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美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

この円何の円?

2014-04-27 21:14:18 | 日記

「この線何の線?」の第二弾として、一年生のオリエンテーションで実践したちょっとした題材です。

『発想力』の育成のみを考えて、短時間で用意した一枚のプリントの題材でしたが、やってみて面白かったです。

 

生徒数の倍の枚数を用意したプリントは、授業後半で品切れに…。一枚で悩みに悩んで、制限時間を迎えてしまう生徒もいれば、一人で4,5枚でかしてしまう生徒もいました。

もともと持っている発想力が豊かな生徒は、この数十分で見つけることができました。そういった子たちの力は更に育てつつ、作品にどう生かしていけるかサポートしたいと思います。

しかし、忘れてはいけないのがようやく一枚を完成させるにとどまった生徒の存在です。この子たちをどうサポートできるのか?その生徒たちの持っているものを見極めながら、個に応じた指導を意識的に地道に続けていこう思います。

 

しかし、「この『丸』何の『丸』?」にすればよかったな…って思いました。円より丸の方が今となってはしっくり来る。細かいことですが、なんとなく感覚的にです。今度は直して取り組みます。

 

さて、実践の紹介が遅れましたが、せっかくなのでいくつか。

確認までに、元はこのようなシンプルなA4版のプリント。

 

裏に題名も書かせていましたが、この題名の付け方にもセンスがうかがえて、感心しました。…紹介できれば良かったのですが、記録しておくのを忘れてしまいました…(^_^;)

こういったちょっとしたものにも工夫した題材をつける作業は、表したいことを言語で表現することになります。つまりちょっとした『言語活動』ですね。

今後もできる限り題名設定は自力で表現させてみよう。

 

さて、本校では新入生にはポスターカラーセットを持たせています。

先週からはその使い方の指導をかねて、デザインのトレーニング中です。

今週からはまた発想力の育成に重点を置いて、中学最初の作品制作に取りかかろうと思います。

 

 

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (hakusuke)
2014-04-27 22:22:06
見立てから想像する学習。私も時折単発題材として取り入れています。発想力豊かな子どももいれば・・・ということで、私自身も課題が解決できないかなぁ?と授業構想の末に今年度取組始めたのが想作ノートです。まだ、どうなっていくのか?生徒たちはどう変容していくのか?教材として有効なのか?怖いねぇ。どうなる?あはは・・・。
最近は,全体で〇から連想されることをグループ毎に「△つ発表してくれー!」にはじまり、板書してこんなアイデアもある!と気付かせ、技能面でフォローして・・・そんな授業の展開です。アイデアマンには申し訳ないですが、「できた!」といった喜びは体感させたいものです。
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Re: (knjuke)
2014-04-28 22:36:42
もともとできる子は更に伸ばし、なかなかできない子は少しでもできるように育てる。
何の教科でも基本となる考えですよね。それがなかなか難しいのですが…。
これからも工夫させるだけではなく、こちらもどんどん工夫して、楽しみながら充実感を味わうことができる授業実践に取り組んでいきたいと思っています。
いつもコメントありがとうございます(^-^ゞ
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