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『流星の絆』(東野圭吾 著・講談社)

2008-11-17 20:15:42 | 
ドラマの影響で、いよいよ原作本のほうを読んでしまいました!

実は「白夜行」のドラマを見ていたときも途中で原作本(これも東野圭吾著)を読みたくなって読みました。
あのときは原作を読みながらドラマのキャストが浮かんでは来なかったのですが
今回「流星の絆」を読んでいたら、登場人物がドラマのキャストになって脳裏に浮かび
まるでドラマの続きを見ているような錯覚に陥って読んでしまっている自分に驚きました。
活字なのに、なぜ??

会話文が多かったというのもあるかもしれません。あるいは、ドラマキャストが好演だからイメージが浮かんだ?
小説の中の功一は二宮クン、泰輔は錦戸クン、静奈は戸田恵梨香ちゃん、行成は要潤!
ずべて、私の頭の中で映像化されて、とても生き生きと感じ取れました。

原作では功一は洋食屋をやってませんね。フリーター。他の登場人物の設定は原作もドラマも同一。
ドラマの詐欺シーンがなぜあんなオフザケ演出になったのかは、原作を読んで納得しました。
脚色として、悪のイメージを払拭し、3兄弟の罪を軽減する演出なんでしょうね。
ちょっと感じていた違和感も、吹っ飛びました(笑)

さて、ここからはネタバレ部分なので、知りたくない人は読まないでください(笑)

3兄弟の詐欺仕事が、静奈の恋心によって失敗・・・したかのように見えたのに
実際には、14年前の両親殺害事件の真相に迫る結果になるというところが
なんとも面白いところです。
殺害動機、アリバイ工作、そして証拠品。
解いてみれば単純なことなのですが、14年間隠し続けた犯人の悪意も良心もすべて
実に人間らしくて憎むことが出来ません。涙は出ないけど、心にスッと孤独を感じます。

幼少時に不幸に見舞われ、詐欺に手を染めながらも強い絆で結び合っているアリアケ3兄弟を思うなら、
犯人とは間逆で、もしどんなに離れていても孤独じゃないんだろうなって。
「流星の絆」っていうタイトルはまさにそのものです!いつだって心はつながっている。

人の孤独って、人との接触頻度や時間の問題じゃなくって、もっと深いところにあるんだろうなぁ。

そして私は言いたい!!行成に惚れた!!!
いやあ、まさかあんなにいい男だとはねぇ!!
最後の2ページなんて、ときめいちゃって、何度も読み返してしまいました。

ドラマで「なんで要潤があの役?」と思った(多分要潤は2枚目路線の人なので)けど
行成こそ、メチャメチャ素敵な男性だった!!

うわー、次回、ドラマで行成を見たら、ドキドキしそうです(笑)
とにかく、最後の2ページは、要潤と戸田恵梨香ちゃんで、原作のまま完璧に再現してほしい!!
最終回が楽しみです
あと、ラストシーンちょっと前の、功一の土下座も期待!!胸を打つ場面だろうなあ!!

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