明日死ぬかも

あなた自身が、この世で見たいと思う変化とならなければならない。byガンジー

朱色とオレンジの違いくらい微妙だが、決定的に違ってはいけないもの

2009年07月11日 21時22分02秒 | 私の心の中のゴミ箱



今日道を歩いていて朱色っぽい梯子を見つけた。
てゆーか、梯子が店の前に立てかけられているのを見た。

オレンジによく似てるよなー、と思いながら通り過ぎ

あれ? でもオレンジと朱色って似てるよな、限りなく…。
ええ? もしかして同じ色なんじゃ…。
いや、そんなわけねーべ。でも似てるなー。

と、思った。


いや別にどーでもいいんだけどね。
それと、私が今感じてるモヤモヤ感がちょっと似ているかもなってね。


どこにでもいるんだと思うんだけど
「特別美人」というわけでもなく「スタイルがすごくいい」わけでもなく
あるいは「フェロモンたっぷり」っていうのでもなければ
「性格が死ぬほどいい」ということでもないが

なぜかすごく幸せをつかめている

という女子がいる。


友達の中にこういう子がいるんだが

なんだかわけのわからない違和感

を、毎度私は感じていた。


その違和感の正体が、なんとなく見えてきた気がする今日この頃。
そしてそれに気づいた私はなぜか落ちに落ちまくった
(ほんとになんでだろう?)



さて、その違和感の正体とやらなのだが、
彼女には幸せをちゃっかりしっかり掴む女子に欠かせないもの


自分は幸せになって当然的感覚


という、悪い意味ではまったくないんだが
こういう感覚が、普通に身についているのだ。
私はたぶんこれが違和感の正体だと思っている、今は。


もう少しわかりやすく言うとこうかな。

周囲の人間に大切にされるのが普通

っていう感覚。

友達や旦那から親切にしてもらっても
馬鹿みたいにへりくだったり、行き過ぎた感謝の念を持つことなく
それを当たり前のように受け入れてしまえる自信がある。


私などは、何かしてもらおうなら

こんな私になぜっ!?

はっ!Σヽ(゜Д゜; )ノ


その2倍、3倍のことを返さなくてはっ!

と躍起になってしまうんだが、彼女にはそういったところが全くない。
むしろ、ほとんどの場合何も返さない。

「してもらう」ことに慣れている証拠だ。

なんと羨ましい。


しかし若干「?」と思う点もあって
「言わなくていいことまで言う」というか
「自分がもし相手のために何かしたら、大小関係なく決してそのままにしない」
っていう部分が彼女にはあって、あれはなんだろうか。

非常に遠まわしに
「言う必要ないかもしれないんだけどね」みたいな感じで

「○○ちゃんが気にするかもしれないから、一応言うんだけどね、
私、○○ちゃんが~したのを、~しておいたから」

「でも、気にしなくていいからね」と、付け加えて。


恩だけはしっかり売る。


みたいな感じなんだけど…。

でも、これも先に書いた「してもらうことに慣れている感覚」
から来てるんではなかろうかと考える私。
どこでどう繋がるんかは非常に謎なところだが。
でも延長線上にある気がする、すごく。

彼女もどっか偏ったとこがあんのかなー。
まぁ人間だしなー。

この彼女、非常にいい旦那さんをつかまえ、非常に幸せに暮らしている。
まるで教科書どうり、みたいな人生を歩んできていて
私は別世界の人のように、いつも思うのだ。



しかし、なぜに私は落ち込んだのだろうか。
理由というか、感じていたものの正体がわかってスッキリしたはずなのに。
腑に落ちないわ。


もしかして幸せを掴む女子と自分のあいだに決定的な相違を感じて
それをあらためて認識したので、それで嫌になったんだろか。

だけど、胎児からやり直せますっていうんじゃない限り、
今さら私は彼女のようにも別段なりたいとすらももう思わんのだが。

ああいう資質は、もう生まれ持ったものっていうか
生まれたときからすでに刷り込まれはじめるもののように感じる。
で、そういう資質を持ってもいないのに彼女のようになろうとするのは
大変、非常に、この上なく無謀なことで。

もっとも、ああいう幸せ自体、もう私は幸せとも思えんだろうしな。


しかしいかんともし難い脱力感というか、諦めというか
ちょっとドロっとしたスライムになっちゃうんじゃないの私
ってくらいに嫌な落ち込み加減で、ヤバかった。

自分になくて、これからも絶対にそうはなれなくて
圧倒的幸せ光線を放っているように見える友人を妬んだのか。

ああ、どうしようもないな、自分よ…。
寂しい奴だな、お前は…。


って、自分に追い討ちかけてどーするよ。


でも幸せ女子に欠かせないんであろうその感覚に
なぜに私は違和感を抱くよ。

あまりにかけ離れすぎてて理解できないからだろか。


でも一点思い当たるところがあるとすれば
「自分が幸せになることが普通と思える感覚」
っていうのは、案外
「周囲の人に対しては結構がさつになれる」
っていうことのようで、それがもしかしたら引っかかるのかもしれない。

本人にはそういう意識はまったくないようだし
たぶんどっちかと言うと親切にしてると思ってると思うんだが
ときどき「そういうことするかな…」と、感じることはあるのだ。


まぁ別に、一番大事な自分と旦那のことを大切にしてりゃ
人生に問題は起こらないだろうと思うし
それで本来はいいんだと思うんだけど

私はそういう生き方、できないからな…

嫌だと思ってる人間にさえ、意味なく腰低くしちゃって
必要ないのにやたら献身的に接したり
あとで激しく腹立てたり後悔しまくってるもんな。


ありのままの自分で自分がここにいていいって
そう思えるように育たないと
やたらと周囲の人間に尽くす人間になります。

なんとかして周囲の人に自分がここにいてもいいと思ってもらわないと
非常に不安で心細いので。

幸せになったらなったで

「なんでお前みたいのが…」

と思われないように、できるだけ隠そうとするしね。
幸せにあんまりなってないほうが安心するっていうか…。

不幸でいたほうが、周りに嫌われないで済むな、みたいなね。
そういう気持ちがそこはかとなくね、湧いてくるんだよね。

「私、幸せになっちゃダメですよね…」

みたいな。

とにかく、幸せアレルギーなんだよね。
幸せオーラ出せないの、おっかなくて。


たぶん、外側だけを見たら
オレンジと朱色
くらい見分けつかないこと。

どっちも同じ女の子で、普通に見える。

でも、決定的に違う何かがあるんだよなー。
同じように見えるんだけどなー。


ああ、悲しいし切ないわ。