全国森林組合連合会より新しい冊子「森林組合」が刊行されました。
その中の森林組合Q&Aをご紹介します。
Q.森林組合ってお役所なの?
A.いいえ、共同組合です。
森林組合は行政機関ではありません。
農協や漁協、生協と同じように、森林の所有者である組合員が出資してみんなで利用する、法律(森林組合法)で定められた共同組合です。
Q.森林組合の組合員になるには?
A.森林を所有している方は、その地域の森林組合にお問い合わせを。
組合員の資格があるのは、森林の所有者だる個人や法人です。
組合に加入するには、所有している森林の地域を管轄している森林組合にお問い合わせいただき、加入手続き(書類の提出、出資金の払込など)をしてください。
なお、森林の所有者でなくても、林業を行っていたり、従事している人、また組合の施設利用者なら、准組合員として加入できます。ただし、組合ごとに所有面積などの資格要件が異なりますので、加入しようとしている組合で確認するとよいでしょう。
Q.組合員になると、どんなメリットがあるの?
A.組合員価格や補助、融資が受けられるメリットがあります。
森林組合に間伐などの森林整備を依頼した場合、手数料を低価格に設定した組合員単価が適用されます。さらに、間伐材などの原木の生産がある場合には、市場にかけられ、手数料や諸経費を差し引いた額が還元されます。まtq、国や県からの各種の補助事業や融資、制度資金の適用が受けられます。
Q.林業の現場で働きたいのですが?
A.森林組合や林業労働力確保支援センターに相談してください。
森林組合では、多くの技術者が林業の現場で活躍しています。
また、1年間の実地研修が受けられる「緑の雇用担い手対策事業」を実施している森林組合もあります。お近くの森林組合や都道府県ごとに設置されている「林業労働確保支援センター」にお問い合わせするとよいでしょう。
参考
http://www.ringyou.net/