オホーツク北見塩やきそば

北見市の豊富な食材を活用し、地元住民や観光客にも広く受け入れられる「オホーツク北見塩やきそば」を研究、開発しています。

地域資源活用セミナー

2009年02月09日 23時54分33秒 | 地域資源


2月9日(月)、北見市のホテル黒部において、北見商工会議所主催による地域資源活用セミナー「プロの目から見た商品づくりと販売戦略」が行なわれました。

このセミナーは北見商工会議所の地域力連携拠点事業の一環として、北見圏域の関係機関や事業者を対象に行なわれるものです。

地域力連携拠点というのは、全国各地域に存在する支援機関や有能な人材等をつなぎ合わせて、中小企業の経営サポートを行う機関のことで、全国に316箇所の拠点があります。北見地区では北見商工会議所が担当しています。

 

セミナー第一部は「プロ(バイヤー)の目から見た地域資源の活用と商品づくり」
~北海道物産展の事例等から見た首都圏で売れる物産・特産品の作り方~

百貨店が行なう北海道物産展のなかで年間の売り上げトップの実績を持つ池袋東武百貨店のカリスマバイヤー内田勝規さんが講師です。

同店の北海道物産展の売り上げは年間16億円。
一年間の三分の一は北海道に来ているそうです。
最近の物産展の事例を元に、どんな商品が売れるのか、またどうすれば売れるものを作れるのかをご自身が仕掛けた商品企画の実例なども交えて解説していただきました。
実績のある方の言葉は非常に説得力があります。


ものづくりのキーワードをいくつか。
・売れている商品をまず自分で買ってみる。←お客様の目線になりきる。
・自分の生活感覚で商品を作らない。
・地元で売れないものは東京でも売れない。
・洒落たものではなく、北海道に行った気分になるもの、泥臭いものでも北海道のイメージにあうものを作る。

会場には100人以上いたと思いますが、眠そうな顔をしている人はひとりもいませんでした。


セミナー第二部は「戦略的デザインの活用による販売戦略」
~ デザインを通してのブランドづくり~

講師は地域ブランド作りや多くの企業の素材開発から流通まで技術を商品化するトータルデザインを行う株式会社コボ代表取締役社長の山村真―さん。

デザインを軸にした商品開発で多くの大ヒット商品を生み出した実例から学ぶことは多く、単に色や形だけではない商品の機能を高める工夫のしかたにたくさんのヒントがありました。とくにいまは一日に400万個も売れているという、コーヒーフレッシュ(スジャータ)の開発話は面白かったです。


北海道は特に、食品の分野では味や見た目など素材の力に頼りきっているところがあると思いますが、今日の話を聞いてまた新しい展望が見えました。