どうもお久しぶりでございます。
店主は生きております。
突然ではございますが、昨年あたりがピークだったかと思いますが
「月岡芳年」
この方の無惨絵。
まぁ、ブームの頃にその波に乗ってこのブログでも取り上げようかとも思ったのですが
なんだかねぇ、どうも奇をてらってるようで
いやらしい感じがしてね、書くのをやめていたのです。
そうこうしている内にそんなブームも去ったようで一時は熱狂的だった方々も冷めた頃。
じゃーそろそろ書こうかと。
そもそも、ワタクシが月岡芳年を知るきっかけは
今を去ること30数年前
高校生の頃、丸尾末広という方の作品を知ることになり
その中の作品に浮世絵をモチーフにしたであろうものがありまして
もともとあったモノの丸尾末広氏のパロディもしくはオマージュか?
などと思ったのがきっかけで、
その後上京し、たまたま就いた仕事が古道具骨董業界でなんだかんだと古いものを調べることが多くなり
20代前半のある日、芳年の浮世絵を見つけてしまったのですね。
「あぁこれか!」
と、コレに影響を受けていたのかと。
まぁ、実のところは高畠華宵の影響が一番大きいのはご存知のとおり。
そういえば80年代に小劇場系劇団の題材に丸尾氏の大正ロマン&エログロ的世界観を打ち出したところが多々あったような気がするが
近年とんと見かけないが彼らはどこへ行ってしまったのだろう?
そんな話はさておき、月岡芳年である。
血しぶき、血みどろ、血の海、転がる手足に頭と、
スプラッターホラーを先取りしたかのような感もありますが
やはりその構図や表現方法に目を奪われるわけです。
個人的に所有していたモノで一番だったのはコレですね。
英名二十八衆句(御所五郎蔵)
五郎蔵に斬りかかる土右衛門をシルエットにしてしまうあたりの凄さですよ。
しかも桜舞う中で。
実に痺れる。
他にも「英名二十八衆句」は数枚所有していたのですが
残念ながらすべて手元から離れてしまいました。
ワタクシは眠っているモノを世に出すのが仕事であって
コレクターにはなってはいけないので。
さて、そんな月岡芳年はじめ浮世絵木版画買取いたしております。
絵師、時代、摺り元、コンディションによりかなり差がでますが
そういえば家にあったな、、、
そんなときは是非一度ご相談くださいませ。
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