コブリのひげをひっぱりながら…

ある日 上肢局所性ジストニア と診断され
 とうとう愚痴り相手の猫もいなくなった
  元小動物臨床獣医師の独り言

 ロクヨン

2017年04月15日 | 来し方 行く末

日本アカデミー賞 優秀作品賞 受賞五作品のひとつに 

「前編」 が選ばれております

そして 最優秀主演男優賞 には 佐藤浩市

わずか 7日だけの 昭和64年に起きた事件

だから ロクヨン っと・・・

BGMじゃなくて 予告編 であります



以下は 映画とは無関係であります

ワタシ個人の体験でありまして

またまた

読んで楽しい話とは ほど遠いものでありますので

どうぞ 読み飛ばして下さいますよう お願いいたします



ワタシには

小渕さんが 「新元号」 を 掲げたシーン以外に

「ロクヨン」に 特別な思いがあります

正確には わずか7日 の間の出来事ではありませんが

その 昭和が平成になった頃

ワタシは 警察庁 の 「技官」 でありました

捜査現場に出ることはない

警察庁 という 

お国の中の組織の 研究所 の 研究職

肩書きは 技官 とはいえ

一番の ぺーぺー でありますれば 

仕事と言えば 来客があれば すっ飛んでって

お茶汲み コーヒー が お役目・・・ 

ですが その日は まさにTVドラマのようで

まだ 事件の発生すら知らず 

勿論 現場からの要請も無い中

TVの昼のニュースで 概要を先に知りました

「宮崎事件」 

そう 連続幼女誘拐殺人事件 であります

二年目の若造 でしたが 

末席ながら お茶くみ以外に 携わらせて頂きました

 

鑑定物件である 「灰じん」 を 

ひろげて 目的のモノ を 探す作業

ほとんどがゴミで 



(画像は無関係)

灰の中に

たくさんの 缶ジュースの リングプルが混ざっていた光景が

今も眼に焼き付いております



DNA技術が 確立されていなかった当時

「思慮するに確たる根拠」 を探し出し

現場には 

「簡易鑑定の結果 該当者の骨であると考えるのが相当」 と 連絡

この事件は 不可解で 訳がわからず

そして ワタシの中で 消化しきれていないまま

宇宙人の弟が 法務大臣の時 執行書にサインして

国の名の下に 刑は執行 刑死させられました

今でも なーんとなく 消化できていません

それが ワタシの ロクヨン時代の記憶 



そして 今

あの時を また 思い出しました・・・



昨今は 同じマンション内でも

ランドセルを背負った ガキどもは 

コチラがかける 「こんにちは」 を 無視するよう教育されていて

「オメーらが 

  今のオメーらと 同い年の子供を持ったとき

    ニッポンは 終わるぞ!」 っと 思っていましたが

もう すでに 我々が 終わらせていたのですね

ワタシは 挨拶の声がけは 止めません



君らが 無視しても もう ソレでイイと

そうなったコトを 詫び そして 謝ります

「道徳」の名の下 

パン屋は和菓子屋に愛国心で劣る という教育が為されるなら

ソレの是非など どーでもよくて

結果は歴史が証明しているにもかかわらず

誰が考えついたんだか 知らないけれど

我々の世代が 考えたコトは確かであり

我々の世代が 終わらせていた・・・

ベトナムの そして それ以外の皆様へ

ごめんなさい






どうぞ みなさまにかなしみのない日々がありますように!

どうぞ うれしいことがたくさんありますように!

そして 毎日笑顔がありますように!






























































コメント
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