育士の資格を持つ人がいるか、聞いてみましょう

 保育士は、資格を得るための短大を卒業するなどして専門的な知識を持っています。とくに、継続して多くの子どもを預かる施設では子どもの発達や情緒・体調等に配慮した保育のプログラムが必要ですが、個人的な経験や勘だけでは、よいプログラムをつくってそれに従った保育をすることはまず無理です。
 安心して預けるためには、保育士資格を持っている人がどの程度いるかを聞いてみましょう。

○ 保育する人が笑顔で子どもたちに接しているか、見てみましょう

 保育する人が余裕をもって一人一人の子どもをあたたかく受け入れ、子どもたちに笑顔で接することが大切です。大人に余裕がなければ、子どもたちは、悲しく寂しくつらく感じます。
 保育する人は、子どもの目線で話し、子どもと笑顔で接していますか。大声でしかってばかりいませんか。
 保育する人がつらそうな顔をしていませんか。

○ 保育する人の中には経験が豊かな人もいるか、見てみましょう

 多くの子ども、とくに赤ちゃんも預かっている園では、経験豊かな人もいることが望ましいのです。何をしても赤ちゃんが泣きやまないとき、赤ちゃんの具合が急に悪くなったときなど、ベテランの持ち味が発揮されます。

七 施設の様子を見て

○ 赤ちゃんが静かに眠れる場所があるか、また、子どもが動き回れる十分な広さがあるか、見てみましょう

 赤ちゃんは、保育する人の目が届く落ち着いた空間での保育でなければ心が安定しません。反対に、大きい子どもは十分なスペースではしゃぎ回れることも大切。せまい場所に閉じこめられているのでは、ストレスがたまります。
 赤ちゃんも大きい子どもも一緒に多人数を保育している状態は危険ですし、赤ちゃんがゆっくりお昼寝できません。

○ 遊び道具がそろっているかを見て、また、外遊びをしているか聞いてみましょう

 保育室の中にどんな遊び道具がありますか。部屋によって、室内すべり台のような大きいものでもよいでしょうし、比較的小さいガラガラ、積み木、引き車などでもよいでしょうが、子どもが興味をもって楽しく遊べるような工夫がしっかりされていますか。
 外の空気にふれることや外遊びはとても大切。外遊びの回数や場所などを見て聞いてみましょう。
 また、外遊びの場所が遠い場合には、安全な方法で移動しているか、聞いてみましょう。

○ 陽あたりや風とおしがよいか、また、清潔か、見てみましょう

 陽あたりと風とおしも大切。誰だって、外はよいお天気なのに、閉めきったまま、じめじめしているなんて、きらいです。
 子どもにとって、不衛生は禁物。とくにちいさい子どもには、命取りになることだってないとはいえません。
 保育室だけでなく、トイレや調乳・調理の場が清潔かも、見てみましょう。

○ 災害のときのための避難口や避難階段があるか、見てみましょう

 便利な場所でも何かがあったときに危ないということでは、安心できません。
 災害の時のための訓練をしているか、避難経路はどうなっているか、見て聞いてみることが大切です。とくに、2階以上にある場合は、安全性に要注意。

八 保育の方針を聞いて

○ 園長や保育する人から、保育の考え方や内容について、聞いてみましょう

 保育内容が良いか悪いかは、園長や保育する人の考え方や力量で大きく左右されます。どんなところに力を入れてどんなところに注意をして保育するのか、子どもが日々どのように過ごしているのか、園で大切にしていることなど、考え方を聞いてみましょう。
 きちんと説明してくれたでしょうか。

○ どんな給食が出されているか、聞いてみましょう

 子どもの成長には、栄養のバランスとか年齢や体調に応じた食事がとても重要です。一律にでき合いの市販弁当を食べさせているようでは問題です。献立表の有無や調乳・調理の場の様子など、見て聞いてみましょう。

○ 連絡帳などでの家庭との連絡や参観の機会などがあるか、聞いてみましょう

 家庭と園とが協力して子育てに当たることが大切です。子どもがその日どのように過ごしたか、体調はどうなのか、保護者からは家庭での様子を、園からは園での様子を連絡しあうことはとても大切です。連絡帳などで十分な連絡が取れるようになっているか、聞いてみましょう。保育参観などで保育の様子を見せてもらえる機会があるか、聞いてみましょう。
 また、毎月の身長や体重の測定などの発育チェックなどをどのように行っているか、聞いてみましょう。

九 預けはじめてからもチェックを

○ 預けはじめてからも、折にふれて、保育のしかたや子どもの様子を見てみましょう

 通い始めると忙しくて園に任せっきりになりがちですが、なるべく実際に保育しているところを見るようにしましょう。毎日預けるときや迎えのときに保育室の中に入るよう心がけましょう。
 早く帰れる日があれば、いつもと違う時間の様子も見てみましょう。たまには、保育する人とゆっくり話ができればもっとよいでしょう。

十 不満や疑問は率直に

○ 不満や疑問があったら、すぐ相談してみましょう、誠実に対応してくれるでしょうか

 親も保育する人も、子どものことが大切ならば、話が合うはず。
 また、普段から、保育する人との信頼関係も大切。
 子どものことが心配で相談しているのに、「そんなに言うなら、預けるのを止めてくれ」、「うちの園ではそういうやり方はしていない」、「そんなことを言うのはあなただけだ」などと、対話を拒むような施設は問題です。



 個々の園の特色や状況はだいぶ違いますし、皆さんの事情も一人一人様々でしょうから、どの園がよいかは、皆さんが目で見て納得することが大切。
 ここでは、預けられる子どもにとって大切なことを中心にチェックポイントをまとめてみました。
 子どもの保育のことなどで相談がある場合は、地元の市区町村の保育担当の窓口で相談しましょう。
 また、子どもの発達の遅れや問題行動があるような場合には、子どものための専門機関の児童相談所に相談しましょう。

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※児童相談所・・・・現在は、子ども家庭センターです

子どもたちが、家庭でも保育施設でも幸せでありますように・・・・