40歳までに10秒台

老いを感じ始めたおっさんが、100m10秒台を目指すブログ
10年程度ですが、陸上指導経験と自分の競技経験のお話もあり

100,110mハードルについて3

2016-11-25 23:21:46 | 陸上競技 ハードル
前回まではハードルを越える動作。
今回はハードルを越える前段階の練習。

前段階といっても、ハードルについて2に続いての練習。
2までの時点でできない部分があったら、戻って練習をしましょう。

今回はハードルを壁の手前に置きます。壁とハードルの隙間は10㎝程度
もっと近くてもいいかもしれません。その状態のハードル正面に立ち、
リード足を上げ、ハードルの上面から奥の壁をけりましょう。

けるといっても、置くと表現した方がよいかもしれません。
抜き足が接地し、リード足が壁についている状態になります。
この時、接地している足より、前側に重心があるようにしましょう。

重心は前のめりに近く、リード足の方に力が乗っている状態が作れていれば
できています。抜き足の真上に重心がある状態ですと、直立にちかい状態に
なるので、クリアランスの姿勢にはなりません。

なれてきたら、軽く勢いをつけて、前にけり出しましょう。
また、必ず正面にあしをけり出すように。足を上げる際に
リード足、接地足が内や外に向かわないこと。

他には、足を上げる際、腰が曲がらないこと。姿勢の関係上、前のめりには
なりますが、腰が極度に曲がらないように注意しましょう。
力の伝達の阻害につながります。

足をけりに行く際、抜き足側の腕を、きちんとハードルを越えるときの
状態にしましょう。ここでしっかり癖をつけておくことで、リード足と
抜き足交換時に生じるねじれの解消が、きちんと行えるようになります。

ここの段階まで上手くできるようになっていれば、実際にハードルを越えるとき
きちんとできるようになっています。できなところがあれば、すぐに戻って再度練習。

1~3の練習は、動作があまり早くないため、どこができていないか、指導する際に
指導のポイントを見つけ、伝えることが容易です。専門の知識がなくても
ポイントがわかっていれば、初心者同士でもお互いに見合えるのも強みです。

次回は実際に跳ぶ動作について述べたいと思います。