危険なおじいちゃん

今日も所長夫妻の会話で笑っちゃいました

夫人は、以前から年配のパートさんで気に入らない人がいて
その人に辞めてほしい気持ちがあるみたいで、チラチラ話には出るんです
今日、所長が事務室に入ってきたら
「パートの人もそろそろどうかな？って思うのよね～」と。
何を言いたいのかはわかったのですが、聞こえないふりをしてました・・・

すると所長が
「おい、そんなパートのオバサンよりもＷさんこそ危ないぞ！」

Ｗさんという人は推定年齢８５歳（何年か前に「８２歳」と言ってたと思います）の男性で
朝６時から９時までの電話応対の仕事に来ています。
かつてはうちの職場でバリバリ働いてたのですが、年齢が来てしりぞいて、それでもまだ働く気力のある人なので所長が雇ってあげてるんです。
所長はいきなり怒鳴ったり感情的な発言をしたりと、ちょっとヤバい部分もあるんですが
どこか優しいというのか、働く気持ちのある人には必ず働く場所を与えてあげています。

Ｗさんは年齢比で考えて、とてもしっかりした人だと思うのですが、やはり危ない年齢です
以前、朝出てこないことがあって、所長が「これは大変なことになったぞ！！」と自ら出向いて
「Ｗさーん！！Ｗさーん！！」とＷさんの住居のドアをドンドン叩いたことがあったのです。
どうもＷさんは寝坊しちゃっただけだったらしいのですが
ま、いろんな心配を招いちゃったりしています。

先日も社員が朝６時に来ていないＷさんを心配して
「所長！！Ｗさんが来ていないです！！」と報告したそうで。
よく見たら、その日はＷさんは休みを入れてた様で単なる勘違いだったのですが
でも、そんな勘違いも呼ぶわけで

そんなＷさんのことについて所長が夫人と話してたのですが
「Ｗさんはこの仕事がなくなったら死ぬぞ！」（←うーん、たしかに、毎日の仕事をはりあいに生きてるかも！）

「それか、冬の朝に、慌てて出てきてスッ転んだら、それで死ぬかもしれないぞ！」（←高齢だから、寒い日の朝とか危ないかも！）

「朝、電話の前で居眠りしてると思ったら注意だぞ！死んでるかもしれないからな！」

ぐぐぐっ・・・私いつも、所長と夫人の会話に関しては極力聞こえないふりをしてるんですが
もう、堪えられないっ！！
ブーッと噴き出して「ガハハ・・・！」と爆笑してしまいました！
情景を眼に浮かべたら、もう我慢できない

所長はウケと思ったのか、さらにいろんなジョークを言ってきて、かなり笑っちゃいました

いや、笑いごとではないんですが、そういうことも笑い話になってしまうという、恐るべき職場なのですよね

しかし１日３時間であるとはいえ、毎日働いて収入を得ているＷさん！スゴイですよね！

と、感心するとともに、私が出勤したときに、Ｗさんが電話の前で居眠りしてる風だったらどうしよう
と思ってしまったｅｒｉｔａｎでした