とある骨董店主の、、

過去の独り言

細かいお仕事。(ピックアップ修理)

2009-02-25 23:59:31 | 楽器

さて、久しぶりの楽器カテの更新であります。

先日入荷した 74~5年製 Greco のベース

そいつのリアピックアップが

最初のチェックでは鳴っていた気がするのに

今日になって鳴らない 。


「あ”ぁぁぁ~~~仕事が増えちゃったよ。。。」


断線だったらOUT。

だって修理には時間とお金が掛かりすぎるし・・・

なんてブツブツ言いながらもピックガード外してテスターを当ててみると・・・

やっぱ反応無し。


でもココで諦めちゃいけない。


取り合えずボディからピックアップを外してと。

そんでもってカバーを開けると・・・・


「ラッキーーーっ!紙テープ絶縁だ!!」


この年代のギター&ベースのピックアップは

結構この紙テープが使われておりまして、

コイツが悪さするんです。

コイツの粘着部分が経年の科学変化で

ワイヤーとリード線の半田付け部分を犯しちゃうんです。

最終的にワイヤーとリード線を切っちゃうんです。

切れちゃえば音が出ないのは当たり前。


でも、てことは、

ボビンに巻かれたワイヤーの深いところでの断線じゃない可能性が充分高いので

割合カンタンに修理可能かも。




まずはその紙テープを外して状況確認。




外してみたらヤッパリ粘着部分が悪さして断線。

それがわかれば後は楽勝。

髪の毛よりも細いワイヤーを切らないよう細心の注意をしながら

古いテープのネチャネチャと格闘し新たにリード線にワイヤーを半田付けして

テスターを当ててみると・・・




OK!


そんでは周りをキチンとしたテープで巻き作業完了。




イヤ~今回は上手くいきましたね。

もし同じ症状のピックアップでお困りの方

ご自分でやっみたらいかがでしょうか?

もちろん自己責任でね。


追伸:

今回ひとつわかったことがありまして

細かい物が見えんのです。

しかもどう見ても二重に見えるし・・・

最近、ホント目が悪くなったなぁ~~~

これも老化現象てヤツかねぇ・・・・




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。