おじさんの夏休み。その２

さて、

中華街で大騒ぎしたおじさん４人。

重慶飯店をあとに強風の中　

ほろ酔いおじさん３人。

食べ過ぎて腹をさするおじさん１人は

一路山下公園方面へ。


おおぉーーー　懐かしいーーー

山下公園だ！

昔々、付き合っていたコとさぁ・・・

などとワタクシが昔話を語るのも無視して

突き進んでいく残りのおじさん３人。


で、

アレがワタクシの目に入ってしまうのである・・・








氷川丸



嗚呼・・・　戦前の豪華客船

これが太平洋航路　アメリカ大陸まで行っていたのである。

戦時中は病院船として働き

他の徴用された船の殆どが沈められた中でも

当時３度も機雷に当たったが沈まなかったという

まさに神がかった船。



そんなコトを考えているうちに

氷川丸に早足で駆け寄り

他のおじさんに



「見よう氷川丸！」


って訴えて　おじさん４人で乗船。



何度か山下公園には来たことがあるし

氷川丸はそこに係留されているのも知っていたが

はじめて乗り込むその船内・・・



順路をたどりまずは


「一等児童室」










おおぉぉぉーーー　カッコいい！



上部の飾りのこんなモノ↓も。













はしゃぎすぎて

乗らないでって書いてあるのに

お馬にそーっと跨ったり・・・







あっ、日本郵船のおエライ人

ワタクシのあと


「オレもオレもっ！」


ってガンコさんも乗ってましたよ

ワタクシはお尻はつけず空気椅子状態だったのに

彼は本気で跨ってましたよオレよりデカイそして重い体型なのに。（笑）


悪いヤツだなぁ～　あの人は。（笑）




そのあとも




こんな素晴らしい階段があったり






ちょっと時代が合わないのかしら？と思うけれど

こんなカッチョイイ時計や






一等食堂は↓





























ＢＡＲコーナー











一等船室
























その後も船内をくまなく探検


あまりに楽しすぎて

写真を撮り忘れてます。


もうねぇ～そこの古いものが好きな皆さん

オススメですよ氷川丸。

こんな素敵なモノが大人２００円で見られますよ。


スカイツリーなんぞ観に行くより絶対イイ！





さて、

さんざ楽しんだおじさん４人組は

氷川丸の　隣にある　マリンルージュへと向かうのです。


ワタクシは思うところがあり

遠まわしに　乗らない方向へと導くのですが

その抵抗空しく　乗船することに・・・


嗚呼・・・んでは言わせてもらおうじゃないか。


「キラキラしたものを吐くぞオレ。」


船酔いすんだよオレ。


そういうワタクシに


キタロウさん大丈夫ですよ～

もう酔ってんだから。


などとお気楽な　ワタクシ以外のおじさん３人



あぁぁ～　そうかいそうかいそうなのかい。

口から鼻から

キラキラしたものが出ちゃった日にゃ責任とってもらうからな。（笑）



とりあえず

酔っていればいいんだろ？


ってことで

一杯７００円もする生ビールを・・・







で、


船は横浜港を出て行くのである。






さよなら日本

さよならオレの氷川丸・・・






乗船そして出向後　程なく悲しいアナウンスが館内に流れ・・・


「本日強風のため　横浜港を出ることができません。」




回るのか？

横浜港をぐるぐると？

この狭い横浜港を・・・


ぐるぐる回ると　キラキラしたものが出ちゃうんじゃ・・・・


なんてことはなく


結局クソ高い生ビール３杯呑んだ頃

まぁ、あの紹興酒にくらべたら・・・（笑）

９０分のクルーズは終了。



イヤ～　海風にあたりながら

生ビール最高でした！




んでもってマリンルージュ下船後

おじさん達ご一行は

あのホテルを目指すのです。




ニューグランドホテル


横浜の老舗中の老舗ホテル

あの戦時後マッカーサーが泊まったホテル。


グランドホテルの歴史




ココへ行く前から

ガンコさんが


「ナポリタンとプリンアラモードの発祥の地だよ！」


と力説する以上は

オーダーしようということになり











でも　ナゼかワタクシがナポリタンの担当に。


おい！ワシャ～腹いっぱいじゃ！

と、半分ガンコさんに押し付ける。

で、

ナポリタンと格闘する

脇のガードが甘くなった

ガンコさんの隙をついて大事に食べようとしていた

プリンアラモードの　プリンのみを

半分・・・イヤ半分以上　スプーンで食ってやりました。


「ああぁぁーーーっ！　オレのプリンがぁ！」


なんて言ってましたがお構い無しです。（笑）




こんな老舗中の老舗のクラシックホテルに

下品な田舎モノ２人

中流階級的（笑）都会派１人

実は一番上流階級だった１人

の４人のおじさん達

場の雰囲気などお構い無しに

デカイ声でバカっ話も炸裂させ。


気が付いたら

我々のテーブルの周りは誰もお客さんはじめスタッフまでいない状況に。


あはははははーーーーー　！


マッタク下品極まりない！




・・・



・・・



・・・




ニューグランドホテルのスタッフの皆様ごめんなさい。

すべてはガンコさんが悪いんです。

苦情はすべて彼へお願いいたします。（笑）







さて、

そんなこれまた大騒ぎしたニューグランドホテル

出てみますと　横浜はすっかり日が沈み夜の顔

日中のった氷川丸もライトアップされていて綺麗です。


おじさん４人

これで解散かと思ったのですが

販売部長が


「さぁ～　もう一杯行きましょう！」


なんて言い出して・・・・



またも一行は中華街を目指すのでありました。


・・・


・・・


・・・



しかし、そのお話はまた後日。







それでは皆様また明日。

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