伊藤和男 ブログ

千葉県議会議員(香取市選挙区)伊藤和男です。

道路財源の流用を許すな!

2008年02月06日 03時35分45秒 | Weblog
国会は、道路特定財源の暫定税率の延長問題で緊迫している。民主党が今国会を「ガソリン国会」と名付け、この問題を最大の争点としているからだ。与党は、つなぎ法案を委員会で採択したが、河野.江田両議長の調整で本会議への提出を取り下げた。他方民主党などは「暫定税率廃止」を主張しているが「ガソリン1リットル当たり25円値下げ」を主張する民主党案に当然のことながら国民の支持は高い。暫定税率の廃止は約2.6兆円の財源不足を生じる。それによる地方自治体の減収は1.6兆円になる。その結果、全国の自治体が受けるダメージは大きい。三位一体改革が進んでいる中で「破壊的影響を受ける」(宇井成一.香取市長)といった悲鳴が 全国的に広がっている。道路特定財源は、新規道路建設だけに使われているわけではない。補修工事や歩道.通学道路の整備に充てられる。地元、香取市をみると、平成18年度の暫定税率による税収は約9.5億円になる。これが減収になれば、生活関連道路を含め地域づくりは大打撃被ると県内首長は、存続を強く要望している。全国の地方自治体も「借金の返済や道路整備ができなくなり福祉などに影響が出る」と必死だという。【間違いなく引き続き必要だが】暫定税率は、もともとオイルショック時の1974年に石油の消費抑制、省エネ目的に導入された。「暫定」といいながら30年以上続くのは確かにおかしい話だ。しかし現在は国も自治体も街づくりなどに、この税収は不可欠なのだ。原油価格の異常な高騰、地球温暖化対策などを考えると、国際的に安い日本のガソリン価格をさらに下げるのは、世界の大勢に逆行しているとの意見もある。ただ問題は、この財源が過去目的通り適切に使われていたかどうかだ。ムダな道路の建設のみならず職員のレクレーション費や職員住宅建設に使われた事例も出てきた。【国交省は猛省を】 国交省は当初「福利厚生目的だから問題なし」としていたが、国民の理解が得られないとなると態度を一変、レクリェーションには今後一切使わないとした。当然のことだ!。暫定税率が引き続き必要であることは自体は間違いない。しかし、福利厚生などへの目的外流用は言語道断で絶対に許せない。納税者に、理解と賛同が得られる事業であるか?常に検証すべきだ。国交省には猛省を促し、信頼回復に努めるべきである。

3 コメント

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国技館は丸の内に移転したの? (高塚鉄之助)
2008-02-06 11:51:56
ガソリン、暫定税率の延長とか廃止の議論を、日曜討論とか参議院での議論を聴いているが、確かに安くなることは良いと思う。しかし香取市のように財源が無い市はどうするんだ。民主党さんの言う事は分らなくも無いが、本音の質問をしてくれ、政権をとりたいだけでは、国民は納得しないよ。モット喧嘩腰の質問でなくて、知事さんとか、市町村長さんの状況を聞いてください。
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Unknown (高橋武男)
2008-02-06 21:37:44
100回目のブログおめでとうございます。どこまで続くのかといらぬ心配をしていた私がお詫び申し上げます。そして常に地域住民の立場にたち汗をながし活躍している伊藤県議に敬意を表します。継続は力なり・・ブログによる活動報告、時に応じた県議の主観等々大変勉強にもなり、勇気づけられます。これからの活躍と益々の友情をよろしくお願いいたします。
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Unknown (鈴木忠治)
2008-02-13 11:05:26
なにをもって道路整備は終わったとするのか。なにをもって社会資本整備がおわったというのか。定性的でなく,定量的に議論しないていけない。
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