kochikika ノート

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「再発防止策」について思う話など

2008-06-10 00:14:21 | 時事雑記

再発防止策を指示=秋葉原通り魔事件で福田首相(時事通信) - goo ニュース

福田康夫首相は9日午前、泉信也国家公安委員長と首相官邸で会い、東京・秋葉原で7人が死亡した通り魔事件について報告を受けた。首相は茨城県土浦市の8人殺傷事件など同様の事件が相次いだことを踏まえ「なぜこうした事件が起きるのか、社会的背景について調べるように」と述べ、再発防止策を検討するよう指示した。

月曜朝の週明けミーティングで、本部長から出た結びの言葉は「繁華街歩くときは気をつけるように」だったのだが、今回みたいなのに遭遇してしまったら、後は運次第としか言いようが無いだろうな。

前も似たようなこと書いたかもしれんが、誰でも背負ってるものや抱いてるものがあって、それと暴力のような反社会的な衝動がぶつかったとする。で、人は誰でもそれを勘案する天秤を持ってるものとする。

例えば同じ時期にあった介護に疲れての殺人という悲しい話は、天秤が何度も何度もきしんだ結果、残念な方向に傾いた様子を想像してしまう。

あるいはいまや社会的制裁が格段に重くなった痴漢の衝動なんてのは、背負ってるものや抱いてるものがどんなに重くても、対象を見た瞬間に有無を言わせず天秤が一気に悪い方向に傾くという図柄を想像してしまう。

また一部の企業や官僚の不祥事なんてのは、ある意味背負ってるものの重さに気付かず、あるいは知りつつもタカをくくって、悪い方向に自ら錘を載せていくという画を想像してしまう。

今回の件は、上記とは逆に背負ってるものや抱いてるものがみるみる小さくなってしまってバランスを崩したという感じがするのと、痴漢や金銭欲のように直接の対象がはっきりしていないこと、さらに反社会的衝動が無差別殺人というレベルにまで及んでしまったことの3点が重なったことが特異かつ最悪だったように思えてしまう。

再発防止策を考えるのなら、この3点から見なければいけないのではないのかなと。最初のは犯人の立場に立っての社会的背景も含めての原因究明、2番目のは自分が厳しいストレスを感じてしまった場合の身の処し方の話、3番目のは理解不能なので医者の領域か。

ちなみに当方は、最初のやつは一人身なので同世代よりは背負ってるものは小さいが、その分自分がかわいいのでまあ今のところはOK。
2番目のやつはどうだろう、小さいことをかなり気にして胃が痛くなるタイプではあるが、健忘症でもあるので、現在のところは中和されている。
3番目は絶対わからん。相手の家族が悲しむことを想像したらリストラさえ躊躇する。たぶん無いと思うが人事には異動させないでほしい。

 



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