先日のことですが
骨董 古道具の出張買取で府中市にお伺いをいたしました。
銀製品 唐金の置物 大花器 などなど お譲りいただきました。
ご依頼をいただきまことにありがとうございました。
さて、
そんなお譲りいただきました中に
般若面がございました。
角はどうやら違う面のモノを当てているようで
取付ができないのですが
その裏側を見ていただきたい。
実に男らしい堂々とした鑿跡
他の作りをみても
一見して100年以上は経過した
民衆に根差した面師の作だというのはわかりました。
さて、
問題はどこの誰の作なのか?
通常 般若面は能で使うのだなぁと漠然と考えてみたのですが
これは 作りから見て
庶民的な神楽、田楽あたりではないだろうか・・・
そんなことを考えながらこの面を見ておりました。
面を一通り拝見して
本来の箱ではない何かの木箱にこの面は収められていたのですが
その箱の中を見てみますと
一片の紙切れが入っておりました。
そこには、
明治十八年
岩手県東磐井郡門崎村
千葉 善四郎 作 98才死亡
南部太神楽に使用
とありました。
これで面師は特定できましたが
きっと調べても資料は東京にいるワタクシには探し出せないでしょう。
地元岩手まで出向き調査すればよいのでしょうが。
ところで、
「南部太神楽」
これは不勉強のワタクシでも知っている
岩手県釜石市の祭り
しかしワタクシの知っている南部太神楽に
般若面は登場しない・・・はず。(不勉強)
獅子舞だった記憶しかない。(益々不勉強)
はて?
ではこれは何だろう?
南部太神楽はご存知の方もいらっしゃるでしょうから
詳しい説明は省きますが
盛岡藩お抱えの七軒丁をルーツに持つ神楽であります。
元々七軒丁神楽には般若面を使用する舞があったということなんでしょうか?
七軒丁より教わったものすべてが
現在まで伝承されていない事は
ワタクシのようなものにも想像はできますが。
う~む・・・
なんでしょうなぁ・・・
現在誠意調査中案件でございます。
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