mastery (KYORITU CLOCK 柱時計修理)

先日、柱時計を手に入れた。



それは薄汚れ、その上半分バラバラ状態。


ひと目見て・・・


嗚呼・・・呼んでるよ・・・


この柱時計が。



んで、


気付いたら連れて帰っていた。もちろんお金を払って。



それがコレ↓






前面の蓋の部分が本体から外れたあげく

乾燥しきってバラバラに。

とりあえず部品のチェックをしていくと

運針、時打ちの鍵穴のフチ飾りが無くなっている以外は

大きな欠品は無いようだ。

乾燥していた場所にあったことが良かったらしく

ムーブメントを見てみたら・・・



とてもキレイ！

普通経年でたまった埃やヤニで酷く汚れている物が多い中

ホントにキレイだ。

歯車のガタつきもほとんどない。

もしかしたらほとんど使わず掛けてあっただけかもしれない。




本体からムーブメントを外して、クリーニングそして注油。

もう一度本体（ケース）にもどしてテスト。

注油した油が効きはじめたのか

最初は動きが渋かったけれど・・・



快調快調！


あとは例のバラバラの蓋の部分を組み上げて・・・


修理完了。





数十年の眠りから目覚めた

さぁ、また時を刻んでちょうだいね。




mastery KYORITU CLOCK

協立時計工業株式会社（名古屋）

昭和２０～３０年代製造