岩石探訪

行って見て触れて楽しむ石との時間‥そんな日々を過ごして約1年。石は奥深く美しい!ということに気付いてしまったのでした。

黄金山神社・涌谷(宮城)2

2019-11-13 11:00:47 | 日記
涌谷探訪後編です。

前回は思わぬところで白鳥に遭遇!
その美しさに、しばし見とれてしまいましたが
せっかくなので?先へ進むことにします。

国道346号線をさらに進んでいくと、着きました「天平ろまん館」。



お腹にせかされて、さっそくお昼をいただきます。

注文したのは、これ「おぼろはっと」。初めていただきます。おいしそう!



「はっと」というのは、小麦粉に水を加えて練って作る登米地方の郷土料理。

一口サイズに薄くのばしてあるので、生姜の効いたあんかけの汁によくからまります。
つるっとしていてコシのあるワンタンの皮みたいな感じ。

おいしかった〜\(^o^)/

お腹もとっちりしたところで展示コーナーへ。

涌谷は古代の産金地ですが、
現在でも涌谷の篦岳(ののだけ)丘陵の沢では金がわずかながら採れるそうです。

金は塊であるのではなく、石英系のこんな石や



こんな石



の脈状の中にあるんだそうです。👇赤い矢印部分





ご興味のある方は、はい説明



そして、涌谷で見られるのがモチ石👇





ぜひぜひ砂金採りに挑戦してみたい!という方は↓ココで



体験できますよ👍

さてさて、神社に向かいます。



すこ〜しだけ色づいていました。





黄金山神社。天保8年(1838)建立。



文化7年に伊勢国白子の国学者・沖安海が荒廃していた当地が古代の産金地ではないかと考え、
その後の研究、復興事業につながっていったといいます。

昭和32年の発掘調査で、社殿後方から基壇跡と根石群、神社の東斜面から古代の瓦や土器が多数発見、
また瓦の中には「天平」と書かれたものがあり、
模様が陸奥国国分寺や多賀城の瓦と酷似しているなどから研究が深まり、
昭和42年に国史跡に指定されました。



とんぼ。秋ですね〜



どんぐりも。



神社のまわり。あまり石が見えるところはなかったんですが





砂金は採れるか!?





きれいな石はいっぱいありました。

さて、ボチボチかえりましょか〜



金の鳥居。ちと、コテコテすぎやしませんか笑

ちなみに鳥居前の国道346号線は旧佐沼街道。
江戸時代初期に整備され、現在の栗原、登米両市を結ぶ基幹道路として重要な役割を果たしました。

行きとは違ったルートで帰路につくと



なんと、帰りにも遭遇してしまいました!
白鳥に始まり白鳥に終わるの巻。よきかなよきかな。



※手前の山並みは左から松倉山、少し後ろに撫倉山、手前の三角のが大倉山、後ろに隠れて山頂だけがわずかに見える蜂倉山、鎌倉山、三角形の遂倉山。








※追記部分

あとから、この山々が七ツ森だと知りました。
七ツ森は上記の六つの山々に加え、写真では見にくいのですが、
遂倉山の右に232mの「たがら森」があり、この七つの山が七ツ森と呼ばれていました。
それぞれの山頂に薬師如来が祀られており、
(現在はあとから加えられた笹倉山に合祀。たがら森は七ツ森からはずされています)
七仏薬師信仰を伝えています。








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