彼の落書き

aikoの曲に
「彼の落書き」
というのがある。


今の私の心境はこれだ。


しかし、M男とのことは
たぶんもうすぐ終わる。
本当に。


私が諦めるのだと思う。


今のままだと
彼と過ごした楽しかった日々すらも
どんどん汚れた思い出になっていきかねない。


実はブログには書いていないことが
結構ある。


今はそれを書いている元気がないので
もう少し気持ちが落ち着いたら
書こうと思っている。


自分のためにも
他人のためにも
一生懸命になれない人間

か・・・。



やっぱり、無理だよなぁ、そんな人じゃ。

この気持ち悪さは何だ

ことの全容がまだ見えない。


私はもう
今さらM男どどうこうなれるとは
正直期待はしていない。

もう前に進まなくては
自分の人生を歩まなくては
と思っている。


新しい恋にも前向きになりつつある。


けれども
今回のこのM男とのことで
なんとも気持ちの悪い
よく見えないことばかりなのが
私の足かせになっているのは事実だ。


それが何であったのか
はっきり見えれば
私は気持ちを切り替えられるのに
それを阻もうとするものが多い。


恩師は数日前に言った。

あなたがそんなに３人で会いたいと言うのなら
私の言うことを信じてくれないのなら
W子に３人で会うつもりがあるか
聞いてみる

と。


が、何日待っても返事が来ない。


私は連絡をした。
あの話はどうなったのかと。



予想通り
恩師は言った。


「会ったとしても意味がない。
結論から言えばそうだ。
今は時間が経つのを待つしかない」


と。




どうして会わせない。



おかしいだろう。



会って話せば、すぐに解決することだ。




先生は何かを隠している。

確実に隠している。

本当のことは、きっと言っていない。



だから私たち３人を会わせることが
できないのだ。



もし本当にW子が私を心配していて
M男が嘘つきの遊び人だったとして

それならば

私たちが３人で会えば
真相が何もかも明らかになり
私もW子もM男と別れられる。


第一
そこまでM男が悪人なのならば
W子にも先生は
「これを機に別れろ」
と言うはずなのだ。


それを言えない。
そしてW子も別れようとしない。


それは先生の言うようには
M男がいい加減な悪党ではないからだ。




先生は何をしたいのだろう。

どうなることを求めているのだろう。



なんだこれ？

国選弁護人かよ？

“誰かのため”という方便

大学時代の恩師はよく

「あなたのためだから」

という、
FXのCMではないが
そういうことを私に何度も何度も言った。




けれど私は
基本的にこの世に純粋な

「あなたのためだから」

はないと思っている。


その裏に、
あなたのため以外の何かが絶対にある。

基本人間はみんな自分が１番かわいいから
しかたないことではあると思うけれど。




でもだから私は
「あなたのため」
という言葉を軽々しく使うのは
あまり好きではない。


親という字は
“木の上に立って見る”
と書くように
子供がどんなに危なっかしくても
それを黙って見守り
転んだときにだけ
子供が必要としたときには
手を差し伸べてあげればいい。

と、誰かがどこかで言っていたが
私の親は、まったくこれができない人たちであった。


「ダメだ」
「やめろ」
「無理だ」

そういった否定的な言葉を
投げつけることは多々あったが
私が失敗したときに
慰めてくれることはほとんどなかった。

まるで逆のことをする親だったのだ。



だから私は何かで失敗をするたびに
親に見離されいく思いを感じて生きてきた。

親を喜ばせたいではなく
親を見返してやりたい

何かをがんばるときには
いつもそういう思いでいた。





今回の先生の
「あなたのためだから」
の意味も、私はよく理解できていない。

M男と私では絶対にうまくいかないから
あなたが傷つかないように言っている。

そう先生は言うけれど
私とM男が最終的にうまくいかなかったとして
先生にどれだけの関係があるのか。


誰かが傷つくのは見たくない
という思いは確かにあるとは思うが

心配でも本人がやる気になっているのであれば
それを見守って
ダメになったときには支えになる

それでいいではないか。
そう思うのだが、違うんだろうか。


誰かに何かを言われたことで
自分がしたいと思った何かを諦めると
過去の経験から言わせてもらうが
だいたい

「あなたがこう言った」
「あなたがああ言った」

と、やらなかったことを
誰かのせいにして生きてしまう。


それは、とてもつもなく苦しい生き方だ。
後悔なんていうレベルではない。


私は、でき得る限り
それは避けたい。


今まで嫌というほど
その苦しみを味わって生きてきた。

親が
ああさせてくれなかった
こうさせてくれなかった
ああ言ったから
こう言っていたから
と。

自分で自分の人生に責任を持てない
という状況は
実は大変苦しいものだ。


誰かの助言で救われたこともあるが
そんなことは実際には滅多にない。

たいていの場合
自分の思ったとおりに行動しなかったことを
悔いてしまう。


間違っても
転んでも
傷だらけになっても
どんなに後で後悔しようとも

自分で選んだ道であれば
最終的には納得して前に進める。

私はそう思うのだ。



誰かのため
あなたのため

というのは、本当に扱いの難しい言葉だ。



いつか金八先生は言っていたな

「人の為」

と書くと

「偽」

という字になると。

うーむ。

ことの全容

この数ヶ月にあった出来事の
ことの全容がもうそろそろ見えてきそうだ。


いったい
どこで何が起こっているのか
起こっていたのか
真実はどこにあるのか。




先生は言った。

事実などいくらでも歪められる。
そんなことを知ったところでどうなる。

と。




でも先生、

真実は揺るがない。

真実はひとつだよ。



少なくとも、
「私にとっての真実」
それがひとつだけ、ただそれだけ見えれば
私はそれでいい。






世の中には
弱い人もたくさんたくさんいる。

もちろん私自身も強くはない。

何か悪いことが起こったとき
自分の思い通りにことが運ばないとき
誰かのせいにして
誰かを憎んで
どうにもできない自分の怒りや悲しみを
八つ当たりみたいなことをして
発散させたい

そういう気持ちになることは
いくらでもある。



でもそれは
とてもとても身勝手な生き方だ。


それは
自分の人生に
自分の生き方に
自分で責任を負っていないのと
同じことだ。

覚悟をしていないということだ。




人間は誰でもしあわせになりたい。
しあわせでいたい。

笑顔でいたい。
笑っていたい。

誰も傷つきたくなんてないし
不幸を望む人はたぶんいないだろう。



それなのに

他人の不幸を願ったり
自分が傷ついた分だけ
相手を傷つけようとしたり
理不尽さを
誰かを苦しめることで和らげたり

そういう卑怯なことをせずにいられない
そういう人間がいる。




でもそれは
自分をコントロールできない
かわいそうな人のすることだ。




“人生は理不尽で甘くない”

それを、言葉でしか理解できていないと
そういうふうに振舞ってしまう。


自分の足で立てる人間は
本当に
人生の重みと苦悩を知っている人間であれば

安易にそんな行動はとらない。





私は、後者でありたい。

どれほど惨めで情けない思いをしても
自分の中にある信念を
自分に宿る正の力を
人として生きていくという覚悟を
決してなくしたくない。


自分が傷ついた分だけ
誰かを傷つけようだなんて
そんなエネルギーの無駄遣いはしない。


傷つくことのつらさを知っているのであれば
誰かに対してそんなことを望んでは
いけないのだ。

たとえ相手が
どんな人間であったとしても。




私はいつでも自分に恥じない生き方をしたい。

私はずっと自分を嫌って生きてきたけれど
最近はそうじゃない。

やっと好きになり始めた自分に
恥じるような生き方だけは
絶対にしたくないのだ。



どんな目にあっても
笑っていられる人でありたい。

人を思いやれる人間でいたい。

報われなくてもいい。


見返りを期待しないといえば
人間なのでウソになるが（笑）


でも
最後の最後まで報われない思いでも
行動でもかまわない。


それでも、そう生きていたい。




それが私のしたい生き方だ。

そう、生きたいように生きる。




人生はそれほど悪くない。

だって
私みたいに生きている人間が
いるんだもの。

私はこの世の希望だ。



そう思うと
どんなにつらいことも
乗り越えていける気がする。


私はこの世の希望だ。

私が笑顔をなくしてしまっては
この世はどうなる。



マトリックスのネオではないが（笑）

自分がこの世の救世主だと思えば
どんな苦難も乗り越えていける。

人にやさしくできる。



救世主がたくさんたくさん
この世に生きていてくれたらいいなと思う。



そうすれば
この世の中も捨てたものではなくなるだろう。



がんばろう。

きっとひとりじゃないから、私たちは。


いや、たとえひとりだったとしても。

そこからはじまる何かがあるはずだ。

問題をややこしくしているのは誰だ

ただでさえ三角関係はややこしいというのに
そこに大学の恩師まで入っているから
話が余計にこんがらがっている。



昨夜のメールには続きがあって

「W子はあなたよりずっとM男のことを
わかっている。
W子はM男を卑怯なやつだと言っている。

私はM男とあなたが付き合っているとき
ズタズタになっているW子を見ている。

なのに
M男はW子にもあなたに対しても
反省をしていません。

M男よりW子のほうが
あなたに対して責任を感じている。

W子はあなたの未来を思って
M男を受け入れる覚悟なのだと思う。

あなたはM男のいい加減さを
本当に知らないのだ」


というメールが、あのあと来た。




いやさ、それさ

W子、M男がそんなにいい加減なやつなら
受け入れる必要性、ゼロだろ。

なんでW子がそこまで私のために
犠牲を払う必要性があんだよ。

つーか、
私も捨てるから
お前も捨てろよ。

私のためにとか
そういうきれいごとやめろよ。


先生も、言ってることがおかしくはないか？
なにより
余計なことをしゃべり過ぎでは。

私はそんなことまで聞いておらんが。


てゆーか
私がM男と別れることを何より望むんであれば
W子のことなんて憎ませとけばいいじゃん。

私が別れる理由なんてなんだっていいじゃん。

なんで
「W子はいい子だ」
みたいなフォローを入れてくるんだ。




つーか
先生経由で聞いてるから
いったい何がどーなってんのか
わかんねっつんだよ（怒）


３人で会って話せば済むことだろ。


なんでこんなまわりくどいことやってんだ。









もーめんどくせぇ。

果てしなくめんどうくせぇ。



こんな面倒くさいなら
もうM男のことは忘れるよ。

いったい何なんだよ。



なんでみんな面と向かって話さないんだ。

膝突き合わせて話せないんだ。



妊娠もしてなくて
HIV検査が終わったら
もうすっぱりきっぱり今回のことは
水に流すよ。