米ミネソタ州ミネアポリスで起きた橋崩落事故は、米国の老朽化した橋に対する安全対策の遅れを浮き彫りにした。米連邦道路庁によると、都市部の「欠陥橋」は30%にのぼるという。 欠陥の内訳は「構造物の劣化」と、橋の設計構造自体が現在の安全基準を満たしていない「機能の旧式化」の2種類に分けられる。農村部では「劣化」、都市部では「旧式化」が問題だ。都市部の大規模な橋が、設計当時と比べての交通量の急増に対応できず、架け替える余裕もないまま放置されていると云う。今回崩落した橋も40年以上前に設計.工事がされたという。 【公共事業費の削減】国も地方自治体も、財政の健全化に努めてきた。その時、やり玉に上がるのが公共工事である。その結果、公共工事費を何%削減するという報道記事は、後を絶たない。報道に接した人々はお役所にも、正義の味方がいて税金のムダ使いに歯止めがかかったと喜び、何だか自分が得した気分になる。千葉県の18年決算では、初めて民生費が土木費を抜い
た。その結果として、県民の社会保障費の負担も増大している。 県内でも「危険な橋梁」の一つが銚子大橋で(いつ崩落するか心配だ)元県幹部職員の話。確かに橋の鉄骨部分は、腐蝕が著しく素人目にも危険を感じる箇所ある。大惨事引き起こした米国では、橋の3割にも欠陥があるという。日本国内でも同程度の、欠陥が有るのではないか?疑わずにはいられない。 ミネアポリスの橋崩落事故を他国のこと、対岸の火事とせず、教訓とすべきである。 「公共工事は悪である」という論理の先に、「衰亡への喝采」を喜ぶ国民の姿があり、それを利用して予算を減額していると、県民生活上の安全を放棄することになる。現在の車社会では、道路と橋の安全性の確保は、最優先されるべきである。
た。その結果として、県民の社会保障費の負担も増大している。 県内でも「危険な橋梁」の一つが銚子大橋で(いつ崩落するか心配だ)元県幹部職員の話。確かに橋の鉄骨部分は、腐蝕が著しく素人目にも危険を感じる箇所ある。大惨事引き起こした米国では、橋の3割にも欠陥があるという。日本国内でも同程度の、欠陥が有るのではないか?疑わずにはいられない。 ミネアポリスの橋崩落事故を他国のこと、対岸の火事とせず、教訓とすべきである。 「公共工事は悪である」という論理の先に、「衰亡への喝采」を喜ぶ国民の姿があり、それを利用して予算を減額していると、県民生活上の安全を放棄することになる。現在の車社会では、道路と橋の安全性の確保は、最優先されるべきである。