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武漢熱・死亡5名・台湾を救った2名の優秀な部下

2020-04-15 13:07:48 | 政治・経済・社会


死亡者5人 台湾が「新型コロナウィルス」対策に成功した4つの理由
【澁谷司──中国包囲網の現在地】
2020.04.14
https://the-liberty.com/article.php?item_id=17030

台湾は、中国とWHOとの距離が功を奏した
蔡政権には、優秀なIT担当大臣と厚生大臣がいる
台湾は「一帯一路」と無縁だったことも幸い

周知の如く、我が国は4月、習近平・中国国家主席の訪日を控えていた。そのため安倍晋三首相は、武漢ウィルスである「新型コロナウィルス」(以下、新型コロナ)が問題化しても、中国人観光客をシャットアウトできなかった。3月5日になってようやく、日中間の合意により、習主席の訪日が延期となり、安倍首相は中国人の受け入れを拒否したのである。
小池百合子・東京都知事は、今夏に東京五輪があったため、都民に対し自粛要請をしなかった。ところが24日に、五輪の1年延期が決定した後、急に、外出を控えるよう要請し始めた。
以上のように、日本の対応には様々な疑問符が付く。

中国人の渡台をあっさりストップ
我が国に比べて、台湾政府の対策は目を見張るものだ。死亡者は5人に抑えられている。なぜ台湾は、新型コロナ対策に成功したのだろうか。

第1の理由は、民進党の蔡英文政権は、馬英九政権時代(2008年~16年)とは異なり、習近平政権に鋭く"対峙"していた。「独立派」と目される民進党は、中国共産党の提唱する「一国両制」(1国家、2制度)での「中台統一」をほとんど考えていない。
また1月11日、総統選挙・立法委員選挙で、民進党は勝利した。有権者が、政治的に中国大陸と距離を置く選択をしている。そのため台湾政府は、中国の武漢で新型コロナが発症すると、すぐさま中国人の渡台を厳しく制限した。これが結果的に良かった。


WHOの判断ミスに引きずられなかった
第2は、台湾が世界保健機関(WHO)に加盟していないことだ。これもある意味で幸いした。中国共産党の反対で、今なお台湾はオブザーバーですら参加できない。だからこそ蔡政権は素早い動きが取れた。皮肉である。 
中国への"忖度"が止まないテドロス事務局長ですら、新型コロナに対して「行動すべき時期は実際、1カ月余りまたは2カ月前だった」と告白している。台湾はこの判断ミスに引きずられなかった。

実は、2002年から03年に東アジアで流行したSARS(サーズ)が蔓延した際、台湾では73人が犠牲になった。今回、この苦い経験が活かされている。そのため台湾は2018年夏、中国遼寧省で発症した「アフリカ豚コレラ」(ASF)の時にも、見事に感染をシャットアウトしている。


優秀な大臣がいた
第3は、蔡政権の2人の優秀な大臣の存在だ。 
1人目となる唐鳳・IT担当大臣は、薬局におけるマスクの在庫状況が一目でわかるアプリを導入した。また、早くからマスクの記名購入制度を導入している。

もう1人の陳時中・衛生福利部大臣(厚生労働省に相当)は、新型コロナに関して、毎日丁寧な説明を心掛けている。また、記者の質問がなくなるまで会見を行っている。 
今年3月26日に発表されたTVBSの世論調査では、陳時中への支持率(正確には満足度)は91%に上った。そこで蔡総統は、60%という高い支持率(同)を得ている。


「一帯一路」と無縁だった
第4は、台湾は習政権の「一帯一路」と"無縁"だったことだ。

EUの中では、中国の一帯一路に深く関わったイタリアとスペインが悲惨な状況に陥っている。中東では、中国との関係が密接なイランが大変な事態となっている。換言すれば、新型コロナが一帯一路を通じて運ばれたとも言えよう。

一方、我が国にも、習政権が推し進める一帯一路の礼賛者がいる。中国共産党の政策が、相手国との「ウィン・ウィン」となる経済関係だけにとどまれば何の問題はない。ところが、北京政府の真の狙いは世界的な軍事覇権である。 
アメリカの「パクス・アメリカーナ」(アメリカによる平和)に代わり、「パクス・シニカ」(中国による"平和")を打ち立てる戦略の下、一帯一路が遂行されている。日本の一帯一路礼賛者は、その事に目をつむって経済的利益しか見ていない。 
このようなバランスを欠いた視点が、感染拡大を招いた面があるのではないか。

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ザ・リバティ・ウェブより
【これだけ知っトクNews(4月9日版)】
2020.04.09 https://the-liberty.com/

(2) テドロス氏、「台湾から差別的攻撃された」と発言し抗議される
中国が武漢の封鎖解除 【これだけ知っトクNews(4月9日版)】より
2020.04.09
《ニュース》
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「台湾から差別的な個人攻撃を受けている」とあえて発言したことについて、台湾外交部、蔡英文総統が抗議しました。

《詳細》
テドロス氏は8日に開かれた記者会見において、人種差別を含む中傷を受けており、そこに台湾外交部が関与しているという主旨の発言をしました。
それに対し台湾外交部は9日、「でたらめな主張」と抗議し、蔡総統も自身のフェイスブックにて「強い抗議」を表明。台湾がWHOに入れないことを念頭に、自国が「差別」を受けていることを強調しました。

《どう見るか》
台湾は、WHOの姿勢に問題があることを浮かび上がらせる"リトマス試験紙"のような存在になっています。 
中国の影響が強いWHOに、台湾は加盟できていません。そのため、WHOの知見に頼ることなく、独自の防疫体制を取らざるを得ませんでした。

同国は、WHOが「中国からの渡航制限」に反対している時から、入域禁止を決めます。また、WHOが当初、「人から人への感染はない」という見解を発信している段階で、「人から人に感染する」という前提で動いていました。

その結果、感染者はわずか数百人、死者は5人という、圧倒的な少なさを誇ります。WHOに従った国々が大惨事になっているのとは、対照的です。

今回のように、WHOが言いがかりのようにも見える台湾批判を行うことも、「中国寄り」であることを自ら示しているようなものです。

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NHKニュースウェブより
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200411/k10012382351000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
台湾 12月末にWHOに送った文書公表“武漢で非定型肺炎” 
2020年4月11日 22時33分新型コロナウイルス 
新型コロナウイルスへのWHO=世界保健機関の初期対応をめぐり、台湾当局は、去年12月にWHOに送った文書を公表し、中国でヒトからヒトへの感染が疑われる事案が起きていると警告していたと強調しました。
WHOの対応を批判するアメリカに歩調をあわせた形です。
アメリカ国務省は10日、WHOについて「台湾から早期に受けた通知を国際社会に示さなかった。公衆衛生より政治を優先した」などと批判しましたが、AFP通信の取材に対しWHOは「台湾からの通知にヒトからヒトへの感染について言及はなかった」と否定しました。

これについて台湾当局は11日、WHOに対して去年12月末に送った通知の全文を公表しました。

文書には「中国の武漢で非定型の肺炎が少なくとも7例出ていると報道されている。現地当局はSARSとはみられないとしているが、患者は隔離治療を受けている」などと書かれています。

台湾の陳時中衛生福利部長は会見で「隔離治療がどのような状況で必要となるかは公共衛生の専門家や医師であれば誰でもわかる。これを警告と呼ばず、何を警告と呼ぶのか」と述べ、文書はヒトからヒトへの感染が疑われる事案が起きていると警告していたと強調しました。

台湾は、WHOの対応は中国寄りだと批判するアメリカのトランプ政権に歩調をあわせた形です。

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